彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

6 / 85



 前回の特別編でホークを登場させたので、不死身の血族でも大活躍だった彼も描いてみました

 実質、不死身の血族公開記念第2弾です!

 後書きにて、少し映画に触れた感想も書いているのでネタバレ注意でお願いします

 それではどうぞ!!






世界一のガンマンは2人いらない

イメージBGM

謎解き

ジェイムス下地

(LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標 オリジナルサウンドトラックより)

 

 

 

 

 〜喫茶リコリコ、地下射撃場〜

 

 

 

 

 

サクラ「へへっ! どうスか!? 次元さん!」

 

次元「だいぶ腕を上げたな、その調子だ。」

 

サクラ「はいっス!」

 

エリカ「じ、次元さん、私もどうですか!?」

 

次元「エリカも標準が安定している、良い調子だ。」

 

 

 

 ある日の喫茶リコリコ

 

 地下の射撃場では、千束&たきなとアルファ1のメンバーが射撃練習を行っていた

 

 そこに偶然来店していた次元も、練習に付き合うことになったのである

 

 

 

ヒバナ「……」

 

次元「ヒバナ、どうかしたか?」

 

ヒバナ「あぁ、いえ、海外のニュースサイトを見ていて……」

 

次元「狙撃事件……か」

 

 

 

 練習を休憩中だったヒバナは、自身のスマホでニュースサイトを閲覧していた

 

 その中で彼女の目に留まったのは、外国で起きた財団の長暗殺事件

 

 狙撃され暗殺されたという財団の長は、地元警察や政治家を買収して違法な商売をしていたらしい

 

 

 

ヒバナ「嫌ですね、今時狙撃なんて。」

 

次元「日本じゃほとんど無いだろうが、俺にとっちゃ狙撃されるなんて日常茶飯事だったからな。」

 

 

 

 次元は傭兵部隊や殺し屋としての経験があるため、狙撃したこともされたことも数え切れない程ある

 

 日本でリコリスが狙撃等の案件に対応したことがあるのかどうかは不明だが、多少なり自分の経験を千束たちにも共有しておこうと次元は考えていた

 

 

 

エリカ「ヒバナ、お疲れ様。」

 

ヒバナ「うん、お疲れ様。」

 

たきな「次元さん、何見てるんです?」

 

次元「ヒバナの見ていたニュース記事がちょっと気になってな……」

 

エリカ「もしかして、次元さんの知り合いとか……?」

 

次元「狙撃手の方だがな、しかし奴は……」

 

 

 

 次元は知り合いなのが財団の長ではなく、狙撃手だと話す

 

 だが、その顔はあまり良い表情ではない

 

 

 

たきな「次元さん、何かあったんですか?」

 

次元「端的に言うなら、死んだはずの人間がこの事件で狙撃をしている。」

 

ヒバナ「死んだはずの人間が狙撃……?」

 

次元「かつて俺の命を狙った最強のガンマンだ、あれ以上に強い奴を俺は知らない。」

 

エリカ「次元さんがそこまで言うなんて……!」

 

次元「だが奴は俺の目の前で死んだ、生きている筈がない……そう思ってたんだがな。」

 

 

 

 次元の言う、最強のガンマンは既に次元の目の前で死亡している

 

 だが例の狙撃手と手口が酷似しており、次元の胸騒ぎは収まりそうになかった

 

 

 

サクラ「フキ先輩の勝ちっス〜!!」

 

千束「だあぁ〜っ!! フキに負けた〜!!」

 

フキ「まぁ、ざっとこんなもんだな。」

 

 

 

 そんな中、千束たちが射撃の練習を終えて戻ってきた

 

 どうやら千束とフキは射撃勝負をしていたようで、その戦いを制したのはフキだった

 

 それをよそに、次元はある人物の顔写真をスマホに表示する

 

 

 

千束「次元さん、誰それ?」

 

次元「俺が戦った史上最強のガンマンだ。」

 

サクラ「へぇ〜、この人がっスか〜?」

 

 

 

 次元のスマホに映っていたのは、そのガンマンの顔写真

 

 今は亡き男の筈だが、現実に彼の仕業であろう狙撃事件が起きている

 

 

 

次元(念の為、ルパンに調べてもらうか……)

 

 

 

 そう次元は考えるのだった

 

 

 

 

 

___________________

 

 

 

 

クルミ「よし、さっさとリコリコに戻るぞ〜。」

 

ミズキ「ったく、あんたも少しは持ちなさいよ!」

 

クルミ「ボクはタブレットで両手が塞がってるからダメだ。」

 

 

 

 クルミとミズキが買い出しに出かけた帰り道

 

 大荷物なミズキはクルミに手伝ってもらおうとするも、彼女はタブレット端末を持っているため手伝えないと答えた

 

 その直後、ミズキは目の前を歩いていた男性とぶつかってしまう

 

 

 

ミズキ「痛っ!? す、すみません、大丈夫ですか!?」

 

?「大丈夫だ、前はよく見て歩いた方がいい。」

 

 

 

 幸い男性もミズキも何ともなく、僅かな会話を挟んでお互い別れる

 

 だがミズキは、先程の男性にある違和感を感じていた

 

 

 

ミズキ「ねぇ、クルミ?」

 

クルミ「どうした? さっきの男に惚れたか?」

 

ミズキ「違うわ! さっきの人、左手が義手だったのよ!」

 

クルミ「義手? 義手を付けてる人なんて少なくないだろ。」

 

ミズキ「そうじゃなくて、なんか変な義手だったのよ、何というか戦闘兵器みたいな。」

 

