いよいよ、第2章最終回です!
それではどうぞ!!
〜DA本部〜
楠木「次元大介、これが最終結果だ。」
次元「どれどれ……」
次元は楠木に呼ばれ、DA本部を訪れていた
先日のライセンス更新における、エリカの射撃に関しての話だ
楠木「エリカは無事にライセンスを更新することができた、彼女に何をした?」
次元「別に特別なことはしてねぇよ、相棒を信じろと伝えただけだ。」
楠木「相棒か……お前にとっての相棒は何だ?」
次元「相棒ねぇ……一緒に美味い酒と美味いタバコを吸える関係ってところか。」
楠木「それはルパン三世のことか? それともお前の使っている銃か?」
次元「さぁな、まぁ相棒の定義は人それぞれだろうぜ。」
楠木「そうか……」
次元「話が終わりなら、そろそろ帰らせてもらうぜ。」
楠木「待て、話は終わっていない。」
次元「まだ何か用があるのか?」
楠木「今度の月末、サードリコリスのライセンス更新がある、そちらの教官も頼みたい。」
次元「おいおい、勘弁してくれよ……」
新たな楠木の依頼に、再び次元は頭を抱えることになるのだった
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イメージBGM
KALANCHOE FOREVER〜serenade for you
大野雄二
(LUPIN THE THIRD〜GOODBYE PARTNERより)
次元「やれやれ、またとんでもない依頼を受けちまったぜ……」
エリカ「次元さん!!」
悩ましい表情をした次元に声をかけたのは、エリカだった
側には相棒のヒバナも居る
エリカ「あの時はありがとうございました! 私を助けてくれて。」
次元「フッ、何のことかな?」
ヒバナ「あの距離からライフルで銃を弾き飛ばすなんて、そんなこと出来るのは次元さんぐらいですよ。」
次元「バレちまったか。」
エリカ「でも、次元さんは泥棒なんですよね? 何で私たちを助けてくれたんですか?」
次元「……ルパンのせいだな。」
エリカ「ルパンさんの?」
次元「ま、その話は置いといて……昔、相棒から教わった手品があるんだ。」
次元はエリカの前で拳を握りしめ、ポンと花を開く手品を披露しようとした
しかし手品は上手くいかず、仕掛けとして使おうとしていた一輪の花が足元に落ちてしまう
次元「あ、すまねぇ……」
エリカ「あ……」
次元とエリカは同時に手を伸ばした為、お互いの手が触れ合いそうになる
次元「……慣れないことはするもんじゃねぇな。」
エリカ「これ、カランコエの花ですか?」
次元「あぁ、そうだ。」
エリカ「私、この花好きなんです、とっても綺麗で。」
次元「欲しいなら、お前さんにやるよ。」
エリカ「いいんですか!? それなら……頂きます。」
次元「じゃあな、また困ったことがあったら呼べよ、俺に出来ることは銃をぶっ放つぐらいだけどな。」
そう言って去っていく次元の背中を見ながら、エリカは深くお辞儀をした
そしてその脇では、2人のやり取りを微笑ましく見ていたヒバナの姿が
ヒバナ「カランコエ……花言葉はあなたを守る、幸せが訪れるだってさ。」
エリカ「……!?////」
少し茶化すような表情のヒバナ(スマホでカランコエの花言葉を調べていた)にそう言われたエリカは、今まで見たことないぐらいに顔を赤くしたとか
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イメージBGM
つかの間の休息
睦月周平
(リコリス・リコイル、オリジナルサウンドトラック1より)
〜喫茶リコリコ〜
千束「ふんふ〜ん♪」
たきな「千束、ご機嫌そうですね。」
ミズキ「良い男でも見つけたんじゃないの?」
千束「な訳あるかい! これだよ!」
クルミ「あぁ、ブリジットか。」
千束はあの一件の後、イタリアの観光客として来日していたブリジットと連絡先を交換し、やり取りをするようになっていた
千束「ブリジットがSNSで上げてる写真、超可愛いんだよね〜! あ〜、私もイタリアに行きたいな〜!」
クルミ「偽造のパスポート作るの、結構大変なんだぞ?」
ミカ「ルパンにでも盗んでもらうか?」
たきな「店長!?」
千束「まぁでも、もう少し日本での生活も楽しみたいかな。」
クルミ「近いうち、また海外行けるように作っておくよ。」
千束「ホント!? さっすがクルミ〜!」
千束がクルミを抱きしめていると、来客のベルが鳴り、リコリコの扉が開く
ミカ「フキか、いらっしゃい。」
フキ「ご無沙汰してます。」
サクラ「どうも〜っス!」
千束「ねぇフキ、エリカはあの後どう?」
フキ「エリカか……」
千束の言葉に、フキは少し悩ましい表情をした
まさかと思い、千束は恐る恐る質問してみる
千束「それってまさか……」
フキ「いや、ライセンスの更新自体は乗り越えた……問題はその先だ。」
