彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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 銭形と2人のルパン、不死身の血族を見返しています

 やっぱりⅢRDシリーズは最高ですね……!

 ではでは、本編どうぞ!!







2人の間には誰も入れない

 

 

 

 〜病院〜

 

 

 

 

山岸「これで良しっと、後は入院すれば大丈夫ね。」

 

香「良かった……」

 

 

 

 ワゴン車たちとの戦闘から数分、千束の案内で辿り着いたDAの医師、山岸の元で栞の治療が行われていた

 

 幸い、2〜3日入院すれば大丈夫とのことだ

 

 

 

山岸「千束、ちょっといいかしら?」

 

千束「私ですか?」

 

 

 

 千束は山岸に呼ばれ、獠と香、そして栞は病室で待機している

 

 千束も山岸とは付き合いが長い為、わざわざ看護師の居場所を教えるとは考えづらく、何か裏があるのではないかと予感していた

 

 そして栞を寝かせた病室から離れた一室に入ると、山岸は扉の鍵をかける

 

 

 

山岸「ファーストリコリスのあなたには話していいかもね。」

 

千束「それで? 山岸先生が私への話って?」

 

山岸「あなたたちが連れてきた栞はね、身体の怪我が直ぐに治ってしまう特異体質なの。」

 

千束「特異体質……あれ? でも栞ちゃんは怪我してましたよ?」

 

山岸「それが変なのよ、冴羽さんたちがここに運んだのだって少なくとも10分はかかってる、栞の再生力はほんの数十秒で完了するはずなのに。」

 

千束「確かにそれは変ですね〜。」

 

 

 

 千束たちが連れてきたサードリコリスである栞

 

 彼女は身体の怪我が瞬時に治ってしまう特異体質を持つリコリスだったことが、山岸の口から明かされた

 

 だが、彼女の怪我は今も治っておらず、特異体質であることに矛盾が発生してしまっている

 

 

 

千束「山岸先生、一体何が起こってるの?」

 

山岸「断定はできないけど……これは毒を盛られてるわね。」

 

千束「毒……!?」

 

山岸「幸い、この毒は大したものじゃないわ、2〜3日で取り除ける。」

 

千束「そんな毒をあんなチンピラたちが持ってるわけない、だとすると……」

 

山岸「別の第三者の仕業かもしれないわね。」

 

千束(だとすると、これはプロの連中の仕業ってことだよね……)

 

 

 

 リコリスが狙われたこと、栞の傷が直ぐに治らない毒によるものだったこと……

 

 多くの疑問点が浮かび上がってきた

 

 千束はこの事実に、裏で巨大な組織が動いているのではないかと予感するのであった

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

栞「す、すみません……私なんかの為に……」

 

獠「そう悔やまなくても大丈夫だ。結果的に俺たちが間に合ったんだからそれで良いだろ?」

 

栞「でも、私1人じゃ……何も出来なかった……!」

 

 

 

 栞は自分1人でチンピラたちを制圧できなかったことを悔やみ、項垂れていた

 

 そんな栞に、獠は優しく話しかける

 

 

 

獠「何も君一人で解決することはないじゃないか。」

 

栞「え……?」

 

獠「君にも仲間がいるだろう? 困った時はお互いに助け合う、それで良いんじゃないか?」

 

栞「……」

 

獠「俺ももう長いことスイーパーをやってる、出会いや別れも散々経験してきた、けど今が1番楽しく感じるんだ。」

 

栞「今が……?」

 

獠「一般人からの依頼をこなして解決する、昔から変わらないこの街でな、それに……俺には大切なパートナーが居る。」

 

香「りょ、獠……!?////」

 

 

 

 獠は香の手を取ると、栞の前まで持っていく

 

 

 

獠「こいつの兄貴と俺は相棒を組んでた、だがその相棒はもうこの世には居ない。」

 

栞「居ない……」

 

獠「だが香は遠くで身を隠すという俺の提案を断ってまで、パートナーになる道を選んだんだ。」

 

香「そうね……」

 

栞「香さんは……その選択を後悔していないんですか……?」

 

香「……獠と兄貴はあたしを守る為にずっと戦ってたの、だからあたしも兄貴の跡を継いで戦うって決めたのよ。」

 

栞「香さん……!」

 

 

 

 栞は香の話を聞いて、思わず涙を流す

 

 香は獠のような戦闘力を持ち合わせているわけではなく、獠に守られることもしばしばだ

 

 どんなに弱くても頼りなくても、相棒の隣であり続ける

 

 そんな香の姿に自分を重ねた栞は、感涙するのだった

 

 

 

香「ま、こいつと一緒に居ると、色々と頭にくることもあるんだけどね。」

 

栞「フフッ、お二人って何だか恋人同士みたいですね。」

 

香「あ、あたしが獠と!?////」

 

獠「栞ちゃん、香は俺が唯一もっこりしない女だ、だからそんなことはな〜ぁっ!?」

 

香「失礼ね〜っ!!」

 

獠「ギブギブ……!!」

 

栞(もっこり……?)

 

 

 

 香は獠が自分のことを女として見ていない発言に怒り、ヘッドロックを仕掛けた

 

 その時、病室の扉が開き、千束と山岸が戻ってくる

 

 

 

千束「お待たせ〜……って、今どういう状況!?」

 

香「獠にキツ〜いお仕置きをしてたのよ……!」

 

獠「そうだ山岸先生! この病院にもっこりナースは居ないか!?」

 

山岸「看護師ならさっきあがってもらったわ、更衣室に居るんじゃないかしら?」

 

獠「ありがとな山岸先生! 待ってて、もっこりちゃ〜ん!!」

 

香「あっ!? こ、こら、待て獠〜!!」

 

 

 

 獠は退勤した看護師たちを狙い、更衣室へと走っていく

 

 そんな獠を香は追いかけていった

 

 

 

山岸「不思議な人ね、冴羽獠……」

 

千束「ですね〜……」

 

栞「あの、お二人は冴羽さんと付き合いは長いんですか?」

 

千束「ん〜? それはどういう意味かな、栞ちゃ〜ん?」

 

栞「……?」

 

千束「おぉ、リアクション可愛いな、栞ちゃん。」

 

 

 

 千束は自分と獠が男女の関係にあるのかを聞いたと思い、からかい口調で返事を返したが、栞は首をコテンと傾げており、よく分かっていなさそうだった

 

 

 

山岸「あまり話していいことかは分からないけど、冴羽獠はDAが最も敵視している男よ。」

 

栞「冴羽さんがDAから!?」

 

千束「え!? そうなの、山岸先生!?」

 

山岸「千束……あなたも知らなかったの?」

 

千束「あはは……私も今日会ったばかりだったもので〜……」

 

山岸「とにかく栞のことは私に任せて、千束は帰りなさい。」

 

栞「ご迷惑おかけしました。」

 

千束「は〜い、栞ちゃんもお大事にね!」

 

香「天誅〜!!」

 

 

 

 その時、病院内でズシン!という大きな地響きがした

 

 同時に香の声も聞こえたので、2人が様子を見に行ってみると……

 

 

 

獠「が、がおりぢゃ〜ん……」

 

香「全く! 何十年同じことやっとんじゃ!」

 

千束「あはは、やっぱり獠さんたちだよね〜……」

 

山岸「後で病院の修繕費、請求しておくわね。」

 

 

 

 この日は栞の安全も保障されたので、それぞれ解散することになった

 

 そして翌日、冴羽商事に修繕費の請求書が届いたのは、また別のお話……

 

 

 

 

 

 







 やっぱり、獠と香の関係性って良いですよね〜





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