そういえば、リコリコもプリキュアも同じABCアニメーションが制作に参加しているんですね
ではでは、2話目をどうぞ!!
「錦木さん、こっちです!」
「ここが例の宝生美術館か〜。」
ルパンの予告状はキュアット探偵事務所とお宝が眠る宝生美術館両方に届けられていた
そうしてあんなとみくるは、千束を宝生美術館へ案内していた
?「あら? あなたたちはキュアット探偵事務所の探偵さんじゃありませんか!」
「宝生さん!」
「この人って?」
「宝生美術館のオーナーの宝生ちなみさんです。」
「あら? あなたは見ない顔ね?」
「どうも! キュアット探偵事務所の見習い探偵、錦木千束ですっ!」
「まぁ! それは心強いですわ!」
宝生美術館のオーナーである宝生は初めて会った千束に興味を示した
自分が何故過去の世界に飛ばされたかは不明だが、ルパンと接触すれば何か分かるかもしれないと千束は考えたのだ
「それで、ルパン三世が狙っているお宝は何ですか?」
「それが、今回は怪盗団ファントムからも予告状が届けられているの。」
「「怪盗団ファントムからも!?」」
「さっきも話に出てきたけど、怪盗団ファントムって何者なの?」
宝生オーナーが口にした怪盗団ファントムという言葉に、あんなとみくるは驚いた反応を見せた
千束は先程も聞いた名前だったので、2人に尋ねていく
「怪盗団ファントムは、大切な物に宿ったマコトジュエルを狙う怪盗なんです!」
「マコトジュエルって、さっきのポチタンの根源のことだよね? それを狙う怪盗なんだ……」
「探偵さん? 今からルパン三世と怪盗団ファントムが狙っているお宝をお見せしますわ!」
「は、はいっ!」
こうして宝生オーナーからルパンたちの狙うお宝を紹介される
お宝の名は、天翔ける旅人
時価数億円にも値する宝石で、歴史上の偉人の多くがこの宝石を所有していたとされている
「そんで名探偵ちゃん2人には、何か作戦はあるの?」
「以前、怪盗団ファントムに襲撃された時は……」
「あ、もう襲撃済みなのね……」
「それと、さっき話そびれちゃったんですけど……私たち、名探偵プリキュアなんです!」
「プリキュア? 何それ?」
「プリキュアはプリキュアですよ! ねっ、みくる!」
「ま、まぁそうですね、怪盗団ファントムの敵は私たちじゃなきゃ戦えないものだと考えていただけたら。」
「ま、とりあえずプリキュア=トップシークレットって感じだね。う〜ん、でもプリキュアってどっかで聞いたような……」
千束はあんなとみくるから、自分たちが名探偵プリキュアであることを告げられる
あまり詳しく話せない事情があることを察した千束は、怪盗団ファントムは彼女たちにしか対応できないことを理解した
しかし、千束はプリキュアという単語を何処かで聞いたことがあるようで……
「ひとまず、ルパンさんに関しては私の方が戦えると思うからさ。この千束様にまっかせなさい!」
「それに関しては心配ありませんわ、ルパン三世をよく知る人物に協力を要請しておりますの!」
「よく知る人……?」
「お入りになって!」
?「展示室のご案内中、失礼します。」
「えっ!? 銭形さん!?」
宝生オーナーが警備の協力を仰いだ人物
それは、ルパン逮捕に執念を燃やす敏腕警部である銭形だった
「む? お嬢さんはワシのことを知っているようだな?」
「あ、あはは〜、銭形警部の名前はルパン三世界隈で知らぬ者は居ませんから〜。」
「ですよね錦木さん! ルパン逮捕に命を賭けている名警部だってテレビで観たことあります!」
「おっ、みくるちゃんも銭形さんを知ってるの?」
「当然! 私、探偵ですから!」
「へぇ〜、凄い人なんだ……!」
探偵を目指しているみくるも、銭形の活躍を知っていた
あんなはあまりピンと来ていない様子だったが、銭形が凄腕の刑事であることは理解したようだ
しかし、店にも時々顔を見せている銭形が初対面のようなリアクションを取っていることに、千束は自分が本当に過去の世界に居るのだと実感するのであった
