彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 いよいよ本日、キャッツ・アイのアニメが配信されますね!(時間は16時頃らしいです)

 シティーハンターも公式ゲームが来年復刻版として発売されますし、楽しみです

 ではでは、本編の方もどうぞ!!







迫る魔の手

 

 

 

 

「何だ何だ!?」

 

「爆発か!?」

 

 

 

 ナザロフたちが去った後の綾香の家

 

 ベイリー兄の攻撃により家は爆破されて火の手が上がっており、近隣住民はパニックになっていた

 

 そして現場には、喫茶リコリコのメンバーたちも来ている

 

 

 

ミズキ「そんな……千束たちはまだ中に……」

 

ミカ「やめろミズキ! 千束たちがこれしきりで死ぬわけがない!」

 

 

 

 やがて、パトカーや消防車が付近に駆けつけ、消化活動を始める

 

 未だに、千束たちからの連絡はない

 

 

 

クルミ「ミカ、千束のスマホの発信源を特定した!」

 

ミカ「どこだ!?」

 

クルミ「それが……喫茶キャッツアイだ。」

 

ミズキ「キャッツアイって……あの海坊主さんところの!?」

 

クルミ「あぁ、たきなのスマホもそこにある。」

 

ミカ「ファルコンが何か知ってるに違いない、急ごう!」

 

 

 

 こうして、ミカたちは喫茶キャッツアイを目指す

 

 数分して到着すると、店内では美樹が待っていた

 

 

 

美樹「来たわね、ミカさん。」

 

ミカ「美樹、ファルコンはどこだ!? 千束たちは!?」

 

美樹「奥の部屋に居るわ、あまり大きな音を立てないようにね。」

 

 

 

 美樹の言われた通りカウンター奥の部屋に入っていくと、ベッドに寝かされた千束とたきなの姿があった

 

 側には、2人を介抱していたであろう海坊主の姿もある

 

 

 

ミカ「ファルコン、2人は……」

 

海坊主「少し気を失ってるだけだ、怪我は大したことない。」

 

ミカ「良かった……」

 

 

 

 珍しく焦っていたミカは肩をおろし、近くの椅子に腰掛ける

 

 

 

クルミ「海坊主、2人に何があったんだ?」

 

海坊主「志崎の手下に襲われたんだろう、おまけに香と依頼人の姿が無かった。」

 

ミズキ「それって、連れ去られたってこと!?」

 

美樹「そうなるわね……」

 

 

 

 ここでミカたちも、香と綾香が連れ去られた可能性があることを知った

 

 早く獠たちに知らせたいところだったが、彼らは今警視庁の内部

 

 電話が繋がるはずもない

 

 

 

ミカ「……楠木にも話をつけたほうが良さそうだな。」

 

クルミ「あぁ、ボクとミズキは引き続き調査する。」

 

 

 

 ミカたちはお互いに役割を分担し、キャッツアイを去ろうとした

 

 

 

海坊主「ミカ、千束たちはどうする?」

 

ミカ「しばらく安静にしておいてくれ、目を覚ましたら作戦を伝えるのを頼む。」

 

海坊主「分かった。」

 

 

 

 ミカは千束たちへの伝言を海坊主に伝え、キャッツアイを出てDAへと向かうのだった

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

 〜志崎カンパニー〜

 

 

 

 

 

誠「やぁ、来てくれたようだね、綾香。」

 

綾香「お父さん、何でこんなこと……!」

 

 

 

 香と綾香はナザロフに連れられて、志崎カンパニーの社長室にいた

 

 中にいるのは、綾香の父である誠と秘書である不二子だけだ

 

 

 

誠「私の研究データを持ち出されては困るからね、もう一度だけチャンスをやる、ここで私の研究を手伝って……」

 

綾香「ふざけないで!!」

 

 

 

 誠が言い終える前に、綾香の怒号が響き渡る

 

 

 

綾香「お父さんのしようとしてるのは立派な犯罪、人間の細胞を利用した戦争兵器なんて……誰も幸せにならないよ……」

 

香「綾香さん……」

 

誠「いいかい? 世の中は戦争を止める為の戦争が繰り返されている、これは最高のビジネスなんだよ、多少のリスクは付きものだ。」

 

綾香「だとしても! 私はお父さんのビジネスに賛同することはできない!!」

 

誠「……実の娘だからといって少々甘やかし過ぎていたようだ、ナザロフ、君に綾香の始末を命じる。」

 

綾香「っ……!!」

 

香「何てこと……!」

 

ナザロフ「分かった、だがここで殺ったら証拠隠滅が面倒だ、例の作戦ついででいいか?」

 

誠「構わん。」

 

 

 

 誠は綾香の始末をナザロフに任せ、ある作戦と同時進行で行うことを許可した

 

 

 

