7月から放送されている負けヒロインが多すぎる!というアニメを観ていたのですが、先日放送された3話にたきなの中の人だけでなく、千束の中の人も出演されてましたね
キャラクターデザインもリコリコと同じ方だし、実は世界観を共有してたりして……?なんて思い始めた作者です
さて、本編をどうぞ!!
〜DA本部、医務室〜
?「先輩……!」
?「エリカ、大丈夫か!?」
?「病室だから、声は抑えてね。」
エリカ「あれ……ここ……」
エリカは薄い意識の中で目を開けた
目の前には同期のフキとその相棒のサクラ、そして医務の山岸先生が居た
エリカ「あっ! ヒバナは……! うぅっ〜……!」
エリカを激しい頭痛が襲う
頭を殴られた時の傷が、まだ痛むのだ
山岸「傷は軽かったけど、念の為一週間ぐらいは様子を見なさいね? 包帯も巻いておいたから。」
エリカ「ありがとうございます……」
しかし、エリカの心は一向に晴れなかった
何故なら、相棒のヒバナの行方が分からなくなっていたからだ
エリカ「私のせいで……ヒバナは……!」
フキ「エリカ一人のせいじゃない、私たちだって直ぐに駆けつけていれば……」
エリカ「ごめん……」
サクラ「先輩……」
フキ「サクラ、今はそっとしておこう。」
フキはエリカのことを思い、医務室からサクラと一緒に出ていった
山岸も用事があり、今はエリカ一人だけが残されている
エリカ「ヒバナ……私っ……!!」
エリカは、誰一人居ない病室で泣いた
自分の無力さを嘆き、仲間たちへの申し訳なさで涙が止まらないエリカなのであった
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ヒバナ「はっ……!?」
ジョン「目を覚ましたようだな、リコリス。」
ヒバナが目を開けると、目の前にはジョンと複数人の部下らしき人物
そして、自分の左腕に包帯が巻かれているのに気がついた
ヒバナ「これは……?」
ジョン「俺は別にお前の命が欲しいわけじゃない、麻酔弾だが一応治療もしてやった、文句はあるか?」
ヒバナ「何故、私を攫ったんだ!?」
ジョン「狙いはただ一つ、蛇ノ目エリカをこちらに渡しい。」
ヒバナ「エリカを……?」
ジョン「久々に見つけた上物だ、俺の剥製コレクションに追加しておきたい。」
ジョンは海外のアジトに何人もの剥製の蝋人形を所有している
いずれも、自らの手で殺めた女性たちばかりだ
ジョン「安心しろ、お前はコレクションに加えないからよ。」
ヒバナ「じゃあ、私を早く解放しろ。」
ジョン「蛇ノ目エリカを連れてきてくれるか?」
ヒバナ「断る!」
ジョン「……強行作戦しかないみたいだな。」
ヒバナ「ど、どこへ連れていく気だ!?」
ジョン「最高にエキサイティングな場所さ!」
ヒバナ「何を……ぐっ……!」
ジョンの部下はヒバナを気絶させ、車に押し込んだ
そしてジョンのいうエキサイティングな場所へと、車は移動し始めるのだった
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〜DA本部、射撃場〜
エリカ(駄目……全然当たらない……!)
エリカは焦っていた
いくら射撃の練習をしても、全く狙いが定まらない
そしてその度に涙が溢れ、更に狙いが定まらなくなる
そんな負の連鎖が続いていた
エリカ「どうすればいいの、私……」
ルパン「悩んでんのか?」
姿を現したのは、次元ではなくルパンだった
エリカはルパンと直接会うのは初めてだったので、最初は誰だか分からなかった
エリカ「あなたは……ルパン三世ですか?」
ルパン「あぁ、俺がルパン三世だ、次元から伝言を預かってる。」
エリカ「伝言……?」
ルパン「お前さんの相棒を信じろ……ってな。」
エリカ「相棒……」
相棒と言われ、エリカはヒバナのことを思い浮かべたが、それだけの意味合いではないニュアンスで聞こえた
そう、自らが使う銃……グロック21である
ルパン「俺から一言アドバイスするなら銃ってのは優しく扱うこと、そして銃を向け己の力を込めて引き金を引く……それだけさ。」
エリカ「あ……ありがとうございます!」
ルパン「……あいつにも伝えておくよ。」
ルパンはそう告げると、DAを後にしていくのだった
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〜喫茶リコリコ〜
ミカ「……あの娘が心配か?」
次元「何のことだ?」
次元は平然を装うが、ミカにはバレバレだった
千束を想う自分の姿と重なったように見えたからである
千束「次元さんって、意外と義理堅いところあるよね。」
次元「義理堅いのは相棒にだけだよ。」
千束「も〜! 照れちゃって〜!」
少しツンツンしている次元をからかうが、千束も内心、たきなも義理堅いよなと思ったのはここだけの話
その時、リコリコの電話が鳴った
ミカ「はい喫茶リコリコ、あぁ楠木か……分かった、直ぐに千束たちを向かわせる。」
千束「先生、司令から?」
ミカ「あぁ、都内の電車がテロリストにジャックされたらしい、乗客と……リコリスが人質になってるらしい、直ぐ向かってくれ。」
千束「あれ? そういえばたきなは?」
ミカ「ミズキと買い出しに出てる、たきなには私から連絡しておく。」
次元「……千束、ちょっといいか?」
千束「……?」
現場へと向かおうとする千束を次元は呼び止める
そして、ある話を打ち明けるのだった
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〜ガソリンスタンド〜
たきな「はい、分かりました!」
ミズキ「また事件?」
たきな「そのようです。」
たきなたちはミズキの車の点検をすべく、ガソリンスタンドに来ていた
しかし、来たばかりのたきなたちの車はまだまだ時間がかかりそうだっだ
そんな中、一台のクラシックカーがやってくる
「いらっしゃいませ〜!」
ルパン「よ〜、少し洗車を頼みたいんだけどよ〜。」
偶然にも、ガソリンスタンドにやって来たのはルパンだった
ルパンは今でもクラシックカーを好み、こうして定期的にメンテナンスをしているのだ
それを見かねたたきなは、ルパンの車の助手席に飛び乗る
ルパン「た、たきな!? 何でここに!?」
たきな「説明は後です! 早く車を出してください!!」
ルパン「は、はぁ〜!?」
たきな「緊急なんです!!」
ルパン「……訳ありみたいだな、行くぜ!!」
ミズキ「たきな、ちょっと待て〜!!」
ミズキの制止も聞かず、ルパンはアクセル全開でガソリンスタンドを飛び出した
たきな「ルパンさん、この車は何て言うんですか?」
ルパン「フィアット500さ、俺の愛車の一台だよ。」
たきな「クラシックカー好きなんですね。」
ルパン「まぁな、ところで何処まで走ればいいんだ、お姫様?」
たきな「私はお姫様じゃないですけど……電車がテロリストによってジャックされたんです、それを止めるよう司令からの命令です。」
ルパン「テロリスト……?」
DAからはテロリストと情報が流れていたが、ルパンは少しだけ違和感を感じた
そしてそのテロリストは間違いなくあの男だと確信し、車は猛スピードで列車を止めに走るのだった
先に告知しますが、本章は後2話で完結になります
果たしてその結末は……!?
次回に続きます!!