彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 今日で1月も終わり……早い!!

 それでは、本編どうぞ!!






決戦前夜

 

 

 

 〜喫茶リコリコ〜

 

 

 

 

フキ「さて、皆集まったな……」

 

 

 

 喫茶リコリコにはCLOSEDの看板が提げられており、今は閉店中

 

 今日、都内のライブハウスにて取引されている武器や宝石の密輸を阻止する作戦会議がリコリコで行われていた

 

 集まっているのはリコリコのメンバー、DA本部のフキ、サクラ、栞、そして花丸軒のスイレン、夏織、沙里である

 

 

 

フキ「その前に……千束たちには伝えたんだが、今回は私たちもこの作戦に加担することになった。」

 

スイレン「うん、知ってる。」

 

サクラ「知ってたんスか!?」

 

スイレン「だって栞が教えてくれたから。」

 

フキ「栞! あれはこの作戦会議の時まで黙っておけって言っただろ!!」

 

栞「す、すみません……つい口を滑らせてしまって……」

 

 

 

 なぜフキが栞の口外を厳しく注意しているかというと、スイレンは大きな事件が持ち込まれる度に、組事務所やDAから勝手に押収した武器などを使い、ターゲットの制圧に使用してしまうからだ

 

 本来なら即刻クビになっていてもおかしくはないが、その武器を使用したことによって敵組織を壊滅させることに成功した例もあったため、任務で目立ち過ぎないように……としか助言することができていなかった

 

 

 

フキ「まさかとは思うが、もう勝手に何か持ち出したんじゃないだろうな?」

 

スイレン「そ、そんなわけないじゃ〜ん……!」

 

千咲「スイレンおねえちゃん、何か落ちてるよ?」

 

スイレン「あ〜っ! それは……!」

 

千束「見た感じアサルトライフルの弾かな? こんな所に落ちてるなんておかしいね〜?」

 

スイレン「あはは〜、確かに……」

 

たきな「……持ち物検査をさせてもらいます!」

 

 

 

 たきなによる身体検査により、スイレンが隠し持っていた武器弾薬は全て没収された

 

 

 

夏織「全く……あれほど本部からガミガミ言われているの、まだ分からないの?」

 

スイレン「つい、魔が差しちゃったんだよ〜。」

 

沙里「魔が差して、あんな重装備をですか!?」

 

 

 

 ちなみにスイレンは、ショットガンやライフルなども持ち込んでいたのだった

 

 そして千咲ときなこは、子供には遅い時間帯ということもあって、2人でスヤスヤと眠っていた

 

 

 

フキ「話を戻すが、ラジアータの情報によれば静流と真島、そして峰不二子は現在別行動を取っている。」

 

サクラ「たまに会合はしてますけど、その割には短過ぎるんっスよ。」

 

沙里「ばらばらに動いて、私たちを錯乱させる作戦ですね!」

 

スイレン「そいつはどうかな、密輸はまとめて峰不二子が総括してるらしいじゃん、ばらばらに動いたら武器は一体誰が売りさばくの?」

 

夏織「そうだとするなら、3人はいずれ月影に集まる……」

 

たきな「その可能性が高いですね。」

 

フキ「花丸軒の3人とたきなは真島を相手してくれ、私たちの班は静流を仕留める。」

 

千束「ちょいちょい! 私は?」

 

フキ「千束は……守るべき奴がいるだろ?」

 

 

 

 フキの言う守るべき奴

 

 それは同じ遺伝子を持つ妹のような存在である、千咲ときなこのことだった

 

 

 

千束「それもそうだね。」

 

栞「密輸が行われるのは明日の15時らしいです。」

 

千束「じゃあそれまで、各々休め〜!!」

 

フキ「何、急に仕切り出してんだ……」

 

ミカ「皆、明日に備えて色々食べていくといい。」

 

サクラ「折角だし、ミカさんの賄い食べてきましょうよ〜!!」

 

スイレン「店長、チョコレートパフェ1つ。」

 

