いよいよ、第4章最終回です!
どうぞ!!
〜DA本部〜
千束「お〜、お帰りたきな。」
たきな「千束、はぁ……」
千束「たきな、随分疲れてるんじゃない? そんなにこっぴどく叱られちゃったの?」
たきな「えぇ、スイレンたちはまだ司令に咎められていますが……」
今日は、リコリスにとって定期的にやってくるライセンス更新の日
先日の事件からそう日が空いていなかったこともあり、着いて早々司令室に呼ばれ、司令のお説教が始まってしまった
真島の武器密輸を阻止したのは事実だが、DAからの命令はその武器を回収することだった
しかしスイレンの独断行動により武器は全て焼失、サブミッションだった真島の確保も叶わず、司令の逆鱗に触れてしまったのである
たきな「スイレンがDAを左遷されたのが、なんとなく分かった気がします……」
千束「色々あるんだねぇ〜。」
次元「よぉ、千束たちも来てたのか。」
千束「お〜次元さん、久しぶりだね。」
次元も今回リコリスのライセンス更新を確認するため、DAを訪れていた
千束「それで? こないだの宝石が消えてたのは、やっぱりルパンさんの仕業なんでしょ?」
次元「まぁな、不二子は元気にしてるか?」
たきな「不二子さんは確かに宝石を密輸しようとしてましたが、結果的にはルパンさんたちが横取りしちゃいましたからね、今回は多めに見ることにしました。」
次元「おいおい……不二子は独房にでもぶち込んでおいた方がいいぜ。」
千束「まぁまぁ、その時はまた私たちが阻止するよ。」
DAの役目は、あくまでも日本の治安を維持すること
不二子のケースは宝石の密輸であり、凶悪犯罪やテロなどには該当しないと判断され、警察に対処させることとなった
ただし、真島と静流はDAの対象であった
たきな「次元さん、例の静流はどうしたんですか?」
次元「さぁな、宝石の場所を教えるって条件で真島と一緒に解放しちまったからな。」
千束「ちょっ!? 真島も捕まえてたの!?」
次元「あぁ、そっちはルパンが捕まえてきてたぜ。」
たきな「じゃあ、あの時のはやっぱり……」
この時、たきなはベンツの運転手がルパンだったのだと確信した
リコリスA「ねぇ聞いた? 次元先生とフキさんの決闘!!」
リコリスB「聞いた聞いた! あれ本当にやるのかな!?」
次元「……」
次元は何やら嫌な予感がしそうな話を、通りがかったリコリスたちが話しているのを聞いてしまった
千束「……次元さん、こりゃ相当根に持たれてるね。」
たきな「何かしたんですか?」
次元「俺と勝負するかって聞いただけなんだが……」
サクラ「おっ! 次元先生〜!」
その時、受付近くにいた次元を見つけたサクラはこちらへ駆け寄ってくる
次元の嫌な予感は更に当たりそうになっていた
サクラ「フキ先輩との模擬戦、行かなくていいんスか?」
次元「おいっ! そりゃどういうことだ!? 何で俺がフキと決闘しなくちゃならねぇんだ!?」
サクラ「そりゃあ〜……ね? フキ先輩だし。」
次元「冗談じゃねぇ! 俺は帰る!!」
サクラ「いいんスかぁ? 皆、期待してるみたいっスけど〜?」
周りを見渡してみると、次元が射撃を教官したリコリス(教え子?)たちが輝くような視線で次元を見ている
もうこれは引き返さないやつだと、次元は心の中で察した
次元「……ったく、一回だけだぞ?」
サクラ「やった〜! フキ先輩とのタイマン楽しみっス〜!!」
千束「あはは……私たちは帰ろっか。」
たきな「そうですね。」
サクラに強引に連れていかれた次元を見て、千束とたきなは早くリコリコへ戻ろうとDAを後にするのだった
この決闘の勝敗は……この場に居たリコリスだけが知るだろう……
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〜真島のアジト〜
静流「失礼〜。」
真島「てめぇは……何の用だよ?」
静流「たまたま近くまで来たから寄っただけ。」
場所は都内のアパート
真島は密輸事件の後、ここに身を隠していたのだが、初の来客だ
実際足音で誰なのかは気づいていたが、特に警戒することもなく、つけっぱなしのテレビを眺めている
静流「これからどうしよっかな〜?」
真島「……お前は、今の日本をどう思う?」
静流「何、いきなり?」
真島「いいから答えろ。」
静流「う〜ん……平和過ぎて逆に落ち着かない感じかな?」
真島「その通り、バランスが悪過ぎるんだよ……だから俺はいつかDAを白日の下に晒してやる。」
真島は平和で塗り固められた日本を作っているDAの存在に疑問を感じており、バランスが悪いと豪語していた
静流は海外を飛び回っているためあまり関係のない話かと思ったが、この前の一件を考えるとそうもいかない
真島「ところで、お前に殺しの依頼をしたのは誰だったんだ?」
静流「それがいくら逆探知をしても分からなかった……多分アラン機関だと思う。」
真島「やっぱりアランの連中だったか。」
静流「うん……あれ? これって今やってる映画の前作……?」
真島「知ってるのか?」
静流「うん、私はこれと1と2も観たことあるよ。」
真島「30年ぶりの4作目だってのに……気合い入ってるのは分かるんだがよ、中々チケットが取れなくてなぁ……」
静流「じゃあ今から行く? この時間帯なら空いてるんじゃない?」
真島「チケット持ってんのかよ?」
