先日、AdoさんバージョンのCAT'S EYEが配信されましたね
個人的にはかなり良いアレンジだと思いました!(勿論、杏里さんのオリジナルも素晴らしいですが)
アニメも楽しみですね
それでは本編どうぞ!!
〜綾香の家〜
たきな「ルパンさんと冴羽さん、大丈夫でしょうか……?」
千束「……そのことなんだけどさ、あの2人、わざと捕まったって可能性ない?」
綾香「ど、どういうことですか?」
香「奇遇ね千束ちゃん、あたしもそう思ってたのよ。」
店での出来事から、一旦綾香の家へと戻ってきた一同
銭形警部たちの登場で、ルパンと獠は逮捕されてしまったのだが、あの2人が簡単に捕まってしまったことに千束と香は疑問を抱いていた
ちなみに綾香は電話に出るため、現在席を外している
たきな「そういえば、ルパンさんたちが考えた作戦って何だったんでしょう?」
千束「確かにそんなこと言ってた!……まさか警察に捕まったのはわざと……?」
香「けど、どうして警察に捕まる必要があるのよ?」
そう、ルパンや獠ほどの人間が易々と警察に捕まることはありえない話だ
だとすると、何か別の目的があるのではないかと千束は考えた
千束「そうだ、ロボ太だよ!」
たきな「ロボ太ですか?」
千束「ロボ太は警視庁からナザロフの手を借りて脱獄してる、志崎カンパニーは警視庁の留置所のデータを持ってるんだよ!」
香「それが獠たちと関係あるの?」
千束「香さん、銭形警部と一緒に居た刑事さん知ってる?」
香「えぇ、警視庁刑事の野上冴子さんだけど……まさか!」
千束「うん、ルパンさんと獠さん、銭形警部と野上刑事は志崎カンパニーを誘い出そうとしてる。」
つまり、ルパンと獠が捕まることで志崎カンパニーは2人を消しに殺し屋を送り込んでくる
ロボ太を脱獄させた経歴もあるため、警視庁のデータが彼らの手元にあるのは確定
その殺し屋がやって来た所を確保してしまえば、志崎カンパニーが黒である可能性が大きくなり、彼らの雇い主ということで証拠も押さえられる
たきな「とにかく、私たちは綾香さんの護衛に集中しましょう。」
香「そうね。」
千束「あれ? そういえば綾香さん、随分電話長いね〜。」
千束が立ち上がってドアに手をかけたその時だった
部屋の明かりが消え、煙幕が大量に投げ込まれたのだ
香「な、何!?」
たきな「千束!!」
千束「皆動かないで!!」
しばらくすると、煙は徐々に薄まっていき、視界が晴れていく
その時、千束の目に飛び込んできたのは驚くべき光景だった
ナザロフ「ナハハハッ! この女は頂いてくぜ? リコリス。」
たきな「香さん!!」
香「千束ちゃん、あたしに構わないで!!」
ナザロフ「じっとしてくれよ嬢ちゃん、攫ってくるよう頼まれてんだよ〜。」
千束「あんたがナザロフだね。」
ナザロフ「なんだ知ってたのか〜、いや〜モテる男も辛いもんだぜ〜!」
千束「香さんを離して!」
ナザロフ「やなこったい、俺としちゃあ不二子ちゃんだけで十分だけどよ〜、親分さんがうるせぇからな。」
たきな「不二子さんを知ってるんですか?」
ナザロフ「おうよ! 今はあの社長の秘書になっちまってるが、いつかは俺のものにしてやるぜ!」
ルパンといいナザロフといい、恋愛で不二子に関わるとろくな目にあわないのが分からないのかと千束とたきなは思った
ナザロフ「それと社長令嬢の方も頂いたからな、あばよ!!」
たきな「まさか、綾香さんまで!?」
ナザロフが飛び乗った車の車内には綾香の姿も確認できた
早く救出しなければ、2人の命が危うい
たきな「千束、待ってください!!」
千束「ふぇ? どしたのたきな?」
たきな「千束、伏せて!!」
たきなの大声が響き渡った直後、綾香の家が爆撃を受けたかのように粉々に崩れ去った
ナザロフ「へっへっへ、まずは邪魔者を2匹始末っと!」
ちなみに、先程綾香の家を爆撃したのはベイリー兄妹の兄である
刃物をメインに扱う妹とは違い、銃火気や爆薬に精通しており、その腕前は海坊主と良い勝負といったところだ
ナザロフ「しっかし、志崎の親分はどうしてこんな女まで……別に俺の好みじゃねぇんだけどなぁ。」
ベイリー兄「命令は命令なんだ、言う通りにしよう。」
ナザロフ「へいへい。」
こうしてナザロフとベイリー兄率いる一味は、崩壊した綾香の家から去っていくのだった
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〜警視庁〜
冴子「……さてと、お二人さん? そろそろ下手な芝居は辞めてもらおうかしら?」
獠「辞めるも何も、俺たちは事情を知ってるだろ。」
冴子はルパンと獠の手錠を外す
そう、最初からルパンたちは手を組んでいたのだ
銭形「ルパン、本当に奴らは来るのか?」
ルパン「あぁ、間違いねぇ。」
先日、冴子が伝言板に連絡先を書き込み、獠と会合した
その時ルパンと銭形も同行し、今回の作戦を計画したというわけだ
獠「香たちには知らせてこなかったが、その方が疑われる心配も無いだろうしな。」
銭形「それで、これからどうするつもりだ?」
ルパン「まずは俺たちをロボ太と同じ牢にぶち込んでくれ。」
冴子「……それだけでいいの?」
獠「あぁ、後は俺たちがなんとかする。」
そう言って獠はコルトパイソン、ルパンはワルサーP38に弾を込めていく
銭形「お、おい! 庁舎の中で撃ち合うんじゃないぞ!?」
ルパン「んなこと言ったってよ〜、向こうだって武器持ってるんだぜ〜? 少しは多めに見てくれよ〜。」
冴子「いいわ、その代わり修理代は全額冴羽商事に請求しておくから。」
獠「ルパン、決して銃は抜くんじゃねぇぞ!!」
ルパン「何でだよ!?」
まぁ何故かといえば、冴羽商事は電波塔事件以降、日本の治安が8年連続世界一位になったことでスイーパーとしての仕事が激減してしまった
そのせいで依頼の来ない日も多々あるため、更にそこに修理代請求までかさんでしまったらたまったものではない
ルパン「とっつあんと冴子は外の見張り頼むわ〜、俺たちは牢の中で待つからよ〜。」
冴子「えぇ、気をつけて。」
獠「銭形警部……だったかな? 峰不二子の所在は分かるか?」
銭形「不二子? まさか不二子も今回の件に絡んでいるのか!?」
獠「あぁ、志崎カンパニーの社長秘書をやってるよ、気をつけた方がいいぜ、それに彼女は逸材のもっこり美女だからな、グフフ〜……!!」
最後の獠の台詞はよく分からなかった銭形だが、とにかく不二子もこの事件に関わっているとなると厄介な話だ
早急に志崎カンパニーの悪事を暴かなくてはならない
銭形「それに、あの冴羽獠は一体何者なんだ……? ルパンを見てるみたいでやりづらい。」
冴子「獠は女に目のないスケベな変態、でも腕は確かなのよ。」
冴子は留置場へと歩いて行くルパンと獠の姿を見ながら、そう呟くのであった
ナザロフから襲撃を受けた千束とたきな
ルパンと獠の考えた作戦
それぞれの想いが交差する……
次回もお楽しみに!!