彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 1日遅れですが、たきなお誕生日おめでとう!

 今回はイメージBGM入れまくってます笑

 両作品とも素晴らしい音楽家の方がいらっしゃり、主題歌だけでなく劇伴もかなり聞き込みました

 さて、本編をどうぞ!!







鳴り響く銃声

イメージBGM

偵察

睦月周平

(リコリス・リコイル、オリジナルサウンドトラック1より)

 

 

 

 〜電車内〜

 

 

 

 

フキ「こちらアルファ1、配置につきました。」

 

楠木【分かった、奴らは必ず動く、十分注意しろ。】

 

 

 

 ジャックされた電車内には、フキの率いるアルファ1が既に潜入していた

 

 勿論その中にはエリカも居る

 

 

 

フキ「サクラ、後部車両に乗客を避難させてくれ。」

 

サクラ「それならご心配なく! もう全員避難させてあるっス!」

 

フキ「よし、ターゲットは先頭車両に乗車しているはずだ、行くぞ。」

 

 

 

 フキは仲間のサードリコリスを後部車両の護衛にあたらせ、残りのセカンドリコリスと共に先頭車両を目指している

 

 一方、先頭車両の方ではというと……

 

 

 

ジョン(おかしいな、何故誰もやって来ないんだ……?)

 

 

 

 この先頭車両に乗っているのは、ジョンとその部下たちだけだ

 

 明らかに異様な空間をよそに、駅員が入ってくる

 

 

 

「すみません、切符の確認を。」

 

ジョン「お前、何者だ?」

 

 

 

 ジョンは拳銃を駅員に向ける

 

 その時、一発の銃声と共にジョンの部下が倒れた

 

 

 

ジョン「くそっ!!」

 

 

 

 ジョンは直ぐに戦闘態勢を取ると、席の後方へ移動する

 

 既に彼の部下は何人も被弾しており、サイレンサー付きの銃で攻撃されたことが理解できた

 

 

 

ジョン「リコリスか、こんなに早く来るとはな……」

 

 

 

 ジョンは部下に持たせていたスーツケースを開く

 

 中には、両手を縛られて拘束されたヒバナの姿があった

 

 

 

ジョン「蛇ノ目エリカ! 居るんだろ!? 出てこい!!」

 

サクラ「先輩〜……」

 

フキ「撃つな、ここはエリカに任せよう。」

 

ジョン「聞こえなかったのかぁ!? 出てこいって言ってるんだよ!!」

 

 

 

 ジョンは声を荒げ、身動きの取れないヒバナに銃を向ける

 

 そして身を隠していたエリカはゆっくりと立ち上がった

 

 

 

ジョン「やっと来てくれたか、待ってたぜ。」

 

エリカ「あなたの好きにはさせない!!」

 

 

 

 エリカはジョンの目の前まで来ると、銃を構える

 

 

 

ジョン「撃ちたければ撃てよ、相棒の命は保証できないがな。」

 

部下「アニキ、車が!」

 

 

 

 ジョンの部下が、電車の外から見えるある物を指差す

 

 それは、クリーム色のクラシックカーであった

 

 

 

____________________

イメージBGM

BUONO!! BUONO!!

大野雄二

(ルパン三世 PART Ⅳ オリジナルサウンドトラックより)

 

 

 

 

たきな「あれです!!」

 

ルパン「もう役者は揃ってるみたいだな〜!」

 

部下「どうします!?」

 

ジョン「部外者は邪魔だ、消せ。」

 

 

 

 ジョンは無線機で手下に命令を下すと、ルパンたちの周りに黒塗りのバンが2台現れる

 

 

 

ルパン「たきな、タイヤだ!」

 

たきな「はい!」

 

 

 

 たきなはバンのタイヤを狙うも、何故かパンクしない

 

 そう、ジョンの手下が乗っている車は防弾仕様なのだ

 

 

 

たきな「ルパンさん! 前の車、RPG構えてます!」

 

ルパン「うわぁっ!?」

 

 

 

 敵の放ったロケットランチャーはフィアットの天井を吹き飛ばしたが、ルパンたちは無事だった

 

 たきなも反撃をするが、防弾なのもあってかなり手強い

 

 

 

たきな「きゃっ!?」

 

ルパン「くそ〜、挟み込んできやがったな〜?」

 

 

 

 敵のバンはスピードを落としながら、フィアットの両側を挟みこんだ

 

 これでは、ルパンたちは身動きが取ることができない

 

 さらに、目の前には運河が広がっていた

 

 

 

たきな「ルパンさん!」

 

ルパン「……来たぜ〜!!」

 

たきな「……!?」

 

 

 

 前方には和服を身に纏った侍……五エ門が立っていた

 

 五エ門は刀を抜くと、敵の車に斬りかかる

 

 

 

「く、車が真っ二つに〜!?」

 

「うわぁ〜!!」

 

 

 

 敵の車は制御を失い、そのまま運河へと落ちていった

 

 

 

五エ門「またつまらぬものを斬ってしまった……」

 

ルパン「流石五エ門ちゃん! つまらないものを斬らせたら、お前は世界一だよ!」

 

たきな「……敵、大丈夫でしょうか?」

 

五エ門「安心しろ、みねうちだ。」

 

ルパン「車斬っておいて、みねうちはねぇだろ……」

 

 

 

 五エ門に対してそうツッコミながらも、まだ事件は解決していない

 