たきな「その先……ですか?」
サクラ「どうやらエリカさん、完全に次元さんに惚れちゃったみたいなんですよ。」
千束「マジで!?」
まさかの展開に、千束は驚きの声を上げた
確かに次元はダンディーでハードボイルドな男だが女運が悪く……次元と関わった女性は悲惨な最期を迎えることが多いのだ
ミカはそのことをルパンから聞いたことがあったが、黙っておくことにした
千束「エリカって次元さんのどんなところに惚れたの!? あの渋い感じのとことか!?」
フキ「私に聞かれても分かるわけないだろ、本人に聞け!」
千束「よ〜し! これは直接聞き出さなくては〜!!」
ミズキ「千束! 仕事に戻れ〜!!」
サクラ「あはは……いつもこんな感じなんスか?」
たきな「はい、いつもこんなです……」
喫茶リコリコは今日も平和……
いや、今日も騒がしい
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イメージBGM
ルパン三世のテーマ2014
ジェイムズ下地
(LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標 オリジナルサウンドトラックより)
ルパン「にしても、良い娘だったよな〜!」
次元「お前、エリカと会ってたのか?」
ルパン「伝言届けに行ったろ〜? その時に会ったんだよ。」
次元「その時か……」
ルパン「お前、残ってても良かったんだぜ?」
ルパンは少し揶揄うような口調でそう言う
DAを後にした次元は、駐車場で待機していたルパンのフィアットに乗りこみ、今は2人でアジトへ戻っているところだ
次元「あの娘は俺無しでも大丈夫だろうよ、相棒が側に居てくれるからな。」
ルパン「千束から聞いたぜ? 次元、千束と行動してたんだってな〜。」
次元「たまたまリコリコに居たからな、サポートで来てもらったんだ。」
ルパン「それに引き換え俺は……フィアットちゃんがこんなボロボロになっちまったよ。」
次元「そういうことか、それでたきなと一緒に居たんだな。」
ルパン「五エ門も帰り道手伝ってくれなかったしよ〜、大変だったんだぜ!?」
次元「そうか。」
ルパン「次元ちゃん、俺にも一本。」
次元はタバコに火を付ける
ルパンも次元に一声掛けてきたので、タバコをもう一本取り出し、ライターの火を付けた
ルパン「やっぱり、相棒とのタバコは格別な味だな。」
次元「確かに。」
ルパンと次元はタバコをふかしながら、夕日の広がる大空の下をボロボロのフィアットで爆走するのだった
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イメージED
カランコエ Forever!
沢城みゆき
(TVSP ルパン三世 グッバイ・パートナー、ED)
原作
Spider Lily、モンキー・パンチ
企画
ローマン
登場キャラクター
ルパン三世 錦木千束
次元大介 井ノ上たきな
石川五エ門 中原ミズキ
ニクス クルミ
ブリジット ミカ
楠木司令
春川フキ
乙女サクラ
蛇ノ目エリカ
篝ヒバナ
ジョン・ウィパシー
イメージOP
ルパン三世のテーマ2014
ジェイムズ下地
イメージED
カランコエ Forever!
沢城みゆき
イメージBGM
逃走
ジェイムズ下地
偵察
睦月周平
BUONO!! BUONO!!
大野雄二
狙撃手
ジェイムズ下地
KALANCHOE FOREVER〜serenade for you
大野雄二
つかの間の休息
睦月周平
ルパン三世のテーマ2014
ジェイムズ下地
投稿サイト
ハーメルン
第2章ありがとうございました!!
本章では、【LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標】と【TVSP ルパン三世 グッバイ・パートナー】のパロディを多めにお送りしました
どちらも次元のカッコ良さが滲み出てる、素晴らしい作品なんですよね
第1章では最終回のみのイメージEDがありましたが、話の展開を考え、カランコエ……が最後を締めるのにふさわしいと思い、この選曲にしてみました
前者は原作タッチの大人のハードボイルド、後者は1人の少女を助ける為に奔走する優しさ、という対な要素を持つどちらも作者が大好きな作品です!
そしてリコリコsideでは、たきなを左遷に追い込んでしまったエリカを主人公に、自分の実力に苦悩する姿を描きました
本編ではたきなと良い感じに蟠りも解けていましたが、実は裏で悩んでおり、そこを次元が助けた……といった展開にしました
さて、もしかしたらお察しの方がいるかもしれませんが、次回から第3章の物語が始まります!!
大まかなあらすじは、活動報告にてご確認下さい
それでは、次章もお楽しみに!!