彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 昨日、[LUPIN THE ⅢRD 不死身の血族]が6月27日に公開されることが発表されましたね!

 しかも主題歌がB'zとは!! これは期待値爆上がりですね〜!!

 さてさて、本編どうぞ!!








隠された財宝

 

 

 

 

 〜刑務所〜

 

 

 

 

銭形「ICPOの銭形です、ルパンの牢屋は?」

 

 

 

 銭形はインターポール長官からの指令を受け、香港にある刑務所へとやって来た

 

 理由はルパンが逮捕されたとの一報を受けたからだ

 

 

 

刑務官「警部、こちらです。」

 

銭形「うむ……この同室の男は?」

 

刑務官「先日、違法賭博で捕まえた囚人です。」

 

銭形「そうか。」

 

 

 

 鉄格子の奥で足を組み寝転がっていたのは、確かにルパンだった

 

 そしてもう1人の男は、壁に寄りかかって居眠りをこいている

 

 

 

銭形「看守、ルパンを釈放しろ。」

 

刑務官「し、しかし……!」

 

銭形「いいんだ、出してやれ。」

 

刑務官「は、はい。」

 

 

 

 刑務官は牢屋の鍵を解除し、扉を開けた

 

 これが本物のルパンならば、直ぐに逃げ出すに違いない

 

 そう銭形は睨んでいたのだが……

 

 

 

銭形「……ルパン、何故逃げない……?」

 

ルパン「別に〜? 俺は捕まりたくて捕まったからよ〜。」

 

銭形「貴様、本当にルパンか〜!?」

 

ルパン「痛でで〜! 何すんだ〜! とっつあん!?」

 

銭形「ほ、本物……!?」

 

 

 

 銭形は勢いよくルパンの頬をつねるが、本気で痛がっていた為変装ではないことを理解した

 

 

 

銭形「ルパン、何が狙いだ?」

 

ルパン「別に大したことじゃねぇぜ? そろそろ俺も潮時だな〜って感じてよ。」

 

銭形「とぼけるな、本当のことを言え。」

 

ルパン「なら、一つ頼みがあるんだけどよ〜。」

 

銭形「何だ?」

 

ルパン「タバコ貰えねぇか〜? 最後に一服しときたくてよ。」

 

銭形「俺ので構わないな?」

 

ルパン「あぁ、いいぜ。」

 

 

 

 ルパンは銭形からタバコを受け取り、ライターで火を付けてもらう

 

 その時、牢屋の壁が爆発し、大きな穴が開いた

 

 

 

銭形「な、何だ!?」

 

ルパン「とっつあ〜ん! 俺たちゃ日本に用があるからよ〜、また会おうぜ〜!」

 

銭形「ま、待て〜、ルパ〜ン!!」

 

 

 

 ちなみに牢屋の壁を破壊したのは次元で、刑務所の近くでは不二子が待機していた

 

 ルパンは牢屋で同室だった違法賭博で捕まった囚人も連れ、逃げてきた

 

 

 

不二子「ルパン、そいつが例の?」

 

ルパン「あぁ、後で話はたっぷり聞かせてもらうぜ。」

 

 

 

 そして援護に回っていた次元を回収し、ルパンたちは荒野の彼方へと消えていくのだった

 

 

 

銭形「くそ……ルパンめ……!」

 

刑務官「警部、もう1人の囚人も居ません! ルパンと逃亡したと思われます!」

 

銭形「何だと!? だとすると、ルパンはその囚人に狙いがあるのか……!?」

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

次元「どうやら撒いたようだな……」

 

不二子「ルパン、わざわざ警察に捕まってまで頂きたかったのが、こんな老紳士じゃないわよね?」

 

ルパン「ところがどっこい、俺はこのフェルンって奴に用があるのさ。」

 

 

 

 ルパンと共に脱獄してきた男の名はフェルン

 

 凄腕の鑑定士だが、違法賭博に手を出してしまい、現在まで先程の刑務所に服役していた

 

 

 

フェルン「なるほど、ルパン三世か。」

 

ルパン「伝説の眼を持つ鑑定士と呼ばれたあんたが、どうして違法賭博なんかに手を出しちまったんだ?」

 

フェルン「つい魔がさしたのさ、伝説の鑑定士と呼ばれたワシも、今はこんなもんじゃよ。」

 

ルパン「なぁフェルン、この仏像を見てどう思う?」

 

