夏はルパンのTVSPが観たくなる……勿論リコリコも
そうなるとthe thirdシリーズも観たくなってくる
シリアス一色なリコリコはどんな感じになるのかな〜と……
さてさて、それでは本編どうぞ!!
〜教会〜
たきな(はっ……!? ここは……!!)
目を覚ましたたきなは、自分の両手足が金具で拘束されているのに気がついた
目の前には、細身な男が立っている
しかしこの男は、車から撃ってきた男とは別人だった
たきな「今すぐ私を解放しなさい!!」
?「なら、俺の質問に答えてもらおう。」
男は、一枚の写真をたきなに見せる
その写真に写っていたのは、同じセカンドリコリスの蛇ノ目エリカだった
?「この少女について教えろ、お前もリコリスなんだろう?」
たきな「教えません、私を解放してください。」
?「そうか。」
男は立ち上がると、手元にある機械を作動させた
その機械がどんな機械なのか、たきなは知ることとなる……
たきな「っ〜……!?」
?「どうだ? ビリビリ感じるだろ?」
たきな「くっ……! っ〜……!!」
たきなはしばらく電気刺激を受けていたが、そのスイッチは男の手によって止められた
そして男は、ある人物に電話をかける
?「ニクス、そっちはどうだ?」
ニクス?「順調に追い詰めている、もう少しだ。」
男が電話をかけていたのは、ニクスという名の人物だった
?「さて、お前の相棒もあと少しでここに来るな。」
たきな「狙いは何ですか!?」
?「俺はこの小娘のことが知りたいだけだ、教えてくれたら直ぐにでも解放しよう。」
たきな「それは出来ない相談ですね。」
?「それなら、ビリビリの餌食にしてやるまでさ……!」
たきな「くっ……!」
男のたきなへの拷問は、まだまだ続くのであった……
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千束(この先を抜ければ……!)
一方、千束は地下水道の中を走り続けていた
かなり複雑に入り組んでいる為、見つけ出されるのは困難かに思われたのだが……
?「フッ。」
千束「ま、また〜!? 何で先回りできるの〜!?」
何故か男は、毎回千束が逃げた先に待ち構えている
それに疑問を感じながらも、千束は逃げ続ける
しかし……!
千束「あなた、予知能力でも持ってるの!?」
?「大人しく捕まってもらおうか。」
千束「っ……!!(あ、それは非殺傷弾じゃなくて……)」
千束は男目掛けて発砲したが、間違って音響弾を装填してしまったため不発に終わってしまった
?「くっ……!!」
千束「あれ……?」
男は耳を押さえながら、険しい表情をしている
千束は何かに気が付きながらも、再び地下水道を逃げ出す
?「逃げられたか……ターゲットを捕捉、任務成功率100%。」
そして、男は再び動き出した
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?「ここか……」
男がやって来たのは、とあるアーケードの一角
そこにあるマンホールの上で、男は秒読みを始める
?「5、4、3、2、1、これで終わりだ。」
しかし、時間になっても千束は現れない
疑問に思いながらマンホールの蓋を開けて中を確認するが、やはり姿は無い
再び男は目を閉じると、千束の姿を捉えた
?「……誤差の範囲内だ、必ず仕留める。」
男は車に戻り、地下水道へ逃げた千束の行方を追うのだった
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千束「あの覆面が来てないってことは逃げ切れたのかな……?」
千束が居たのは、とある地下デパート
人通りも多く行方をくらますこともできるが、万が一男が無差別に市民を攻撃してしまったら話は別である為、ここへ逃げ込んだのだ
千束「クルミ、たきなのスマホの発信は?」
