彼岸花は燃えているか…?   作:ローマン

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映画鑑賞と組織の正体

イメージBGM

MR.PRIVATE EYE

大滝裕子

(CITY HUNTER オリジナル・アニメーション・サウンドトラックより)

 

 

 

 

夏美「あら? この方たちは昨日の……?」

 

千束「そうです! 今日は獠さんと冬華さんも案内してくれるんですよ〜!」

 

香「こんにちは、夏美さん!」

 

獠「よう、今日は夏美ちゃんの観光のお手伝いをするぜ!」

 

夏美「あれ? 確か冬華さんは冴羽さんの依頼人のはずじゃ……」

 

冬華「私の人探し見つかったの、だから今日は1日空いてるわ。」

 

夏美「そうなんですか!? それは良かったです!」

 

 

 

 見つかったことは事実であるが、まさか自分のことだと夏美は思うまい

 

 ちなみに今日は、冬華のおすすめスポットへ行くことになっている

 

 

 

千束「よ〜し! まずは今話題の映画を観に行きましょう〜!!」

 

冬華「良いわね。」

 

夏美「ちなみに何を観るの?」

 

千束「海外のアクション映画です! めちゃくちゃ面白くて、私は3回目なんですよ〜!」

 

夏美「それは楽しみ!」

 

獠「俺たちは少し買い物してるわ〜、香が買いたい物があるんだと。」

 

香「べ、別に良いじゃない、ほら行くわよ!」

 

 

 

 映画好きな千束と冬華は、まず夏美を映画に誘うことにした

 

 しかし、獠と香は別行動を取るようだ

 

 

 

香「獠、千束ちゃん1人で大丈夫かしら……?

 

獠「大丈夫だ、いざって時は冬華ちゃんも何とかしてくれるさ。」

 

 

 

 獠は夏美の安否について香に尋ねられたが、冬華も居るから大丈夫と答える

 

 一方千束たちは、映画館の中でチケットを購入している最中だ

 

 

 

千束「夏美さ〜ん、申し訳ないんですけど、皆のチケット買っておいてもらってもいいですか?」

 

夏美「良いよ、冬華さんの分も買っておきますね!」

 

冬華「ありがとう。」

 

 

 

 そしてチケットを購入している夏美から距離を置くと、少し離れたところからこちらを伺っていた男たちに千束と冬華は近づいていく

 

 

 

千束「さてと……あなたたち、夏美さんのファンか何か?」

 

男A「ひいっ!?」

 

冬華「パッと観た感じ素人ね、誰かに私たちをつけるよう頼まれたのね?」

 

男B「あ、あぁ、金をやるからあの女を尾行しろって……」

 

千束「誰に頼まれたの?」

 

男A「名前までは分からん、けど多分日本人じゃない……」

 

冬華「こんな男じゃなかったかしら?」

 

 

 

 冬華が見せたのは、ある1枚の写真

 

 そこには、冬華と2人の男が写っていた

 

 

 

男B「こ、この右に居る男だ!」

 

冬華「なるほど、やっぱりマッシュね。」

 

千束「冬華さん、知ってるの!?」

 

冬華「えぇ、私の組織のリーダーよ、だとするとシュンエンも……」

 

 

 

 冬華は男たちの口から、組織のリーダーであるマッシュが日本に来ていることを知った

 

 それと同時に、仲間であったシュンエンも来日しているのではないかと推測する

 

 

 

千束「とにかく、何処からマッシュが見てるか分からないから、あなたたちはこのまま尾行するフリをして。」

 

男A「わ、分かった……」

 

冬華「それと、この件が片付いたら何処か遠くへ逃げなさい、組織はとってもしつこい連中だから。」

 

男B「あ、あぁ……」

 

千束「冬華さん……」

 

冬華「フフッ、冴羽さんならきっとこう言うわよね。」

 

 

 

 ひとまず、尾行していた男2人にはそのままの状態で居てもらうことにし、千束たちは夏美の元まで戻っていった

 

 

 

夏美「お帰り、無事チケットは買えたよ!」

 

千束「やった〜! それじゃあ早速レッツラゴー!!」

 

 

 

 こうして千束たちは、映画を満喫することができたのだった

 

 尾行していた男たちもひっそりと……

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

 

 

獠「よぉ夏美ちゃん、映画はどうだった?」

 

夏美「素晴らしかったです! 映画なんて何年振りだろ……?」

 

