彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 前回のお話からも分かった方もいると思いますが、遂に次元とファルコンが対峙します!

 それではどうぞ!!







次元とファルコン

 

 

 

次元「よう、久しぶりだな、ファルコン。」

 

男「次元、まさかお前とこの国で会うことになるとはな……」

 

 

 

 男はジープの助手席から降り、機関銃を次元に向ける

 

 対する次元も、マグナムを男の方に向けている

 

 

 

ヒバナ「フキ!」

 

フキ「ヒバナ、中の様子は?」

 

ヒバナ「負傷していたリコリスは全員手当てした。」

 

エリカ「それよりも、これどういう状況……!?」

 

 

 

 ここで、建物内でリコリス救出にあたっていたエリカとヒバナも合流する

 

 すると、ジープの運転席から女性が降りてきた

 

 先程、フキたちが交戦した女とは別人だ

 

 

 

男「美樹、何を!?」

 

美樹「安心して、この子たちと一緒にファルコンの決闘を見たいだけだから。」

 

男「……ならいい。」

 

 

 

 美樹……

 

 そう呼ばれた女はフキたちの方へゆっくり歩いてきた

 

 

 

美樹「あら? 武器は持ってないわよ、全部車の中に置いてきたから。」

 

フキ「……目的は何だ?」

 

美樹「あなたたちと一緒に、ファルコンと次元さんの戦いを見たいだけよ。」

 

エリカ「次元さんを知ってるんですか!?」

 

美樹「えぇ、次元さんはファルコンのライバルだから。」

 

 

 

 ファルコンを名乗る男は次元のライバル

 

 そう聞いたフキたちは、ファルコンも次元と同じくガンマンや傭兵なのだと悟った

 

 

 

次元「ひとつ聞かせてくれ。」

 

男「何だ?」

 

次元「ファルコンは、この廃病院で一体何をしてたんだ?」

 

男「俺は果たし状を受け取ったから相手をしてやってただけだ。次元は何故ここに?」

 

次元「俺はそこのガキんちょたちの付き添いだよ。」

 

サクラ「が、ガキはないでしょ、次元さ〜ん!」

 

フキ「つまり、さっきの女がそのデカ坊主に挑戦状を叩きつけたってわけか。」 

 

男「俺は海坊主だっ!」

 

 

 

 フキたちが交戦した女は、ファルコンへ果たし状を送った人物

 

 その女を始末するためにやって来たのが、フキたちリコリス

 

 そこで、偶然居合わせた次元とデカ坊……海坊主

 

 皆、ボタンを掛け違えていたようだ

 

 

 

海坊主「となると、あの女と次元は何も関係ないと。」

 

次元「そんなところだな……誤解も解けたし、勝負はまた今度にしないか?」

 

海坊主「それもそうだな。」

 

ヒバナ「あれ? 何か和解してない……?」

 

美樹「勝負は持ち越しみたいね。」

 

 

 

 そして、次元と海坊主はお互いに銃を下ろした

 

 

 

美樹「皆、良かったら私の店に来ない? コーヒーご馳走するわ。」

 

次元「おぉ、キャッツアイのコーヒーか、久々に飲んでみたいな。」

 

美樹「あなたたちも来る?」

 

フキ「いや、私たちは……」

 

サクラ「もう任務は終わったんですし、一杯飲んでいきましょうよ!」

 

フキ「待て、司令に任務完了を報告してからだ。」

 

 

 

 そしてフキは無線で楠木に、任務が完了したことを伝えた

 

 

 

海坊主「その制服……やはりDAの使いだったか。」

 

次元「そうだな、俺はこいつらの教官やってるんだ。」

 

エリカ「えっと、ファルコンさん……?」

 

次元「こいつは伊集院隼人って言うんだ。」

 

海坊主「そ、その名前で呼ぶんじゃねぇ〜!!//// 海坊主だ!!////」

 

サクラ(何か、見た目の割に可愛いっスね〜、この人。)

 

 

 

 ファルコン……もとい海坊主は本名を呼ばれ、顔を真っ赤にして怒鳴る

 

 そして、任務を終えたフキたちは次元と共に海坊主たちが経営しているという喫茶店に向かうのであった

 

 

 

 

 

_____________________________________________

 

 

 

 

