彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 少し前ですが、喫茶リコリコの公式Xでのハロウィン投稿ヤバすぎましたね笑

 キュート過ぎるたきなとクルミ、そしてホラー感満載のウォールナット(中身はおそらくミズキ?)

 さて、本編どうぞ!!








生き移しの少女たち

 

 

 

 

八咫烏「はぁ……銭形警部、大丈夫かな……?」

 

 

 

 銭形と屋敷の近くで別れた八咫烏だったが、未だに連絡は無く、万が一のことも考えていた

 

 その時、八咫烏の携帯が鳴る

 

 

 

八咫烏「もしもし!……えっ? 警部は別の事件を追うためにイタリアを出国した……!?」

 

ライオット【そうだ、別の事件が舞い込んだそうでな。】

 

八咫烏「デタラメ抜かすな! 警部はあんたが裏でやってることに疑問を持ってたんだ!」

 

 

 

 電話の相手はライオット本人からだった

 

 しかし、先程までライオットの屋敷を探るべく潜入した銭形が、そんなあっさりと引き下がるわけがないと八咫烏は思い、彼に反発する

 

 

 

ライオット【銭形警部からの伝言だ、お前も早く来い……とな。】

 

八咫烏「詳しい場所は?」

 

ライオット【そこまでは知らないよ。】

 

八咫烏「やっぱりデタラメじゃないか!」

 

ライオット【それを調べるのが君の仕事だろう? 私を捕まえたいんだろうが、それなら証拠を持ってきて貰わないとね。】

 

 

 

 そして、ライオットからの電話は切れた

 

 

 

八咫烏(やっぱりライオットは何かを隠してる、でも証拠がないと……)

 

 

 

 八咫烏はライオットの容疑を明白にしたかったが、彼は証拠を一切残していない

 

 そして銭形警部の行方も分からない中、自分はどうすればいいのか分からなくなってしまった

 

 

 

八咫烏(先輩……俺はどうすれば……)

 

?「君は……銭形警部の連れの刑事か?」

 

八咫烏「あ、あなたは……?」

 

 

 

 八咫烏は、ここである人物と出会った

 

 そして、その人物が話した事実に八咫烏は衝撃を受ける

 

 

 

八咫烏「それは本当ですか……!?」

 

?「あぁ、彼は確実にこのイタリアを支配するだろう……銭形警部も危険だ……!」

 

 

 

 

 

__________________________________________

 

 

 

 

 〜ライオットの屋敷〜

 

 

 

 

ライオット「22:58、いよいよだな。」

 

 

 

 ルパンが予告した時間は23:00

 

 あと2分で予告された時間である

 

 

 

ライオット「おや? 少し早い来客だね、ルパン三世。」

 

ルパン「来たぜ、さっさと不二子たちを返しな。」

 

 

 

 屋敷にやって来たのはルパンと次元

 

 そして、研究所で共に共闘した千束とたきなも来ている

 

 

 

ライオット「そちらのお嬢さん2人はどちら様かな?」

 

千束「錦木千束、日本の平和を守るスーパーマンです!」

 

たきな「スーパーマンって……千束の相棒の井ノ上たきなです。」

 

ライオット「なるほど、君たちがあの……」

 

千束「私たち、会うのは初めましてですよね〜?」

 

ライオット「あぁ、オリジナルに会うのはな!」

 

 

 

 ライオットが指を鳴らすと、左右の扉から2人の少女がやって来る

 

 その2人の少女は千束とたきなの2人に……いや、全く同じ容姿だったのだ

 

 そして、マッド博士もその場に現れる

 

 

 

ルパン「おいでなすったな〜、マッド博士。」

 

マッド「どうかね? 私の技術を注ぎ込んだクローンだ、身体の年齢を10年縮めてしまったが、君たちと相違ない強さだ。」

 

たきな「まさか、この子たちは私たちのクローンなんですか!?」

 

マッド「その通り、君たちのスペックをフル活用した最高のクローンだ!」

 

たきな「し、しかし、どうやって私たちのクローンを……!?」

 

千束「たきな、あの時ドローンが頭に乗った時じゃない?」

 

たきな「あの時……」

 

 

 

 千束とたきなは研究所にてドローンと戦闘する直前、2機のドローンが2人の頭の上に乗ったことがあった

 

 その時にドローンは2人の髪の毛を採取し、イタリアに逃亡したマッド博士に提供……そしてクローンの2人が出来上がったというわけだ

 

 

 

次元「今やそんな短期間でクローンが作れちまう時代か、恐ろしいねぇ。」

 

ライオット「さて、クローン共にここは任せるとするか。」

 

たきな「ま、待て!!」

 

 

 

