彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 昨日、情報解禁されましたが、リコリコ ショートムービーは4月から配信ですね! 楽しみ!

 いみぎむる先生の描き下ろしキービジュアルが素晴らし過ぎて、期待値が更に上がります!

 それでは、本編どうぞ!!







The Fuma Conspiracy

 

 

 

 

 〜ヨーロッパ某国〜

 

 

 

 

 

次元「ルパン、携帯鳴ってるぞ。」

 

ルパン「ん? 五エ門から電話なんて珍しいな〜。」

 

 

 

 ルパンと次元は、自分たちのアジトでのんびりと朝食を作っていた

 

 五エ門はスマホの使い方がよく分かっていない為、ルパンは連絡が来たこと自体が珍しいと感じていた

 

 

 

ルパン「よ〜、どうした五エ門?」

 

五エ門【ルパン、お主は昨日何処に居た?】

 

ルパン「昨日? 昨日はフレンチの高級料理店で不二子ちゃんとフルコース食ってたぜ、美味かったな〜!」

 

五エ門【となると、ルパンは日本におらぬということか?】

 

ルパン「あぁ、ここの所、次元とヨーロッパでお宝探しをしてたからな〜。」

 

五エ門【やはり、あの予告状は偽物だったか……】

 

ルパン「予告状? 何かあったのか?」

 

 

 

 五エ門は、昨日喫茶リコリコで起きた事件を話した

 

 仏像が無事だったこと、そしてリコリコの店員であるミズキが襲撃犯たちに連れ去られてしまったことも

 

 

 

ルパン「なるほど、ミズキが……」

 

五エ門【仏像は無事だったのだが、連中の狙いが分からぬ、何か知っていることはないか?】

 

ルパン「五エ門、その仏像の写真送れるか?」

 

五エ門【写真……? どこを押せばいいのだ……?】

 

千束【あ〜、五エ門さん、それはこうやるの。】

 

 

 

 どうやら千束が五エ門に携帯の使い方を教えているようだ

 

 待つこと数分、仏像の写真が送られてきた

 

 

 

五エ門【それが連中の狙っている仏像だ。】

 

ルパン「分かった、ちょっくら調べてみるわ〜。」

 

 

 

 ルパンは通話を終えると、パソコンを取り出しカタカタと打ち込み始める

 

 

 

次元「何してんだ、ルパン?」

 

ルパン「五エ門から送られてきた仏像な、どっかで見たことある気がしてよ〜……」

 

 

 

 ルパンは、あるネットニュースの記事を見つけると次元に見せた

 

 

 

次元「永田重蔵……このおっさんが仏像の持ち主なのか?」

 

ルパン「あぁ、日本を拠点に世界でも名の知れた骨董品マニアさ。」

 

次元「それが今回のヤマと、どう関係があるんだよ?」

 

ルパン「いや〜この仏像な、ある組織が狙ってるって小耳に挟んでよ。」

 

次元「組織だぁ……?」

 

ルパン「それが……」

 

不二子「風魔一族……そうよね、ルパン?」

 

ルパン「不二子ちゃ〜ん!!」

 

 

 

 ルパンの会話を遮るようにやって来たのは不二子

 

 不二子が抱えていたのは、風魔一族に関する資料である

 

 

 

不二子「風魔は日本を拠点に、古来より多くのお宝を盗み出しているの。」

 

次元「俺たちが相手してきた連中とは別人なのか?」

 

ルパン「もしかしたら、生き残りが手を組んだって可能性もあるよな〜。」

 

 

 

 ルパンたちは2度に渡り、風魔一族とお宝争奪戦を繰り広げた過去がある

 

 いずれも壊滅させており、銭形たちが手下を逮捕したはずだったが、リコリコ襲撃が風魔の生き残りの仕業である可能性は否定できなかった

 

 

 

不二子「風鈴組……?」

 

ルパン「岐阜に本部がある指定暴力団さ……表向きは。」

 

 

 

 風鈴組、表向きはヤクザで構成された指定暴力団なのだが、その裏では麻薬や骨董品の密売を行なっている組織である

 

 

 

次元「そういや、持ち主の永田ってじいさんも骨董品に目がないんだったよな。」

 

ルパン「あぁ、おそらく永田と風鈴組は繋がっている、その取引に使う骨董品を俺たちが盗んでやろうってわけさ。」

 

不二子「私は乗ったわ!」

 