フェルン「これは……風魔の始祖……!?」

 

不二子「何、風魔の始祖って?」

 

フェルン「江戸よりも前、風魔の一族が隠したとされる幻の財宝……それは初代風魔の当主のみが知ると噂に聞いていたが……」

 

ルパン「その在処がこの仏像に隠されてる、そうだろ?」

 

フェルン「あぁ、まさか永田が持っていたとはな。」

 

次元「じいさん、永田とは知り合いだったのか?」

 

フェルン「彼の元で鑑定の仕事をしていたんだ、大昔の話だがね。」

 

ルパン「……永田は死んだよ、2日前にな。」

 

フェルン「何っ!? 永田がか!?」

 

次元「自殺でな……表向きは。」

 

不二子「実際は、風魔の連中にやられたと見ていいわね。」

 

 

 

 フェルンと永田は旧知の仲で、骨董商と鑑定士の関係だった

 

 そんな面識のある永田の死を知らされ、フェルンはショックを受ける

 

 

 

フェルン「ルパン、この仏像は今一体誰が!?」

 

ルパン「俺の知り合いが持ってるぜ、今は日本の岐阜にいるはずだ。」

 

フェルン「ルパン、ワシも連れて行っておくれ!」

 

次元「じいさん……」

 

フェルン「永田が追い求めていたお宝の秘密を、あいつに代わって突き止めたいんだ、だから頼む!」

 

ルパン「……分かったよ、仏像は永田が遺した最後の骨董品だ、獲物は俺たちが頂くぜ!」

 

不二子「じゃあ行きましょう! 黄金の地、ジパングへ!!」

 

次元「おいおい、どうしてマルコ・ポーロが出てくるんだよ……」

 

 

 

 不二子のノリはともかく、ルパンたちは日本へ向けて飛び立つのだった

 

 

 

 

 

___________________________________________

 

 

 

 

 〜岐阜県、某所〜

 

 

 

 

五エ門「……」

 

千束「元気出しなよ五エ門さん! あんな所から狙われたら誰も対処できないって!」

 

 

 

 五エ門は昨夜の取引で人質になったミズキが負傷してしまったことを悔やんでいた

 

 実際、機関車の死角からの攻撃だったので防ぐのは難しかったのだが、五エ門は実力不足だと自分を責めていた

 

 

 

五エ門「たきな殿……」

 

たきな「何ですか?」

 

五エ門「しばらく某の刀を預かってほしい。」

 

千束「五エ門さん、そんな大事な刀、手放しちゃっていいの?」

 

五エ門「しばらく剣は抜かぬ……某にはまだまだ修行が足りなかったということだ。」

 

 

 

 五エ門は昨日泊まった宿代を置いて、そのまま笠帽子を被り歩いて行ってしまった

 

 

 

たきな「五エ門さん、大丈夫でしょうか……?」

 

千束「大丈夫……じゃなさそうだね。」

 

ミズキ「あれ? 五エ門さんは?」

 

ミカ「ミズキ、昨日の今日だ、まだ安静にしておいた方がいい。」

 

千束「五エ門さんは修行に行っちゃったよ、斬鉄剣をたきなに預けて。」

 

ミズキ「そう……」

 

 

 

 ミズキは、たきなに預けた斬鉄剣を寂しげな表情で見つめていた

 

 きっと自分が人質にされたせいで……と

 

 

 

ミズキ「私、その仏像について調べてみる!!」

 

たきな「……私個人でも調べてみたんですが、ネットには何も文献が載ってなかったんです。」

 

ミカ「ネット上には存在していない仏像なのか。」

 

千束「あぁ〜、こういう時にクルミが居ればな〜!」

 

ミズキ「だから私の出番ってわけ!! 元情報部の力、舐めるんじゃないわよ!!」

 

 

 

 ミズキはどや顔でそう言ったが、千束たちは少し不安そうだった

 

 

 

ミズキ「何よ!? そのリアクション!!」

 

千束「いや〜、ミズキに任せて大丈夫かな〜って。」

 

ミカ「心配するな、ミズキはこう見えて情報部では一流だったんだ。」

 

ミズキ「こう見えてもは余計だわ!!」

 

たきな「あの、早く作戦を考えませんか?」

 

 

 ミズキたちの言い争いを見て、早く作戦会議をしないかと提案するたきなであった

 

 

 

 

 

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