夏織「こちら夏織、真島たちが倉庫に集まったわ、作戦実行よ。」
スイレン【りょーかい。】
こちらでは、真島の武器密輸を阻止するべく、リコリコのたきな、そして花丸軒のリコリスであるスイレン、夏織、沙里の4人が近辺を張っていた
現在は不二子たちと合流するであろう真島とその部下が、倉庫から出発しようとしているタイミングだった
表はたきなと夏織、裏手はスイレンと沙里が待機している
そしてこの状況は……!
手下「真島さん、どうかしたんですか?」
真島「外が騒がしい、こりゃ勘付かれたな。」
聴力が人よりも長けている真島には、たきなたちの行動は全て筒抜けだった
真島が指示を出すと、倉庫の至る所に人員が設置される
勿論、全員武装した状態でだ
真島(さぁ、来てみろリコリス……!)
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夏織「嫌な予感がするわ……」
たきな「もしかして、真島ですか?」
夏織「いや、さっきからあの2人と連絡が取れないのよ。」
真島たちが潜む倉庫へと突撃の予定時刻が近づいた時、スイレンと沙里の2人と連絡が取れなくなる事態が発生していた
たきなはハッキングか敵に捕まってしまったのかを疑ったが、夏織の予想ではスイレンが独断行動を取り、それに沙里も付き合わされてる……とのこと
夏織「あの子たちにも何か作戦があるのよ、たきな、このまま突っ込むわよ!」
たきな「了解です……!」
そして夏織とたきなの乗る車は真島たちの倉庫へと突っ込み、突入した
その瞬間、待ち構えていた真島の部下たちからの弾丸の雨が一斉に降り注ぐ
夏織「来たわね……!」
たきなは助手席から身を乗り出しながら、真島の部下を狙う
勿論、急所は外して
手下「ぐわっ!?」
夏織「スイレン……まさかまた……」
たきな「夏織さん、スイレンたちの姿が見えません!」
そう、同時に突撃する作戦だったはずなのだが、何故かスイレンと沙里の姿がないのだ
夏織「けど、独断行動をしてるってことは何か突破口を見つけたのね、このまま撃ち続けましょう!」
たきな「はい!」
一抹の不安を抱えながらも、たきなたちは敵の撃破を続ける
その時、一台のワゴン車が倉庫を抜け出していく
夏織「あれが真島ね。」
たきな「追いかけましょう!」
沙里「先輩〜!!」
先程まで姿が見えなかった沙里がこちらへ向かって走ってきた
そして、やはりスイレンの姿はない
夏織「沙里、スイレンがまた何か企んでるのね?」
沙里「ま、まぁ……それとスイレンさんは先回りするそうです! 私たちに援護するよう頼まれました!」
たきな「スイレンさんって……何者なんですか?」
夏織「分かりやすく説明すると……腕は確かだけど、独断行動が多い問題児ね。」
たきな「なるほど……」
スイレンが本当にヤバい奴だと知らされたたきなは、頭を抱える夏織とは裏腹にシンパシーを感じていた
スタンドプレーに関しては、たきなも仲間を救うために武器商人たちを機銃掃射で一掃しリコリコに左遷された過去があったため、彼女がどんな人物かを知りたかったのだ
たきな「早く真島を追いましょう!」
夏織「そうね、沙里、運転は頼んだわよ!」
沙里「分かりました!」
たきなたちは車に乗り込み、真島の車を追跡するのだった
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イメージBGM
CHASE!! CHASE!! CHASE!!
大野雄二
(ルパン三世 PARTⅣ オリジナル・サウンドトラック 〜MORE ITALIANOより)
真島(リコリス共、やっぱり仕掛けて来やがったな……まぁ、もうあの倉庫に用は無ぇ、このままトンズラして……)
真島がそんなことを考えていると、目の前からサードリコリスの制服を着た少女が大型バイクに跨り、こちらに向けてショットガンを構えていた
現れたのは、単独行動を取っていたスイレンだった
すかさず真島はハンドルを切り、応戦体勢に入る
真島(またリコリスか……錦木千束じゃないが、1人で突っ込んでくるとは度胸があるじゃねぇか!)