クルミ【あった、そのデパートの側の廃屋の中だ。】
千束「了解! 待っててよ〜、たきな。」
実は男から逃げている間に、千束はクルミと連絡を取っており、たきなのスマホから監禁場所を特定するよう指示していたのだ
そしてクルミは、直ぐに発信元を特定した
千束「廃屋廃屋……あ、ここかな?」
千束が足を踏み入れた瞬間、銃弾が壁にめり込んだのが見えた
発砲したのは、もう一人の仲間の男だ
おまけに消音器を付けているため、音が聞こえない
そして近くに落ちていた薬莢を見て、千束はあることに気づく
千束「あなた、さっきの覆面の人とは別人だね? たきなを返してよ。」
?「どうやらニクスはしくじったようだな、この勝負預けるぜ!」
千束「わっ、ちょっ!?」
仲間の男は煙玉を投げつけ、そのまま姿を消してしまった
ちなみに毒ガスなどではない目眩し用のガスなので、千束とたきなも無事である
千束「たきな、大丈夫?」
たきな「すみません、ニクスに捕えられてしまって……」
千束「ニクスってのは、あのどこまでも追いかけて来る覆面の人?」
たきな「よく彼から逃げ切れましたね……」
その時、廃屋の扉を開ける音がした
千束「おぉ〜、ニクスさんのお出ましだ〜。」
ニクス「何故だ!? 何故私の追跡から逃れることができた!?」
千束「私たち、あなたと同じ能力を持った人と戦ったことがあるんですよ〜、エコーロケーション使ったんでしょ?」
ニクス「くっ……!」
たきな「エコーロケーション……真島ですか!?」
そう、真島の持っていた能力である、音の反響で相手の位置を把握するエコーロケーション
千束が地下水道で誤って音響弾を発射した際に、ニクスのしかめた表情になんとなく見覚えがあり、気づくことができたのである
あとの対処はシンプルで、ニクスが地下水道から抜け出すタイミングを見計らって引き返したというわけだ
ニクス「私の能力を一つ見破ったぐらいで、勝った気でいるのか?」
千束「まぁでも、これで私たち逃げられなくなっちゃったよね。」
ニクス「命拾いしたいのなら、私の要求を呑んでもらおう。」
たきな「何ですか……?」
ニクス「ブリジットをこちらへ渡してもらおう。」
千束「ブリジットさんの命を狙った人に? そんなの出来るわけ……」
ニクス「命を狙ったのはそっちだろう!? とぼけるな!!」
淡々と話していたニクスは、覆面越しに怒りを露わにして二人に銃を向ける
千束「命を狙った? 私たちはただブリジットさんの東京観光の案内をしてただけで……」
ニクス「なんだと……? デタラメを抜かすな!!」
千束「だったら……はい。」
ニクス「これは……?」
千束が見せたのは、ブリジットがショッピングを楽しんでいる写真
あの後、ミズキが倉庫からブリジットを救出し、予定通り東京観光を楽しんでいるのを写したものである
ニクス「じゃあ、ブリジットは無事なのか……?」
千束「そういうこと、これは私たち、一杯食わされたみたいだね。」
たきな「もう一人の男ですか……」
そう、ニクスともう一人、リコリスを狙っていた男
その男が全てを知る真犯人だと、千束は考えた
千束「とりあえずたきなを助けなきゃ、しかしよくできてるね〜、この鋼鉄の手錠。」
たきな「すみません……」
千束「ニクスさんでしたっけ? どうしてそんなにブリジットさんにこだわるんですか?」
ニクス「ブリジットは……私の娘なんだ。」
千束「そうなんだ〜……えっ、娘〜!?」
たきな「ブリジットさんが!?」
ニクス「あぁ、そうだ。」
千束「……とりあえず、先生に迎えに来てもらいましょうか。」
ニクスは覆面を外しながら、衝撃の事実を口にした
そしてミカには、迎えの車に来てもらうよう連絡しておく千束なのだった
はい、ということで覆面の正体はルパン三世PART4に登場したニクスでした
もう1人仲間が居たようですが、はたしてその男の正体とは……?
次回もお楽しみに!!