 ライオットとマッド博士がその場から立ち去ろうとし、2人を追いかけようとしたが、千束とたきなのクローンが立ちはだかる

 

 

 

ルパン「千束、たきな、ここは頼んだぜ。」

 

次元「俺たちはライオットを追う。」

 

 

 

 ルパンと次元はライオットたちを追いかけて行ったが、クローンたちはルパンに目を向けすらしなかった

 

 

 

千束「さてと、私たちはこのクローンちゃんたちが相手だね。」

 

たきな「己の敵は己自身……ですか。」

 

 

 

 立ち塞がったのは、今の千束たちから10歳程年齢を引いた姿の自分たち

 

 幼い姿の自分たちが銃を持ってこちらを敵視する姿は、あまりにも心が痛む

 

 そして、クローンの頭に付けられた装置が、彼女たちをそうさせているのだろうと2人は直ぐに理解できた

 

 

 

千束「たきな、あの頭にある装置狙える?」

 

たきな「この距離からでも撃てます。」

 

千束「よ〜し、それじゃあ……!」

 

 

 

 同時に銃を構える千束とたきな

 

 確かに的を狙ったはずだった……だが

 

 

 

たきな「なっ!? 避けられた!?」

 

千束「弾を避けて……!」

 

 

 

 クローンたきなは即座に物陰に隠れ、クローン千束は弾を目視で避けた

 

 まさに、自分たちならこうするであろう行動を2人のクローンは取ったのだ

 

 

 

千束「こりゃ強敵だね、たきな、援護して!」

 

たきな「はい!」

 

 

 

 続いて、千束が一気に距離を詰めて攻撃する作戦

 

 しかし、クローン千束も距離を詰めながら発砲してくる

 

 この段階でなら相手を狙える千束でも、弾を避けながらここまで接近してくる敵は初めてだったので、一旦距離を取った

 

 

 

たきな「千束!!」

 

千束「危ない危ない……こりゃどう対策すりゃいいのやら……」

 

たきな「千束の弱点は目ですよね……なら目を狙えば……!」

 

千束「スト〜ップ! 私のクローンだよ!? 可愛い私を傷つけないでよ〜!」

 

たきな「じゃあ、どうすればいいんですか!?」

 

千束「うわぁ〜、撃ってきてる〜!」

 

 

 

 クローンたちの銃撃は鳴り止まず、千束たちは物陰に隠れる

 

 そして、クローン千束がこちらへ銃を向けながら走ってきた

 

 

 

たきな「来ましたよ!?」

 

千束「えっと、私だったら〜……!」

 

 

 

 自分だったらどうするかと千束は必死に考えるが、対抗手段が思い浮かばない

 

 そんなことをお構いなしに、クローン千束はこちらへ近づいてくる

 

 だが、2人に迫りかけたその時、クローン千束は体勢を崩してこちらへ転がってきた

 

 

 

たきな「どうしたんでしょう……?」

 

千束「あっ……!」

 

 

 

 クローン千束は倒れたまま、苦しそうに胸を押さえている

 

 千束はその姿が昔の自分と重なり、直ぐにその状況が理解できた

 

 

 

千束「たきな、援護して!」

 

たきな「分かりました!」

 

 

 

 千束はクローンたきなの攻撃をかわしながら、クローン千束を抱き上げ戻ってきた

 

 

 

たきな「こ、これは……!」

 

千束「私のクローンだもんね、何となく予想してたけど……この子も心疾患を抱えてる……」

 

たきな「そんな……」

 

 

 

 千束のクローンといえど、アラン機関の人口心臓まではクローンとして引き継ぐことは出来なかったのだ

 

 クローン千束は荒い息のまま震える手を伸ばし、千束に銃を向けようとする

 

 そんなクローンを千束は優しく抱きしめた

 

 

 

千束「辛かったね……苦しかったよね……」

 

クローン千束「……!!」

 

 

 

 その時、クローン千束の瞳からぽろっと涙が溢れた

 

 涙は頬を伝い、千束の胸元に落ちる

 

 その表情は、取り憑かれていた何かから解放されたような安らかな顔だった

 

 

 

たきな「千束……」

 

千束「たぶん安心して眠っちゃったんだよ……たきなはあの子をお願い。」

 

たきな「分かりました。」

 

 

 

 そして残されたたきなのクローンは、こちらの出方を伺っているようだった

 

 果たして2人は、クローンたきなをどう攻略するのだろうか……?

 

 

 

 

 

 







 己の敵は己自身……

 2人は自分のクローンをどう攻略するのでしょうか?

 ちなみにクローンちゃんたちのビジュアルは、リコリコOPであるALIVEで一瞬映る幼少期の千束とたきなをイメージしていただければ

 それでは、次回もお楽しみに!!





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