今回はルパンsideから懐かしいキャラを数名……
それではどうぞ!!
〜喫茶リコリコ〜
千束「さてと、これからどうしよっか?」
ミズキ「どうするって?」
千束「ルパンさんたちのことだよ、結局依頼は解決してないじゃん。」
先日マッド博士の研究所へ乗り込んだ千束たちだったが、既に間抜けの殻状態であり、クルミの調べでも中々所在が掴めないことから、海外へ逃亡しているのではないかと考えられていた
五エ門「御免。」
ミカ「五エ門か、いらっしゃい。」
五エ門「ミカ殿、おはぎセットを頼む。」
ミカ「分かった、少々お待ちを。」
来店したのは五エ門だった
いつもはルパンたちと来ることが多いのだが、今回は1人である
千束「ルパンさんたち、調子はどう?」
五エ門「子供の姿にされて落ち込んでいるかと思っていたのだが……かなり満喫していたでござる。」
ミズキ「ま、満喫……!?」
ルパンと次元は、しばらくリコリコに顔を出していなかったため、千束たちは少し心配していた
だが五エ門曰く、ルパンと次元は今の姿でも割と生活はできているとのこと
ミズキ「それなら、別に戻らなくてもいいんじゃないの?」
五エ門「いや、問題は不二子にある。」
千束「そっか、不二子さんの行方がまだ分からなかったんだよね。」
五エ門「某はルパンと最期まで共にすると決めている、ルパンが泥棒稼業をしないのであれば、不二子といえど助けなければならぬ。」
ミカ「お待たせ、おはぎセットだ。」
話が終わりかけたところで、ミカがおはぎセットをカウンターの上に置く
五エ門は手を合わせると、おはぎを1つ頬張る
五エ門「美味でござるな……!」
千束「先生が下ごしらえしたんだよ! 美味しいでしょ!?」
五エ門「うむ、このようなおはぎは初めて食したでござる。」
五エ門は少し表情を崩し、おはぎを食べ進めていく
ちなみに、リコリコのメニューではルパンと次元もよくおはぎを注文している
クルミ「お、五エ門、丁度良いところに。」
五エ門「クルミ、どうかしたでござるか?」
寝起きなのか、少し寝癖を付けたクルミが2階から降りてきた
手にはタブレットが握られており、マッド博士の行方を追っていたと思われる
クルミ「ルパンたちに伝えてくれ、マッド博士の潜伏先が分かったぞ。」
千束「え? どこどこ!?」
五エ門「場所は?」
クルミは五エ門たちにタブレットを見せる
表示されていたのは、マッド博士が映り込んでいた監視カメラの映像の切り抜き
そして、場所はイタリアのサンマリノ共和国を指していた
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〜ルパンのアジト〜
次元「う〜ん……」
ルパン「ぐぬぬぬ〜……!」
ルパンと次元はテレビの前でいがみ合っていた
何故かというと……
次元「今日こそは俺が楽しみにしてた西部劇を観るんだ!」
ルパン「な〜に言ってやがんだ! 今日の奥様劇場は見逃せない回なんだよ〜!」
そう、チャンネル争いである
テレビをもう一台買ってくれば解決することではあるが、2人はアジトの真ん中に設置しているテレビで観たいのだ
そんな時、ルパンのスマホが鳴った
ルパン「ったく、こんな時に誰だよ〜?」
ロブソン【ルパン様、お久しぶりで御座います、ロブです。】
ルパン「お〜、ロブか〜! 久しぶりだな〜!」
電話の主は、イタリアのサンマリノ共和国のロッセリーニ財閥の御曹司であるレベッカ・ロッセリーニの側近であるロブソン・ズッコーリだった
ルパンがイタリアを去って以来の電話だったので、かなり久々の会話である
ルパン「ロブから電話なんて初めてじゃねぇか、どうかしたのか?」
ロブソン【実は、非常事態でして……】
ルパン「何があったんだ?」
ロブソン【レベッカお嬢様が……拉致されたのです。】
ルパン「何だって!?」
ルパンはロブソンの報告を聞いて、ソファから飛び上がる
次元も、何か危険な案件なのだとそこで察した
