彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 来年、LUPIN THE ⅢRDシリーズの新作映画公開が決定しましたね!

 前作から約6年……まさか再び作られることになるなんて、ファンとして非常に嬉しいです!

 更にはキャッツ・アイの新作も来年配信されるとのことで、楽しみが2倍です!

 さて、嬉しいお知らせが続きましたが、本編をどうぞ!!







光を奪還せよ!

イメージBGM

決戦への道のり

睦月周平

(リコリス・リコイル オリジナルサウンドトラック2より)

or

LAST COUNTERATTACK

大野雄二

(映画 ルパン三世 THE FIRST オリジナルサウンドトラックより)

 

 

 

 

ルパン「千束、準備はいいか〜?」

 

千束「バッチシだよ!」

 

 

 

 ルパンと千束はジェットパックを背負うと、そのままライオットが乗るヘリを追いかけた

 

 ヘリはどんどん高度を上げており、早く止めなければサンマリノがブラックホールに吸い込まれてしまう

 

 

 

ライオット「フフフ……これで終わりだな。」

 

千束「お待た〜!!」

 

ライオット「なっ!? 貴様!!」ズダダダ!!

 

千束「うわぁ〜!! ちょいちょいちょい〜!!」

 

 

 

 千束が目の前に現れて驚いたライオットは、機体を左右に揺らしながら機銃掃射で千束を追い払おうとする

 

 だが千束は持ち前の回避能力で、弾を軽々とかわす

 

 

 

ライオット「小癪な……!!」

 

 

 

 遂にライオットはヘリに搭載されたブラックホール装置のボタンを押すが、何故か反応が無い

 

 

 

ライオット「くそっ! こんな時に故障か……!?」

 

ルパン「い〜や? 俺様が頂いたのさ。」

 

ライオット「ルパン!?」

 

 

 

 突如現れたのはルパンだった

 

 千束がライオットを引き付けている内に、ヘリの下部からブラックホール装置を盗み出していたのだ

 

 

 

ライオット「返せ! それは世界を変えるために必要なものだ!」

 

千束「世界を変える? こんなものがあったら沢山の尊い命が犠牲になる……もちろんあなたも。」

 

ライオット「まずはお前たちから消し去ってやる!!」

 

 

 

 ライオットはヘリに付いているボタンを押し、ブラックホール装置を起動させる

 

 その装置は徐々に空気の渦を作り出し、ルパンたちを吸い込み始めた

 

 

 

ルパン「ヤベッ〜……!!」

 

千束「ルパンさん、掴まって!!」

 

ライオット「フハハ! これで終わりだ!」

 

ルパン「……こんなところで、諦められっかよ〜!!」

 

ライオット「な、何っ!?」

 

 

 

 ルパンはブラックホールを作り出している装置をライオットの方に向け、逆にライオットを吸い込んでしまおうとした

 

 ライオットはヘリから脱出したが、ブラックホールにどんどん吸い寄せられていく

 

 

 

ライオット「ぐおぉ〜っ!!」

 

千束「す、吸い寄せられる〜……!!」

 

ルパン「ライオット、掴まれ〜!!」

 

 

 

 ライオットのヘリがブラックホールに吸い込まれ、間一髪のところでライオットはルパンの足に掴まった

 

 ルパンは千束の手に掴まり、千束はジェットパックの力だけで進力している

 

 しかしブラックホールの勢いが凄まじく、このままでは3人諸共吸い込まれてしまう

 

 

 

ライオット「ルパン……」

 

千束「諦めちゃダメ!! もう少し……だから……!」

 

ルパン「こんな騒ぎ起こしといて、お前だけ逃げるなんて許せるかっての〜……!」

 

ライオット「……!!」

 

 

 

 そして周りの雲をも巻き込み、巨大な渦を作ったブラックホールはボンという大きな音を立てて消滅したのだった

 

 

 

 

_______________________________________

 

 

 

 

たきな「千束〜!!」

 

レベッカ「そんな……嘘よね……?」

 

 

 

 その光景は、下で見ていたたきなたちにも衝撃を与えていた

 

 先程、ジェットパックを使って飛び立っていった千束とルパンを見たばかりだったので、2人ともブラックホールに吸い込まれてしまったのではないかと落胆していた

 

 そんなたきなの心情とは裏腹に、辺り一帯は青空が広がっていた

 

 

 

次元「いや……」

 

 

 

 すると次元は、ルパンが千束をお姫様抱っこしたまま、ジェットパックを使って降りて来ている姿を見つけた

 

 

 

銭形「ルパンの奴、やったみたいだな。」

 