ナザロフ「お前、あの社長の娘なんだろ〜? 最後に何か言っとけよ。」

 

綾香「……あなたはきっと後悔することになる!! 私が死んだとしても、間違っていたことにいずれ気づくから!!」

 

誠「そうかそうか、楽しみにしているよ、さっさと連れていけ。」

 

 

 

 誠はナザロフに綾香を連れていくよう命じ、不二子を手招きする

 

 

 

誠「不二子くん、彼女は例の部屋に。」

 

不二子「承知致しました。」

 

 

 

 不二子は両手を結束バンドで縛られた香を連れ、誠の言う例の部屋へと案内した

 

 その通路の中で、香は不二子に話しかける

 

 

 

香「……不二子さん、今度は何をするつもりなのよ?」

 

不二子「あら、気づいてた?」

 

香「そりゃ気づくわよ、名前で呼ばれてたし。」

 

 

 

 補足すると、香は不二子と面識がある

 

 何故なら、ルパンが獠に見せているもっこり写真の主が不二子であるからだ

 

 

 

不二子「ここよ、少しの間だけ大人しくしててね?」

 

誠「いいや、君もここで大人しくしてるんだよ、不二子くん?」

 

 

 

 突如スピーカーから誠の声が聞こえてくる

 

 そして、香を閉じ込める予定だった部屋全てにロックがかかった

 

 もちろん、不二子も一緒に

 

 

 

不二子「ちょっと! これはどういうつもりですか!?」

 

誠「なぁに、切り札を2人確保しただけだよ、香くんはシティーハンター、不二子くんはルパン三世を誘き出すための餌になってもらう。」

 

不二子「まさか……最初から騙してたのね!!」

 

誠「君は私の資産が目当てだろう? 騙していたのはお互い様じゃないのかね?」

 

 

 

 誠も裏では闇ビジネスをしている男

 

 自分のバックボーンを易々と見せるほど、彼は甘くなかった

 

 こうして、不二子と香は誠に囚われてしまうのだった

 

 

 

誠(さぁ来てみろ、ルパン三世、シティーハンター……!)

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

 〜警視庁、庁舎前〜

 

 

 

 

 

 

ナザロフ「さて嬢ちゃん、本当ならさっさと始末したいところなんだが、ちょ〜っと待っててくれよな〜。」

 

 

 

 綾香の始末を任されていたナザロフだったが、彼にはもう一つ大きな役割がある

 

 それは警視庁に侵入し、ルパンと獠を始末することだった

 

 そしてその作戦には、ロボ太の協力も必要不可欠なのである

 

 

 

ナザロフ「おいハッカー、予定通りだぜ。」

 

ロボ太【フフン! 僕にかかれば日本トップの警備も何のそのだ〜!!】

 

 

 

 ロボ太があるものを起動したのを確認すると、ナザロフは車を降りて警視庁の内部へ侵入していく

 

 目指すは、2人が送り込まれた留置所だ

 

 

 

 

ナザロフ(ヘッ! のんびりと昼寝してやがる、さっさと始末してやるか……)

 

 

 ロボ太が送ってくれた警視庁内部の地図を見ながら、ルパンたちの牢屋へと辿り着く

 

 そしてナザロフがサプレッサー付きピストルをスライドさせたその時、背後で撃鉄を降ろす音が聞こえた

 

 

 

冴子「……やはり来たわね、ナザロフ。」

 

ナザロフ「俺の名を知ってるとは光栄だな〜、かわい子ちゃん?」

 

銭形「ナザロフ、やはりルパンと冴羽獠が狙いか?」

 

ナザロフ「お、お前はあの時の……! ヘッ! それ以外に何があるってんだよ!」

 

冴子「ルパン、獠、もう起きてもいいわ。」

 

 

 

 側に隠れていたのは銭形と冴子で、2人とも銃を構えている

 

 そしてベッドからは、ルパンと獠が銃を構えて現れた

 

 

 

ナザロフ「また会ったなぁルパン、ナハハハッ!!」

 

ルパン「フッ、相変わらず脳みそに響く下品な笑い声だぜ。」

 

獠「志崎カンパニーの連中に頼まれたんだろうが、大人しくしてもらおうか。」

 

ナザロフ「そうはさせるかよっ!!」

 

 

 

 その時、ルパンたちの近くに一機のドローンが飛んできた

 

 ドローンは強力な光を放ち、ルパンたちの視界を奪う

 

 

 

ナザロフ「この勝負、預けたぜルパン!」

 

銭形「逃すか〜!!」

 

 

 

 謎のドローンの援護により、ナザロフは逃亡してしまった

 

 ルパンたちはドローンのことを気がかりに感じつつ、ナザロフを追いかけるのであった

 

 

 

 

 

 







 次回、遂にあの三姉妹が登場します

 お楽しみに!!






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