ルパン「レベッカを拉致した奴の目星はついてるのか?」
ロブソン【断定はできませんが……サンマリノ出身の貴族であるライオットが怪しいと私どもは睨んでおります。】
ルパン「誰だい、そいつは?」
ライオットとは、かつてサンマリノ共和国を支配していた貴族の末裔であり、現在はレベッカの一族であるロッセリーニ家が特に力をつけ、イタリア最大のホテルチェーンの総帥にもなっているのだが、彼はそのことに納得しておらず、度々レベッカへの嫌がらせもしていた
ロブソン【私もお嬢様から相談を受けることがあったのですが、てっきり新手のパパラッチかと……】
ルパン「レベッカはゴシップクイーンって呼ばれてたもんなぁ……」
ロブソン【それと、ライオットのバックには人体実験をしている科学者がいるとの噂です。】
ルパン「科学者……?」
ルパンは科学者という言葉が引っかかった
マッド博士が、時期的にイタリアに逃亡していてもおかしくないと思ったからだ
ルパン「分かった、近い内に俺はサンマリノに向かう。」
ロブソン【ルパン様、感謝致します。】
次元「ルパン、この姿で行くのか!?」
ルパン「だってしゃあねぇだろ? マッド博士の所在も掴めねぇままなんだし。」
子供の姿になってしまったものの、レベッカを早く助けなければ命が危ない
そう考えたルパンは、直ぐにでもイタリアに飛びたかったのだ
次元「ん? 五エ門から電話だ。」
ルパン「何だって?」
次元「喫茶リコリコに来い……だとよ。」
ルパン「リコリコか〜、こりゃあ事件の匂いがするぜ〜!」
何かを察したルパンはアジトを飛び出し、次元と共にリコリコを目指すのだった
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〜喫茶リコリコ〜
千束「お〜来たね、ルパンさん、次元さん。」
ルパン「五エ門、話ってのは何だ?」
五エ門「クルミがお主に見せたいものがあるそうだ。」
クルミ「ルパン、こいつを見てくれ。」
ルパン「こ、こりゃあ……!」
ルパンはクルミがハッキングした監視カメラの映像を観て、驚きの表情を見せる
そこに映っていたのは、紛れもないマッド博士だったからだ
しかもその映像が撮影された場所は、イタリアのサンマリノ共和国だった
ルパン「なるほど、これで全てが繋がったぜ。」
たきな「何が繋がったんですか?」
次元「俺たちがここに来る前に、イタリアの知り合いがタチの悪い貴族に拉致されたらしくてな、黒幕らしい男の背後に人体実験をしている科学者がいるって噂になってるんだ。」
千束「じゃあ、ルパンさんの知り合いを拉致した人の一味にマッド博士がいるってこと!?」
ルパン「あぁ、だとしたら不二子もそこにいる可能性が高いぜ。」
次元「だったら、さっさとサンマリノに乗り込むしかねぇな。」
五エ門「ルパン、某も助太刀致す。」
ルパンたちは、レベッカと不二子の救出のために意気込むが……
千束「ちょ、ちょっと! 私たちのことも忘れないでよ!?」
次元「ん? 千束たちに関係あることなのか?」
ルパン「次元、俺たちはリコリコに依頼しちまっただろ?」
千束「そういうこと! 依頼はまだ解決してないよ!」
たきな「ですが千束、我々リコリスが海外へ行くことなんて……」
千束「ハワイの時と一緒の感覚でいいんだよ〜、たきなも行こ?」
ミカ「たきな、店は私たちが回すから安心して行ってきなさい。」
クルミ「戸籍もボクに任せろ。」
ミズキ「ただし、日本に帰ってきたらその分働いてもらうから覚悟しときなさい!!」
こうしてルパン一味と千束&たきなは、イタリアのサンマリノ共和国へ渡ることになったのだった
さぁ、次回より舞台がイタリアのサンマリノ共和国となります!
PART4がもう9年前という衝撃……! 時の流れは早いものですね
リコリコ新作はハワイから始まるのか、それとも日本から始まるのか、気になるところですね
次回もお楽しみに!!