次元「しかし、永田の行方が分からないんじゃ、どうしようもなくねぇか?」

 

ルパン「永田探しは千束たちに任せようぜ? 俺たちはお宝の秘密を探らねぇとな〜!」

 

不二子「良いわね!」

 

 

 

 こうしてルパンたちは、ヨーロッパの某国で永田と骨董品について調べ始めるのだった

 

 

 

 

 

________________________________________

 

 

 

 

 〜喫茶リコリコ〜

 

 

 

 

ミカ「分かった。」

 

千束「先生、ルパンさんは何だって?」

 

ミカ「ルパンの調べによれば、岐阜に拠点を置く風鈴組の仕業かもしれないそうだ。」

 

たきな「組事務所ですか……」

 

 

 

 その時、たまたま付けていたテレビにニュース映像が流れる

 

 画面に映された内容を観た一同は、思わず言葉を失う

 

 

 

キャスター「速報です、骨董市でも知られる永田重蔵さん70歳が自宅で倒れているのが見つかり、その後死亡しました、現場の状況から自殺と思われています。」

 

たきな「そんな……!」

 

千束「永田さんの家って、この近くじゃない!?」

 

五エ門「くっ……!!」ダッ

 

ミカ「ご、五エ門!」

 

 

 

 五エ門は永田の屋敷へと一目散に走っていく

 

 そして屋敷へ到着したものの、周りは大勢のパトカーや緊急車両が停車しており、とても近づけそうになかった

 

 

 

千束「追いついた〜……! あれ? 阿部さんがいる……おーい!!」

 

阿部「おっ、千束ちゃんかい!?」

 

 

 

 千束はたまたま現場に駆けつけた阿部刑事に声をかけた

 

 

 

千束「阿部さん、一体何があったの?」

 

阿部「この屋敷の家主がどうも自殺しちゃったみたいなんだよ、う〜ん、詳しくは調べてみないと分からないんだけどね。」

 

千束「そっか……」

 

 

 

 千束が気にかけていた永田の安否は、どちらにしろ死亡していることで間違いなかった

 

 このままここにいても状況は変わらないと判断した千束と五エ門は、リコリコへと戻ることにした

 

 

 

たきな「千束、永田さんは……?」

 

千束「自殺ってことで処理されてる、でも私たちが会った時はそんな雰囲気じゃなかった。」

 

五エ門「……これはもしかすると、風魔の仕業かもしれないでござる。」

 

たきな「風魔の?」

 

ミカ「自殺に見せかけた殺人か。」

 

千束「っ……!!」

 

 

 

 永田の死が風魔の犯行によるものだと確信した一同は、怒りを露わにさせる

 

 その時、千束の真横をクナイのようなものが通り過ぎ、リコリコの壁に突き刺さった

 

 クナイには紙が巻かれている

 

 

 

千束「今夜23時、壺を持って岐阜の機関車庫にて待て、人質と交換だ、風鈴組……」

 

たきな「やはり、風鈴組がミズキさんを……!」

 

ミカ「……喫茶リコリコは臨時休業にする、風魔を見つけてミズキを助け出そう。」

 

五エ門「ミカ殿、某も連れて行ってほしいでござる。」

 

千束「五エ門さん?」

 

五エ門「ミズキ殿を救えなかったことは某にも責任がある、だから頼む!」

 

 

 

 仏像を風呂敷に包んだ五エ門は、自分もミズキ救出に加勢したいと頼み込んできた

 

 本来はDAに関係ない人物を巻き込むわけにはいかないが、五エ門は現場に立ち会って一戦を交えた人物だったので……

 

 

 

千束「五エ門さんも行こう、ミズキを助けるのを手伝って!」

 

五エ門「心得た!!」

 

ミカ「よし、全員出発だ!」

 

 

 

 こうしてミカの運転する車は東京を抜け、山深い岐阜へと足を踏み入れるのだった

 

 

 

 

 

 







 敵組織は風鈴組(風魔一族の生き残り)ということが判明しました

 本章は、ルパン三世 風魔一族の陰謀からアイデアを得ています

 作品のクオリティー自体が物凄く高く、声優一新などかなり異色のルパンなのですが、私はかなり好きな作品です!

 というか今年、リコリス・リコイル、キャッツ・アイ、ルパン三世の新作が公開されるんですね! 凄い年だ…!

 それでは、次回もお楽しみに!!





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