ミカ「分かった。」

 

フキ「お前ら! 何でそんな余裕なんだ!!」

 

たきな「フキさん静かに、きなこたちが起きちゃいます。」

 

ミカ「フキは食べないのか?」

 

フキ「……じゃあ、私も。」

 

 

 

 刻々と迫る決戦を前に、リコリスたちはリコリコにて腹ごしらえをするのだった

 

 翌朝、フキたちは千咲ときなこと遊んだ

 

 

 

 

______________________________________

 

 

 

 

 〜ライブハウス、月影〜

 

 

 

 

静流「真島、前から聞きたいことがあったんだけど。」

 

真島「何だよ?」

 

静流「真島ってさ、DAのことどう思ってる?」

 

真島「今すぐにでもぶっ潰してやりてぇよ、子供を暗殺者に仕立て上げて治安を守っていることが正義だなんて面しやがって、反吐が出る!」

 

静流「こりゃ相当だ。」

 

 

 

 静流自身、DAは噂程度にしか聞いたことがない話で、自らの拠点が海外だったこともあり、あまり気に留めていなかったが、リコリスを呼び寄せる作戦である為、一応延空木事件に関わった真島に話を聞いておこうと思ったのだ

 

 

 

静流「あなたはファーストリコリスに負けたんでしょ? このままでいいの?」

 

真島「な訳あるか、面白い奴にも出会えたしな。」

 

静流「錦木千束だね?」

 

真島「あぁ、久々に俺をアツくさせてくれた奴だ、おまけに俺の好きな映画もあいつと一緒だったんだよ。」

 

静流「リコリスの敵なのか味方なのか、よく分からないや。」

 

真島「俺は別に悪役やってる自覚はねぇよ、ただ弱い方の力になってバランス取ってるだけだ。」

 

 

 

 真島は延空木を爆破したかったわけではなく、純粋に千束との勝負を楽しみたい……

 

 ただそれだけだったのだ

 

 確かに側から見れば、DAにとって敵なのか味方なのか分からない

 

 

 

不二子「待たせたわね。」

 

真島「何してたんだよ?」

 

不二子「野暮用よ、それよりも静流、あなたに聞きたいことがあるの。」

 

静流「何?」

 

不二子「ルパンとはどんな関係なの?」

 

静流「っ……」

 

 

 

 普段から何を考えているかよく分からない彼女が、初めて表情を曇らせた

 

 

 

真島「何か訳アリみたいだな。」

 

静流「ルパンは、私が唯一殺し損ねたターゲット……」

 

不二子「そうだったの。」

 

静流「それに……私は彼に命まで助けられた。」

 

 

 

 静流は、過去にある組織からルパン三世の殺しを依頼された

 

 だが相手が悪く、ルパンを始末する前に自分のことも抹殺しようと組織は企んでいたのだ

 

 そのことに気がつかなかった静流は、まんまと敵の罠にはまってしまい絶体絶命のピンチに陥った

 

 そこへ助けにやって来てくれたのが……ルパン三世だったのである

 

 

 

静流「私は今まで仕事に私情は一切持ち込んでこなかった、けどルパンは命の恩人。」

 

真島「だったら本業の依頼はどうするんだよ? リコリスはともかくルパン三世を始末しねぇのか?」

 

静流「だから……ルパンの方は不二子に任せたい。」

 

不二子「私?」

 

 

 

 ルパンの命を奪う決心がつかない静流が指名したのは、何とルパンの敵であり味方でもある謎多き美女、峰不二子だった

 

 

 

不二子「……分かったわ。」

 

静流「申し訳ない。」

 

真島「さて、そろそろ俺の部下が到着する時間だ。」

 

静流「頼もしい。」

 

 

 

 こうして、静流は千束と千咲、真島は武器取引、不二子は宝石の密輸と……ルパン暗殺計画に取りかかるのだった

 

 

 

 

 

 







 静流の過去を描いてみました

 実はルパンと色々あったんですね〜

 次回もお楽しみに!!





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