 あくまでも、ジョンの手下を撒いただけである

 

 

 

たきな「急ぎましょう!」

 

ルパン「あいよ〜!」

 

 

 

 こうして五エ門を加えたルパンとたきなは、再び列車を追いかけるのであった

 

 

 

 

____________________

イメージBGM

狙撃手

ジェイムズ下地

(LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標、オリジナルサウンドトラックより)

 

 

 

 

 〜電車内〜

 

 

 

 

「アニキ、連絡が途絶えました。」

 

ジョン「まぁいい、俺たちの本当の狙いはこっちだ。」

 

 

 

 エリカは銃を向けているが、ヒバナを人質に取られているからか、中々銃の引き金を引けない

 

 

 

ヒバナ「エリカ! 私に構わず撃て!!」

 

ジョン「カハハ! これが相棒の絆ってやつか? お前には撃てないんだろうなぁ!?」バァン!!

 

エリカ「っ……!」

 

フキ「エリカ!!」

 

 

 

 ジョンの放った弾丸はエリカの頰をかする

 

 エリカは体勢を崩すも、直ぐに立ち上がり、再び銃を向ける

 

 

 

エリカ(そうだ、次元さんの言葉を思い出せ……!)

 

 

 

 お前さんの相棒を信じろ

 

 その言葉が、エリカの脳内を駆け巡る

 

 

 

エリカ(そうだ、たきなは独断行動をしてまで私を救ってくれた、今度は私が答えを出す番だ!!)

 

フキ「エリカ、まさか!?」

 

サクラ「無茶っスよ!!」

 

ジョン「時間切れだ。」バァン!!

 

エリカ「……っ!?」

 

 

 

 ジョンはエリカに銃を向け、一発発砲する

 

 エリカの銃がジョンの弾丸によって弾かれ、後方に転がる

 

 その時だった

 

 

 

ジョン「ぐあっ!?」

 

エリカ「!?」

 

 

 

 突如として、ジョンの拳銃が何かに弾かれたのだ

 

 隙をついたヒバナはジョンの鳩尾に肘打ちをかまし、エリカたちの元へと走る

 

 

 

ジョン「くそぅ……!!」

 

フキ「エリカ!!」

 

 

 

 そして遮るものが何も無くなったジョンは、無我夢中でエリカに銃を向ける

 

 対するエリカも弾かれた銃を拾い、ジョン目掛けて引き金を引く

 

 パァン!!

 

 銃声は、2発同時に鳴り響いた

 

 

 

エリカ「はぁはぁ……!」

 

ジョン「フッ……」

 

 

 

 しばらくの沈黙の後、ジョンは静かにあおむけのまま倒れた

 

 

 

サクラ「倒したんスか……?」

 

フキ「あぁ……こちらアルファ1、ターゲットを始末しました。」

 

楠木【ご苦労だった、現場の後始末はこちらに任せろ。】

 

フキ「了解。」

 

エリカ(あれ? この弾……)

 

 

 

 エリカは電車内の隅に落ちていた弾丸を見つけた

 

 彼女は銃を知り尽くしているというわけではないが、おそらくライフル銃の弾だ

 

 

 

エリカ(次元さん、来てくれたんだ……)

 

フキ「ヒバナ、怪我はないか?」

 

ヒバナ「少し擦り傷はあるけど……大丈夫。」

 

エリカ「ヒバナ〜!!」

 

ヒバナ「おわっ!? ちょっ、痛い痛い!!」

 

エリカ「良かった……!」

 

 

 

 エリカは相棒のヒバナを力強く抱きしめる

 

 まぁ、力強く抱きしめ過ぎて、ヒバナの傷が増えてしまうのはまた別のお話なのだが

 

 一方、電車の外では……

 

 

 

たきな「……フキさんたち、無事に解決したみたいですね。」

 

ルパン「次元も中々意気なことするよな〜。」

 

五エ門「先程の弾丸か。」

 

ルパン「……なぁ五エ門、たきな、それよりも手伝ってほしいことがあるんだけどよ〜……」

 

たきな「何ですか?」

 

ルパン「さっきの連中に銃弾喰らったせいか、エンジンが掛からなくてな〜……」

 

五エ門「……降りる。」

 

たきな「ルパンさん、自分の責任で運んでください。」

 

ルパン「俺のせいじゃねぇだろ〜!!」

 

 

 

 そうルパンは天に向かって吠えたそうな

 

 そして、そんな意気なことをした人サイドでは……

 

 

 

千束「しかし凄い射撃の技術だね〜、流石ガンマン!」

 

次元「いくら撃ったところで、お前さんにだけは当たらないだろうけどな。」

 

 

 

 線路を見渡せる高台に、千束と次元は居た

 

 

 

千束「折角だからさ、私にも銃の扱い方、教えてくれな〜い?」

 

次元「ファーストリコリスが何言ってるんだ、とりあえず任務は完了したんじゃないのか?」

 

千束「それもそうだね、帰ろっか。」

 

 

 

 千束と次元は薬莢を拾い、その場を後にするのだった

 

 その後、次元が千束へ銃を教えることになるのかどうかは……ご想像にお任せします

 

 

 

 

 

 







 見事、因縁の相手に勝利したエリカでした!

 今回の話では、千束&次元、たきな&ルパンのコンビを描いてみました

 相棒シャッフルも、これはこれでありなのでは!?

 次回、第2章最終回です

 お楽しみに!!





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