真島は身を乗り出し、持っていたリボルバーでスイレンを狙う
対するスイレンも、バイクのハンドルから手を離した状態でショットガンを発砲した
弾が命中し、先に動作を失ったのは真島の車で、その場に横向きにスピンしたまま停止する
そこへ追いかけてきていたたきなたちも合流する
夏織「スイレン、このバイクはどこから持ってきたの!? まさかまた勝手に持ってきたんじゃないでしょうね!?」
スイレン「お話は後、今は真島の武器をなんとかしようよ。」
そして、停車したままの真島の車にゆっくりと接近する
しかし、中に潜んでいた真島が諦めるはずもなく、ワゴン車に積んであったサブマシンガンを取り、こちらへ発砲してきた
幸い夏織の車が防弾車のため、それを盾にすることで負傷することは免れた
沙里「どうします? このまま一気に攻めるのは……」
たきな「ダメです、武器を回収するのがDAからの命令……だとしたら真島をこの場から遠ざけて……」
夏織「たきなの言う通りね、真島の確保は二の次よ。」
スイレン「なるほど、あの車は武器を積んでるんだよね〜。」
スイレンはニヤリと笑みを浮かべると、真島のワゴン後方に向けてショットガンを撃ち始める
たきな「何してるんですか!?」
スイレン「説明は後、今はありったけの弾で撃ちまくって!!」
夏織「……分かったわ、スイレンを信じるわよ。」
沙里「先輩、さっき倉庫からサブマシンガン頂いてきましたよ! 使いますか!?」
スイレン「私はいい、たきなさんたちに使わせてあげて!」
そう言われるがまま、たきなは沙里がかっぱらってきたというサブマシンガンを手にする
敵が使っていた……ましてや、回収を命じられている武器を使うのはどうなのかと思ったたきなだったが、スイレンはサードながらファーストに匹敵する実力だとミカから聞いていたので、ひとまず彼女の作戦に乗ることにした
真島(くっ、このままじゃ埒があかねぇな……このクワッドランチャーで吹き飛ばしてやるぜ……!!)
真島は後部座席に積んであったクワッドランチャーを取り出し、弾の装填を始める
スイレン「ヤバいのが来そう……皆、撃ちまくって!!」
スイレンがショットガン、たきなと夏織と沙里がサブマシンガンでワゴンの後方を撃ち続けているが、未だに何も起こらない
たきな「スイレン、一体何を考えてるんですか!? このままじゃ真島の攻撃が来てしまいます!! 早く対策を取らなければ……」
そして遂にショットガンと全員のサブマシンガンが弾切れを起こしてしまった
沙里「せ、先輩〜! 早くしないとミサイルの餌食になっちゃいますよ!!」
スイレン「こうなったら……!!」
真島(終わりだ、リコリス共……!!)
スイレンは弾切れになったショットガンを投げ捨て、自らの銃でワゴンを攻撃し始めた
それを見た夏織もサッチェルバックから銃を抜き、撃ち始める
たきなと沙里も続くように、銃で最後の攻撃を仕掛けた
そして遂に……!!
真島「……〜!!?」
たきな「……!!」
真島のワゴンは勢いよく爆破炎上した
爆発の影響で、真島は爆風に吹き飛ばされてしまった
沙里「一体これは……!?」
スイレン「簡単なこと、真島の持ってた武器ごと爆破させただけ。」
夏織「じゃあ、真島が持ってた武器は……!?」
スイレン「そ、これで炎の中に消えていったってわけ。」
夏織「全く……司令にはなんて説明すればいいのよ……」
たきな「皆さん、真島を捕まえましょう。」
武器はワゴン車を爆破したことにより、全て燃え尽きてしまった
この後どう説明をつければいいのか悩む夏織をよそに、たきなたちは真島の確保に向かう
その時だった、夏織の車とスイレンが乗ってきたバイクが爆発し、辺りが大きな音と共に煙に包まれたのは……
今回、この回を編集していた時にあぶない刑事の映画が公開されていたこともあり、少し影響を受けて描いてみました
原作キャラがたきなと真島しか出せてないのはマズイですね…
次回はルパン側からもキャラを出しますので、お楽しみに!!