 

 

 映画の上映が終わり、夏美は獠と香に合流していた

 

 千束と冬華は、何やら野暮用があったようだが……

 

 

 

千束「お待たせ、夏美さ〜ん!」

 

夏美「そんなに待ってないよ、あぁ、冬華さんも。」

 

冬華「えぇ。」

 

香「2人とも、何処か行ってたの?」

 

千束「あはは、まぁ、ちょっとね……」

 

 

 

 まぁ、その野暮用と言うのは、先程の男たちへの忠告とこの街から離れるよう助言していたのだが、勿論夏美は知る由もない

 

 

 

獠「千束、夏美ちゃんと冬華ちゃんを狙ってる組織が……」ヒソヒソ

 

千束「マッシュとシュンエンだっけ? 冬華さんから聞かせてもらったよ。」ヒソヒソ

 

獠「やはりな……マッシュとシュンエンは、近頃世界中でテロや犯罪に手を染めてるプロフェッショナルだ。」

 

千束「少人数とはいえ、油断はできないね。」

 

 

 

 千束たちが映画鑑賞をしている間、獠と香は近辺の情報屋から冬華の抜けてきた組織を調べ上げていた

 

 構成員は冬華を含めた3人だけではあるが、海外では既に大きな事件や戦争を起こしている危険な組織であった

 

 

 

千束「どうしよっか? このままじゃ、夏美さんが危な……」

 

冬華「その必要はないわ。」

 

千束「わっ!? ……もしかして聞こえてた……?」

 

冬華「大体はね。」

 

獠「俺たちが守る必要はないってのは、どういうことかな?」

 

冬華「あまりこんな手段は取りたくないけれど……夏美を使って奴らを誘き寄せるわ。」

 

千束「そんな無茶な……!」

 

冬華「私はもうあの場所へは戻れない、私が引き付けている内に……あなたたちが彼らを止めてちょうだい。」

 

千束「縁起でもないこと言わないで!!」

 

 

 

 冬華が自らを標的にして組織を誘き出そうとした作戦に待ったをかけたのは、千束だった

 

 

 

千束「あなたが死んだら夏美さんは悲しむ、今は命を狙われている状況だけど、きっと冬華さんは夏美さんとまた楽しく暮らせるよ! 私たちが約束する!!」

 

冬華「千束ちゃん……」

 

獠「あぁ、君らを守るのが、俺たちの仕事だ。」

 

冬華「冴羽さん……」

 

獠「というわけで〜! 報酬は冬華ちゃんともっこり一発ぅぐぎゃ〜あ!?」

 

香「せっかくのムード、ぶち壊すな〜!!」

 

獠「べば〜っ!?」

 

 

 

 流れで冬華へもっこりをねだった獠は、香の100tハンマーによって地面へとめり込んだ

 

 今日初の100tハンマーである

 

 

 

夏美「さ、冴羽さん、大丈夫ですか!?」

 

獠「ま、まぁ、何とか……そうだ! 冬華ちゃんが駄目なら夏美ちゃんともっこりすれば良いんだ〜!! なっつみちゅわ〜ん!!」

 

夏美「ええっ!?」

 

香「この〜! 変態もっこりドスケベ男が〜!!」

 

獠「どぎゃぁ〜っ!?」

 

冬華「千束ちゃん、冴羽さんって……」

 

千束「えぇ、この数日で、獠さんと香さんの毎日のやり取りが何となく分かりましたよ……」

 

 

 

 とうとう夏美に手を出そうとした獠に、特大の鉄球……通称こんぺいとうが直撃した

 

 香が愛用する、第2の獠への天誅武器である

 

 

 

夏美「あ、あの! 次はどこへ行きますか!?」

 

千束「次は、冬華さんが行きたい所で良いんじゃないですか!?」

 

冬華「そうね、私の行きたい所は決まってるわ、行きましょう。」

 

千束「香さ〜ん、獠さんはどうすんの〜?」

 

香「まったく……そこで反省してなさい!!」

 

獠「ぼうじまじぇ〜ん!! ごころをあらためます〜!!」

 

 

 

 と、劇場近くの柱に括り付けられている獠の姿があるのだった

 

 

 

 

 

 







 お知らせなのですが、明日より名探偵プリキュア!とのコラボエピソードを特別編として?章で投稿します!

 それでは、番外編も本編もお楽しみに!!





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