「オーナーから話は聞いている、何でも最近世間を騒がせている怪盗団ファントムを追いかけている名探偵だと。」
「はい! 私たち、キュアット探偵事務所の明智あんなと……!」
「小林みくるです!」
「あんなちゃんとみくるちゃんか、改めて銭形警部だ! それとそちらのお嬢さんは?」
「あ、あ〜! 私は助手みたいなもんですから!」
「そうか、それならよろしく頼むぞ。」
流石にここで本名を明かしたら、今後の歴史が変わりかねない……とタイムスリップ物の映画知識をフル活用し、千束は名前を名乗らず助手という形で銭形に接した
「お互いに情報を共有しておこう、まず怪盗団ファントムについて詳しく教えてくれ。」
「はいっ! ファントムは大切な物に宿ったマコトジュエルという宝石を専門に盗み出す怪盗なんです!」
みくるは自分たちがプリキュアであることや、あんなや千束が未来からやって来たことを伏せつつ、なるべく正確に怪盗団ファントムについて銭形に伝えた
「怪盗団ファントムについて大方分かった、次はワシの番だな。」
続いて、銭形がルパンについてあんなたちに説明していく
2人とも世界を股にかける大泥棒が相手とのことで、事前に予習を済ませていたが、銭形の口から語られたのはどれも初耳の情報ばかりだった
「す、凄い……! これがルパン三世を追いかける名警部の情報力……!」
「あぁ、ルパンとワシは赤い糸で結ばれとるんだ! ガッハッハ!!」
(銭形さん、この時代から変わらないなぁ。)
千束たちは銭形のルパンへの情熱に関心しながら、展示室に案内された
既に宝生オーナーの雇った警備員も配置されており、警備は万全だ
だが銭形は、警備員たちに目を光らせた
「ルパンは変装の名人だ、お前まさかルパンじゃないだろうな!?」
「そ、そんな! 私は違います……!」
「……本物のようだな、あんな君とみくる君も確認してくれ。」
「あんな、怪盗団ファントムも変装の名人だから、入念にね!」
「うん!」
2人も、警備員がルパンの変装ではないかを確認していく
結果、警備員は全員本物であり、ルパンでもファントムの変装でもなかった
そうして警備を続ける中、ルパンとファントムの犯行予告時間まで残り僅かになった
「犯行予告時間まであと少し……銭形警部、ルパンがこれまでに時間を守らなかったことはあるんですか?」
「来る! 奴は盗むと決めた物は必ず盗む男だ。油断は禁物だ。」
刻々と時を刻んでいく時計
そして、遂に予告の時間になった
「……時間ですわ。やはりルパンとファントムは諦めたと取れますわね!」
「むっ、あれは……!」
銭形は展示ケースに近づいていき、驚きの声を上げた
「この天翔ける旅人は偽物だ!」
「な、何ですって!? そんなはずは……!!」
「ま、まさか、この手口……!」
「宝生さん! その展示ケースは開けないで下さい! 罠です!」
銭形の言葉に、宝生オーナーは慌てながら展示ケースを開く
みくるの言葉も間に合わず、ケースが開かれた途端、辺りが煙幕に包まれた
「な、何!?」
(この手口、怪盗団ファントム……!)
中身がすり替わったと思い込ませ、持ち主にケースを開けさせて盗むという、あんなとみくるからすれば以前も同じ目に遭った手口
気付いた頃には、もう展示ケースから天翔ける旅人は影も形も無くなっていた
だが、天翔ける旅人を抱えながら逃げる男の前に1人の人影が立ちはだかる
「古典的なトリックで私たちを騙そうとしても無駄だよ、銭形さん。いや、ルパンさん?」
そういえば、ショートムービー6話で千束が新たなリコリス制服のプレゼンをしていた時、スライドに写ってたのがプリキュアっぽい衣装だったのは偶然なのか、はたして…?
そして銭形の正体とは……!?
次回もお楽しみに!!
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