静流「持ってるよ、しかも丁度2枚。」
真島はガバッとソファーから起き上がる
ちなみにこの映画は30年ぶりの続編であり、世界中でも話題になっていた
映画のチケットは即完売で、ここ最近忙しかったこともあり、中々足を運べずにいたのだ
真島「……どうすればそのチケットを譲ってくれるんだ?」
静流「別に何も要らないよ? 2つあるから一緒に行こうよ。」
真島「何か企んでんだろ?」
静流「何も企んでないよ、私はただ映画が観たいだけ。」
真島「武器をここに置け。」
静流「用心深いなぁ。」
真島は本当に静流が危害を加える気がないのを確認してから、映画のチケットを受け取った
静流「さてと、上映時間は30分後だよ。」
真島「へいへい。」
まだお互いを信用しきったわけではない、思想や考え方だって違う
だが、たまたま好きな映画が同じだったという共通点
テロリストと殺し屋の2人が、この後映画を観に行って盛り上がったのは言うまでもない
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〜喫茶リコリコ〜
ルパン「でよ〜、その時千束が金庫に閉じ込められた宝石たちを救い出したんだぜ〜!」
千咲「ルパンおじさん! 千束おねえちゃんたちのこと、もっとおしえて!」
きなこ「た、たきなおねえちゃんのはなしも……!」
ルパン「勿論だぜ〜! たきなは悪い奴をドーン!って倒して〜……」
リコリコでは、訪れていたルパンが千咲ときなこに2人の武勇伝?を話していた
それを聞いていた千咲ときなこは、姉2人のエピソードに心を躍らせている
ミズキ「にしても、宝石横取りしちゃうなんて流石ルパンよね〜。」
ルパン「横取りしようとしたのは不二子だよ、ま〜た俺に面倒事押し付けちゃってよ〜。」
クルミ「……やっぱり分からないな、どうしてそこまで不二子にこだわるんだよ?」
ルパン「不二子は俺にとっての敵であり味方でもある……そして恋人同士だったこともあるしな。」
ミズキ「えっ!? ルパンと不二子って付き合ってたの!?」
クルミ「敵であり味方か……ますます分からないな。」
ミカ「不二子はルパンにとって最高のパートナー……だろ? ルパン。」
ルパン「まぁ、その言い回しがラフなのかもしれねぇな。」
千咲「ルパンおじさん! わたしのむねのおと、きいてみてよ!」
千咲は座敷に横になると、こちらに手を振っている
そこへきなこが横になり、頭を千咲の胸元へと近づけていく
きなこ「やっぱりちさきちゃん、おとがしない……」
千咲「ふしぎでしょ〜? えへへ!」
ルパン「へぇ〜、本当に音がしねぇのかぁ〜?」
千束「千束が戻りま〜……」
ミズキ&クルミ&ミカ「あ……」
現在の状況を整理しよう
ルパンは千咲に誘われ、自らの頭を千咲の胸元に預けている状態だ
そしてこの光景の中、DAから千束とたきなが帰ってきた
お察しの通り、千束の妹的存在の千咲の胸におじさんがもたれかかっているという、セクハラ同然の状況にしか見えないわけである
ルパン「よ、よぉ〜、千束! 今日は遅かったなぁ〜!!」
千束「……ルパンさん、今日はあともう一仕事あるから早急に終わらせたいんだ〜……!」
千束はいつものテンションで話しているが、目が全く笑っていない
そしてサッチェルバックから銃を抜くと、ゆっくりとスライドさせる
それと同時に、リコリコの扉が勢いよく開く
不二子「ルパン! 宝石はどこに隠したのよ!?」
ルパン「不二子〜!?」
千束が暴走状態寸前な状況で現れたのは不二子
高級ブランドの身なりがボロボロになっており、また酷い目に遭ったのだなとルパンは察した
千束「千咲に手を出したら……どうなるか分かってるよね〜……?」ゴゴゴ!
ルパン「え!? て、手なんて出してねぇって〜!!」
不二子「ルパン!! 宝石はどこなのよ!?」
ルパン「ったく、こりゃ埒があかねぇぜ〜!!」
千束&不二子「待ちなさ〜い!!」
なんやかんやあって、色々と誤解が生まれてしまったルパンだった
その後、千咲が千束に説明、不二子には一番高価な宝石を譲ったことによって、ルパンは難を逃れた……らしい
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イメージED
GIFT
稲泉りん
(映画 ルパン三世 THE FIRST ED曲)
ルパン三世 錦木千束
次元大介 井ノ上たきな
峰不二子 中原ミズキ
錦木千咲 クルミ
井ノ上きなこ ミカ
若葉スイレン 春川フキ
高山夏織 乙女サクラ
平田沙里 真島
八幡昌
桜木栞
静流
イメージOP
今すぐKiss Me
錦木千束(CV.安済知佳)
イメージED
Duty Friend
NIKIIE
イメージBGM
CHASE!! CHASE!! CHASE!!
大野雄二
投稿サイト
ハーメルン
というわけで、第4章完結です!!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!!
本章ではオリジナルキャラクターを多く登場させてみましたが、いかがだったでしょうか?
いや〜、遂に真島を登場させることができたのが、自分の中では大きいですね
次章は、五エ門をメインに描いたお話を投稿予定です!
それでは、次章もお楽しみに!!