エルデ式幻想録   作:北の柊さん

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お久しぶりです!
受験等で忙しく投稿できずにいましたが落ち着いたので戻って来ました。
この小説を楽しみにしている方々、申し訳ございませんでした!
今後ともゆるりと楽しんでいってください!


オチはフェードアウト

前回までのあらすじ...

 

すべては水に流され飲まれていく、哀れな男は泳ぐこともできず溺れ死んでしまった。

ああ...だが悲観することも無い、この男のしぶとさは、君たちも知っているだろう。

この”死’’も男の糧になるさ。

 

 

 

 

 

黒い波に揉まれ、叩きつけられ、溺れ死んだ俺はどこか身に覚えのある、奇麗な円形状の広場に立っていた。

ここがどこなのか...ああわかるとも少しばかりの植物が生えてるこの地面や、広場を取り囲むような白い霧...

けれども違う、何度もここに来た身だから分かるが、ここはおそらく似て非なる空間なのだろう。

辺りを見渡しても壊れかけのマリカも半身たる黄金の英雄の姿もなく、あるのは木製の玉座と黒い長方形の物が浮かぶばかり...

「なぜ祝福で復活をしない...」

いつもであれば、視界の暗転後最後に触れた祝福に転送されるはずだが...そういえば津波に祝福が流されていた。

以前までの祝福であれば、あのような津波でも動かないはずだ。俺の中にあるエルデンリングが褪せた影響で、祝福に影響が出ているのか...?考えるだけ現状じゃ何にもならん、目の前の物を調べるか。

そう思い玉座のもとに歩み寄り、座ろうとするが腕にある蛇の装飾が肘掛けに擦れ邪魔になっているが、気にせず座る。

そうして少しばかり待てば、前にある黒い物体から ザーー という音が鳴りだしそこに浮かび上がったのは、またもや見覚えのある聖堂の中で、甲冑姿の侍が立ち上がっている様子だった。

そこで気が付くが、おそらくこれは俺自身の記憶を客観的に見せているのだろう。

いわば俺の追憶...

何も分からず弱かったころの己だ。懐かしい思いを胸に呆然と見続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

随分と見入っていたな...懐かしく昔の旅を思い出すのには十分

な物だった。目の前の物はすべてを映し終えたのかまた黒くなり何も映さなくなった。いい加減ここから出られないものかと考えつつ玉座から立ち上がり玉座の後方を見れば祝福がある。

何故今になって表れたのか考えてのも分からん...まあ黄金律がうんたらかんたらしたら出るのだろう。仕組みなんぞ知ってもどうしようもない。今の俺も置けるが念じれば出るもので気にしてところで無駄であろう。もっともそれを忘れていたのか 

そう思い祝福に触れれば頭の中に選択肢だろうか...どの祝福に移動するかが浮かび上がってくる。とはいってもここと外(?)の世界の二つだけなのだが...そう思いつつ念じれば視界が明るく真っ白に染まる。

思えばここにいた期間は無駄ではないのだろうがあまりにも長い時間と言える。外はどうなっているのだろうか...

 

 

ピチョン...ピチョン...

 

暗く湿ってる。そして足で軽く下を踏みしめれば、岩肌の固い感触が防具越しに伝わる...どうやら洞窟の中にいるようだ。祝福の明かりがあるもののそれでも暗いため松明を取り出し、ぐるりとあたりを見渡す。あるのは石の壁と先の見えぬ闇が広がる道があるだけ。

どうやらここが一番奥深くに位置しているのだろう、ここを道なりに行けば出られるのかわからんが行くだけ行くとしよう。

「もしもの時はここを上に向かって貫いて行けばいい話だ...」

 

しばらく歩き...壁を上ったりもしつつ進めば光が見えてくる。どうやら出口のようだ...もはや必要のないであろう松明をしまい新たに’’パルチザン”を取り出し外へ出る。

出た瞬間視界に広がるのは、青々とした木々...そして聞こえるは鳥のさえずり。地面の傾きがあることからおそらく山のどこかに出たのであろう。さらに広範囲を見渡すために空へ飛びあがることも考えたが、目立ち、面倒になる点や面白みに欠けると思いつつ久方ぶりの空を見上げる。

木々の隙間から見える青く澄んだ空とこの身を照らす日を兜の下で目を細めつつ視界に入れる...がそこで違和感を覚える。

「前に見た時となんか違う気がするが...まあいいか。」

気になるが日のもとまで行くのは骨が折れる。それよりもこの山の登頂に動いた方がいいだろう。なぜ祝福が山の洞窟内にあったのかと悩み尽きぬが、前に進むほかあるまい。考えてもしょうがないことを後に回すのはあの地で身についた悪習でもあり前に進み続けるには必要なことだった。

「とりあえず山頂に向かうとするか...」

整備もされていない山の斜面を、パルチザンを持っていない方の空いた手で、草を掻き分けつつ上がっていく。草木が前に見たときと違うものだが随分と遠くまで来たのだろうかと考えつつしばらく上がれば途中に少々開けた場所があるのが見え、足を進める。

出てみればまるで道のようになっているが...パルチザンをしまい、しゃがみ両手でなぎ倒されたのかような草に触れる。

「何か生物につぶされているのにしては範囲が広く随分と均一できれいすぎるが...」

そうこの道は、断続的な生物の往来によりできる土肌の見える道ではなく、ごく直近にできた物らしく、草は倒れているが青々としている。しゃがんだ状態で考えていると...

 

ゴゴ...

 

揺れに反応し顔を上げ辺りを見る。

「揺れ...山にいるから今度は、溺れることも無いだろう。」

 

ゴゴゴゴ...

 

デカく...いや近づいている。

そこでやけに周りから揺れ以外感じないことに気が付く。揺れの前に消えたのか鳥の声も一切しない。

 

「さて、どうなるk「バクン!」...」

しゃがんでいた男は消え失せそこにあるのは口を閉じた白い大蛇の頭部、まさにこの道の幅と同じ胴幅の大蛇がしゃがんでいた男を真下から丸呑みにしたのだ。

命じられ目的の物を口の中に咥えた大蛇は地中に戻り、これを命じた土着神のもとに戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中の人間が笑みを浮かべてるとも露知らず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




歴史と武具について調べたらきりがないですね、次回もお楽しみに!

ハーレム要りますか?

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  • いいえ、要りません。
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