リコリス・リコイル3周年と本小説2周年、そして不死身の血族公開を記念して、久々に特別編を更新します!
多少、映画やTHE ⅢRDシリーズのネタバレがあるのでご注意下さい
詳しいネタバレは、後書きにて語ろうと思います
それではどうぞ!!
〜喫茶リコリコ〜
千束「ねぇ、たきな?」
たきな「はい?」
千束「何であの時、たきなの家で映画鑑賞会をやるって情報を、私に流したりしたの?」
たきな「それは……美味しいアイスコーヒーが飲みたかったからです。」
千束「そりゃ気が合うねぇ。」
ミズキ「……ねぇ、あいつら何かあったの……?」
午前中の臨時休業を終え、午後から営業を再開した喫茶リコリコ
だが、店員のミズキが千束とたきなの様子がいつもと違うことに気がついた
千束「別に私たちは正義の味方じゃねぇ。」
たきな「違いありませんね、私たちは一介のリコリスと……」
千束「一介の喫茶店員……」
そう言いながら、2人はミカが注いだコーヒーを口に付ける
千束「格別な味だ。」
たきな「確かに。」
ミズキ「待てーい! あんたら、一体どうしたのよ!?」
ここで、2人の異変をツッコまずにいられなかったミズキが声をあげた
千束「あ〜ミズキ、こないだたきなと一緒に観た映画が面白くてさ〜!」
ミズキ「映画?」
たきな「大泥棒が主人公の劇場アニメで、非常に見応えがありました。」
ミズキ「だから様子が変だったのね……」
どうやら千束とたきなは、一緒に観た映画の影響であのような洒落た言い回しで喋っていたようだ
千束「それにね! その前にガンマンと剣士、女盗賊と刑事の話もあるんだよ!」
たきな「前日譚4作と今回の映画、どれも素晴らしい作品でした!」
ミズキ「何か既視感があるわね、その映画……」
ミズキは、千束たちが観てきた映画の登場人物に既視感を感じた
千咲「お姉ちゃんたち、何の話してるの〜?」
千束「お〜千咲〜! お姉ちゃんたち、映画観に行ってきたんだよ〜!」
千咲「え〜!? 千咲も行きたかった〜!」
たきな「千咲、私たちが観てきたのは……」
クルミ「PG12、だったんだろ?」
千束「おやクルミ、よく知ってるね〜。」
そう、その映画はPG12なのだ
そのことを考慮し、千咲やきなこには内緒にしていたのだが……
クルミ「PG12って、子供でも観られるぞ。」
千束「え、そうなの?」
クルミ「あくまでも保護者の助言と指導が必要なだけだからな、子供だけで劇場に入っても別に止められはしないぞ?」
たきな「ですが、内容が内容ですから……」
千束「よしっ! 今度は千咲ときなこも一緒に行こう!!」
千咲&きなこ「やった〜!!」
ミズキ「何か色々話聞いてたら、私も観たくなってきたわ……」
その時、リコリコの扉が開く
やって来たのは、白のワンピースと帽子を被った金髪の少女だった
ミカ「おぉ、お嬢ちゃん、久しぶりだな。」
少女「久しぶりね、ミカ。」
クルミ「ん? 誰だこの子?」
ミカ「私の古い知り合いが預かってる子だ。」
少女はカウンターに腰掛け、ミカと談笑している
どうやら、2人は知り合い同士のようだ
千束「あれ!? 君、あの映画出てた子だよね!?」
少女「映画? 何のこと?」
たきな「私たちが観に行った映画です! 確か島の支配者の通訳だった……」
ミカ「2人とも何の話をしてるんだ、この子は私の知り合いだと言っただろう?」
千束「いや、そうなんだけど似過ぎてるんだよねぇ……」
千束曰く来店した少女が、先程観てきた映画の登場人物とあまりにも瓜二つだと言うのだ
ミカ「たまたま似ていただけだろう、お嬢ちゃん、注文は何にする?」
少女「それなら、このパンケーキ!」
ミカ「分かった、少し時間がかかるから、よければうちの看板娘たちと遊んでやってくれないか?」
少女「うん、じゃあ遊んでいこっと!」
少女はカウンター席から降りると、千咲たちと遊び始めた