不二子「そうね。」

 

 

 

 そして地上へ降り立ったルパンに、たきなたちは駆け寄る

 

 

 

たきな「千束、大丈夫でしたか!?」

 

千束「うん平気平気! ブラックホールはちゃんと止めてきたよ!」

 

ルパン「よぉレベッカ〜! ロブが心配してたぜ?」

 

レベッカ「まさか私がまた攫われるなんて……まだまだね。」

 

ルパン「レベッカは良い女だよ、世界中の男がお前さんを放っておくわけねぇだろ?」

 

不二子「ちょっと〜! 私には一言ないの!?」

 

ルパン「わりぃわりぃ、不二子も良い女だぜ〜!」

 

 

 

 この光景に次元たちは呆れた様子だったが、千束はたきなに「ルパンさん、今絶対口説いてたよね!? ね!?」とこそこそと話していた

 

 

 

ルパン「それよりもとっつあん、こいつを何とかしてくれよ〜。」

 

銭形「ライオット、お前を逮捕する。」

 

ライオット「このままでやられると思うな……!」チャキン!

 

八咫烏「先輩!!」

 

銭形「ワシを舐めるなよ?」

 

ライオット「うおっ!?」

 

 

 

 ライオットは隠し持っていたナイフを取り出すと、銭形目掛けて突き刺そうとする

 

 しかし、銭形はそれをかわし、脇に手を潜り込ませそのままライオットを投げ飛ばした

 

 

 

銭形「これで公務執行妨害と傷害未遂も追加だな。」

 

ライオット「……くそっ!!」

 

 

 

 そして、ライオットには銭形の手錠が掛けられたのであった

 

 

 

銭形「それにしても……また会ったな、お嬢さんたち。」

 

千束「お久しぶりですね、警部さん。」

 

 

 

 そう、以前行われたフランスフェアやリコリコで何度か銭形と顔を合わせている千束とたきな

 

 流石にもう言い訳は通用しないだろうと、2人は覚悟していたのだが……

 

 

 

八咫烏「君たち、ルパン三世とはどんな関係なんだ?」

 

ニクス「そこは私から説明させてくれ。」

 

 

 

 驚くことに、千束たちの会話に入ったのはニクスだった

 

 

 

ニクス「彼女たちは私が個人で設立した、ルパン逮捕を目的とした組織のエージェントだ。」

 

ルパン&たきな「「ル、ルパン逮捕!?」」

 

千束「そ、そうだ〜! ルパンを逮捕しろ〜!」

 

ルパン「そ、そりゃねぇぜ〜!!」

 

銭形「ルパン、逮捕だ〜!!」

 

 

 

 ニクスの助け舟のおかげ?でリコリスの存在が知られることはなかったが、千束とたきなはルパン逮捕を目的としたエージェント……ということになったため、千束はノリに合わせルパンを捕まえろと豪語するのであった

 

 まさか千束がそんな手を使うとは思わず、ルパンは逃げ出す

 

 そして、千束と銭形と八咫烏はルパンを追いかけてゆくのだった

 

 

 

たきな「行っちゃいましたね……」

 

次元「あぁ……そういや、このガキんちょたちはどうするんだ?」

 

レベッカ「この子たち、誰?」

 

不二子「千束とたきなにそっくりね。」

 

たきな「……今はそっと寝かしておきましょう。」

 

 

 

 次元の言うガキんちょとは、先程機械による洗脳を解いた千束とたきなのクローンである

 

 オリジナルから10個年齢を引いた見た目になっており、まさに千束とたきなの幼少の頃の姿そのままだった

 

 クローン千束の方はオリジナル同様、先天性心疾患を持ち合わせていたようだが、今は落ち着いてスヤスヤとクローンたきなと共に眠っている

 

 

 

たきな「ニクスさん、先程はありがとうございました。」

 

ニクス「礼には及ばない、私は君たちを傷つけてしまった責任があったからな……」

 

レベッカ「とにかく早くここから退散しましょ? 久々に外に出たから日差しが気持ち良いわね。」

 

次元「ロブの回した車が、そろそろ到着するはずだぜ。」

 

 

 

 待つこと数分、レベッカの秘書であるロブソンが運転してきたロッセリーニ家御用達のリムジンに乗って、たきなたちはライオットの屋敷を後にするのだった

 

 そして千束と銭形と八咫烏は夕陽をバックに、ルパンを何処までも追いかけていったとか

 

 

 

 

 

 







 ひとまず、対決編は以上になります

 次回は、救出したクローンちゃんたちとのお話の予定です

 お楽しみに





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