クルミ「ん……?」

 

 

 

 先程の男にミズキは違和感を感じていた

 

 直接見たわけではないが、男の左腕は普通の義手ではなく、まるで大口径ライフルを扱えるかのような強靭な義手だった

 

 そう考えていたミズキの横で、クルミはタブレットの動作が一瞬停止したのを確認する

 

 

 

クルミ「こないだ買い替えたばかりなのに、不調かな。」

 

ミズキ「不良品なんじゃないの?」

 

クルミ「そんなはずは……」

 

 

 

 クルミは後ろを振り返り、先程の男の背中を見つめる

 

 男はこちらを振り返ることもなく、ミズキたちとは反対方向に歩いていく

 

 

 

クルミ「気のせい、だよな……?」

 

ミズキ「さてと、店長がうるさいから早く戻るわよ。」

 

クルミ「あぁ、そうだな。」

 

 

 

 男を見つめていたクルミはミズキに声をかけられ、そのまま一緒にリコリコへと戻ったのだった

 

 

 

 

 

_____________________

イメージBGM

ヤエル奥崎

ジェイムス下地

(LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標 オリジナルサウンドトラックより)

 

 

 

 

?「ヤエル、帰ってたんだ。」

 

?「あぁ、さっき戻ってきた。」

 

 

 

 先程ミズキたちとすれ違った白スーツの男……

 

 名はヤエル奥崎

 

 彼はひっそりとした住宅街に入っていく

 

 中で待っていたのは、幼い金髪の少女だった

 

 

 

ヤエル「サリファ、何か良いことでもあったのか?」

 

サリファ「聞いて聞いて! 今日はお客さんが来てるの!」

 

 

 

 金髪の少女……サリファはヤエルに来客があることを嬉しそうに伝える

 

 だが、ヤエルは謎多きプロの殺し屋

 

 来客はあり得ないと銃を隠し持ち、客人が待つ一室へと足を踏み入れる

 

 そこで待っていたのは……!

 

 

 

ルパン「よぉ、久しぶりだな〜、ヤエル奥崎。」

 

ヤエル「ルパン三世……」

 

 

 

 部屋で待っていたのは、ルパンだった

 

 

 

ヤエル「何故貴様がここに。」

 

ルパン「そりゃこっちのセリフだ、どうしてあの島で死んだはずのお前が生きてる?」

 

ヤエル「私が気がついた時にはサリファと共にいた、詳しいことはよく分からない。」

 

ルパン「おいおい、そんなことがあり得るってのか?」

 

サリファ「私はあり得ると思うな〜、だって残りの私も皆生きてるから!」

 

 

 

 1番謎が多いのはサリファだ

 

 ホークと共に生存していたサリファもそうだが、一体どんな手段を使って生き延びたというのか?

 

 

 

サリファ「1つだけ言えることがあるとしたら、私たちのご主人様が蘇った……ってことぐらいかな?」

 

ルパン「なるほどな、分かったよ。」

 

 

 

 ルパンはすっと立ち上がり、ヤエルのアジトを後にしようとする

 

 

 

ヤエル「帰るのか?」

 

ルパン「お前さんは依頼がなきゃ引き金は引けねぇ、もし俺を殺すような依頼があったなら、この場所へ来た時に撃たれてたさ。」

 

ヤエル「……ルパン三世、一つだけ聞きたいことがある。」

 

ルパン「何だ?」

 

ヤエル「次元大介はどうしている?」

 

ルパン「あいつなら元気にしてるぜ、今は日本を守るエージェントの教官もたまにやってるな〜。」

 

ヤエル「そうか……因縁に決着を付けられる日が来るのが楽しみだ。」

 

サリファ「またね! ルパン!」

 

ルパン「あぁ、また会おうぜ、ヤエル、サリファ。」

 

 

 

 ヤエルがそう呟いたのを聞くと、ルパンは彼のアジトを後にしていった

 

 これが、再び世界史を塗り替える戦いの……少しだけ前のお話である

 

 

 

 

 

__________________

イメージED

Revolver Fires

ジェイムス下地

(LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標 ED)

 

 

 

 

      〜登場キャラクター〜

 

 

 

 

    ルパン三世     錦木千束

 

    次元大介      井ノ上たきな

 

              中原ミズキ

 

    ヤエル奥崎     クルミ

 

    サリファ      春川フキ

 

              乙女サクラ

 

              蛇ノ目エリカ

 

              篝ヒバナ

 

 

 

 

 







 不死身の血族、終盤でムオムを止める際にヤエル奥崎が加勢する展開はアツかったですね!(義手のおかげで銃の重さは関係なくなったそうで、ハンドガンもかなり大口径なものを使ってました)

 次元との再戦を望んでいたとはいえ、ライフルによる狙撃や飛行機のミサイルを投げつけて爆発させるなどの力技もあり、ヤエルファン必見の映画でした!

 そしてルパンがムオムの心臓部を止めた終盤、島の毒に侵されたヤエルが散る姿には心を打たれましたね、転がっているヤエルのスーツと義手を見つめる次元の視線が……BGMとして「ヤエル奥崎」が流れていたのも印象深かったです

 勿論家に帰ってからは、LUPIN THE ⅢRDシリーズとルパンvs複製人間を観直しましたよ!


 さてさて、本編で面識があったかは不明ですが、ホーク同様、ヤエルもサリファの1人と暮らしています

 ここから先の物語はまだまだ構想中の段階なので、続きが出るとしたらかなり先になりそうですが、楽しみにお待ち頂けると幸いです!!

 次回は本編を更新します、それでは!!





  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。