その間に、千束とたきなはミカに問い詰める
千束「それで先生、あの子は一体何者なのさ?」
ミカ「彼女はアラン機関に目をつけられている、それで私と例の知り合いが匿っているんだ。」
千束「あ〜、そういうこと。」
たきな「店長、それなら私たちにもあの子の護衛をさせて下さい!」
ミカ「たきな、物事には知らなくていいこともあるんだ。」
ミカはそう一言だけ告げると、パンケーキの調理に戻るのであった
_____________________
ミカ「ホーク、来たぞ。」
?「おおっ、来てくれたかミカ。」
少女「ただいま、ホーク!」
?「お帰りなさいませ、サリファお嬢様。」
喫茶リコリコが営業を終えた後、ミカは少女を例の知り合いと呼ばれていた人物の元へと送り届けていた
少女はサリファと呼ばれ、男はホークと呼ばれている
ミカ「それじゃ、私はこれで帰るよ。」
サリファ「ばいばい!」
ホーク「ミカ、お嬢様をありがとう。」
ミカ「気にするな、お前たちは既にこの世からは消えた身、困った時はいつでもリコリコを頼るといい。」
ホーク「あぁ。」
サリファ「聞いてホーク! 今日はね……!」
サリファは、今日リコリコであった出来事をホークに話しているようだった
それを横目に、ミカはその場を後にしてしばらく経ったその時……
ルパン「よぉ、ミカ。」
ミカ「ルパンと次元か、珍しい所で会ったな。」
偶然にも、ミカはルパンと次元の2人に出会った
次元「さっきのおっさんと嬢ちゃんは知り合いか?」
ミカ「ルパンたちには隠すまでもないな、彼はかつてバミューダの亡霊と呼ばれた男だ、今はサリファという少女と一緒に暮らしてて私が面倒を見てる。」
ルパン「そいつは知ってる。」
ミカ「そうか、ホークとサリファは例の島からお前たちを除いた唯一の生存者だったな。気になってるのか?」
ルパン「気になるってほどじゃねぇけどよ、元気そうにやってるみたいで良かったよ。」
その昔、ルパン一味はバミューダのとある島で激闘を繰り広げた過去があり、その時にホークやサリファと関わったことがあった
それ以降、長らく生死不明のままだったホークとサリファだったが、現在はミカが面倒を見ているとのことでルパンたちは驚いたものの、2人がのんびりと暮らしていることにほっとしたのもまた事実
現在は、ホークとサリファのことは遠くから見守っている
ルパン「なぁミカ、今日はこの辺で一杯やってかねぇか?」
ミカ「まぁ、今日はリコリコの営業は終わってるし、付き合ってやってもいい。」
次元「たまには居酒屋ってのもどうだ?」
ルパン「悪くねぇな〜! そんじゃしゅっぱ〜つ!!」
こうしてミカ、ルパン、次元の3人は、久しぶりに酒を飲み交わすのであった
_____________________
イメージED
The ⅢRD Eye
B'z
(LUPIN THE ⅢRD THE MOVIE 不死身の血族 主題歌)
〜登場キャラクター〜
ルパン三世 錦木千束
次元大介 井ノ上たきな
中原ミズキ
ホーク クルミ
サリファ ミカ
錦木千咲
井ノ上きなこ
不死身の血族、とても素晴らしい作品でした!! これがあの作品へと繋がるのか……!!
映画好きな千束がTHE ⅢRDシリーズを観たら、あまりのカッコ良さに発狂してしまうんじゃないですかね笑
最終的に、ホークとサリファは死亡してしまったんでしょうか……? バミューダの亡霊とまで呼ばれたホークが、崖から転落しただけでそう簡単に死ぬとは思えず……
そんなわけで、ホークは実はサリファと共に生存していたというifというか妄想を描いてみました(しかしそうなると、サリファは1人ではなく……)
今後、この2人も本編に登場させられたら良いなぁ
そしてあらためてになりますが、リコリス・リコイル3周年おめでとう御座います!!
次回もお楽しみに!!