 〜喫茶キャッツアイ〜

 

 

 

 

 

美樹「お待たせ次元さん、皆もどうぞ!」

 

次元「あぁ、ありがとな。」

 

エリカ「い、いただきます!」

 

 

 

 例の廃病院から数キロ離れた警察署の目の前に佇む喫茶店

 

 名をキャッツアイ

 

 そこにはマスターの海坊主と美樹、そして次元とフキ、サクラ、エリカ、ヒバナがいた

 

 この時間帯であれば既に閉店なのだが、今回は特別に貸切である

 

 

 

フキ「……」

 

美樹「皆も任務で疲れてるわよね、そのコーヒー、ファルコンの自信作なの。」

 

フキ「……あんたたちは一体何者なんだ?」

 

海坊主「お前たちがどんな組織の人間かを知っているだけだ、だが俺たちの仕事の邪魔をするなら容赦はしない。」

 

フキ「何をっ……!」

 

次元「とにかく、ファルコンの淹れたコーヒーを飲んでみな、美味いぞ〜。」

 

フキ「じゃあ、一口だけ……」

 

 

 

 フキは、あの巨漢が淹れるコーヒーは絶対マズいに決まってる

 

 そう思っていたのだが、味わってみると案外悪くなかった

 

 

 

サクラ「フキ先輩、先生のとことどっちが美味しいっスか!?」

 

フキ「そ、そんなの先生のが良いに決まってんだろうが!!////」

 

美樹「あらあら。」

 

フキ「帰るぞ!!////」

 

ヒバナ「あっ、フキ!」

 

サクラ「待って下さいよ、先輩〜!!」

 

エリカ「あ、あの、コーヒーありがとうございました!」

 

美樹「ありがとう、またいつでも来てね。」

 

 

 

 サクラに揶揄われたフキは、プンスカしながら店を出ていく

 

 それを追いかけるように、エリカとヒバナもついていった

 

 

 

海坊主「……次元、お前は帰らなくていいのか?」

 

次元「用があるんだろ? 俺に。」

 

美樹「やっぱり気づいてたのね。」

 

次元「ファルコンがタダで店に入れるわけねぇからな、それで? 俺に何の話だ?」

 

 

 

 海坊主は皿洗いをしていた手を止め、次元と隣のカウンターに座った

 

 そして一枚の写真を次元に見せる

 

 

 

次元「こいつは……さっきの連中か。」

 

海坊主「さっき俺に勝負を仕掛けてきたベイリー兄妹だ。」

 

 

 

 先程、海坊主たちが交戦していたのはベイリー兄弟

 

 殺し屋、傭兵、スイーパー、様々な仕事を受け持つ実の兄妹コンビだ

 

 

 

海坊主「この兄妹が、日本であるターゲットを始末するために入国したとの情報があった。」

 

次元「それがルパンと……獠ってわけか。」

 

美樹「次元さん、知ってたの?」

 

次元「最近ルパンが何かと警戒してたからな、そんな予感がしただけだよ。」

 

 

 

 次元は最近、ルパンの行動に疑問を抱いていた

 

 表面上はいつも通りなのだが、何かを探っている……

 

 そんな感じがしていたのだ

 

 

 

次元「なるほど、それで獠に……」

 

海坊主「獠がどうかしたのか?」

 

次元「ルパンの奴、香に依頼したって言ってたな、もしかすると……」

 

美樹「冴羽さんと会合する気ね。」

 

 

 

 次元はルパンから香に会った話を聞いたのを思い出した

 

 おそらくその時に、獠と会う算段をつけていたに違いない

 

 

 

海坊主「それとベイリー兄妹だが、ある人物の依頼を受けて来日したらしい。」

 

次元「ベイリー兄妹には黒幕がいるってわけか?」

 

海坊主「あぁ、それがこの男だ。」

 

 

 

 海坊主が出したもう一枚の写真に写っていた人物

 

 その男の名は志崎誠

 

 都内の医療機器メーカーを経営している……

 

 

 

 

 

 







 次元と海坊主、傭兵やってたし、仕事柄絶対面識あるよなと考えていたので、必然的にこの2人+美樹で描いてみました

 そしてラストの殺し屋兄妹へ依頼した人物が判明しました

 次回もお楽しみに!!





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