仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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今年、仮面ライダー鎧武10周年。仮面ライダーの中でも、特にデザインが大好きな鎧武が10周年と言う事で、書かせて貰いました。


流浪が斬る

 元は寂れた田舎町であった面影が消えた沢芽市。

 

 その沢芽市は、ユグドラシルが中心に発展しており、大きな賑わいがあった。

 

 そんな賑わいがある様子とは別に、1人の青年がスマホを見ながら歩く。

 

「まったく、本当にこういうのが増えたよな。去年に比べても、その範囲はかなり広くなっているから、早くなんとかしないと被害が広がり続けるぞ」

 

 そう言いながら、男は目的の場所へと辿り着く。

 

 それと共に見つめた先。

 

 そこにあったのはジッパーだった。

 

 だが、奇妙な事に、そのジッパーは空間に開いており、そこから森が僅かに見える。

 

「クラックが、やっぱりここにも、それにかなりの数のインベスも出てきている」

 

 そう見つめた先にいた怪物であるインベスが、クラックから次々と現れる。

 

 その様子を見た男は、すぐにある物を取り出す。

 

 取りだした物を、そのまま腰に巻くと共に、手には果物を模した錠前。

 

『カキ!』

 

 鳴り響く音声と共に、そのままカキロックシードを、戦極ドライバーにセットする。

 

「変身」『ソイヤッ!』

 

 鳴り響いた音声、それと共に彼の上空に現れた柿が、そのまま纏う。

 

 同時に展開した柿は、その身に鎧を纏う。

 

 柿を模した編み笠を被り、その身はまるで柿を思わせる着物を身に纏う。

 

 男が変身したライダーの名は流浪。

 

 まさしく、流浪人を思わせる姿だった。

 

「さて、やりますか」

 

 その言葉と共に流浪は、その手にある無双セイバーをゆっくりと構える。

 

「さて、いざ、参る」

 

 その言葉と共に、流浪は手に持った無双セイバーをゆっくりと構える。

 

 眼前にいるインベス達は、既に流浪の存在を確認すると同時にうなり声と共に、真っ直ぐと流浪に向かって、襲い掛かる。しかし、その攻撃は当たらない。流浪の素早い動きによってかわされ、すれ違いざまに斬撃を食らっていく。

 

 そのまま、一体、また一体と斬り伏せられていく。

 

(さて、こいつらはどうしようか……)

 

 目の前にいるインベス達を見つめながら、流浪は思考を回転させる。

 

 クラックは、未だに閉じる様子はない。

 

 ユグドラシルからの増員も、ここからは未だに到着していない。

 

 この場には、自分しかいないのだ。

 

 そう考えた瞬間、流浪の脳裏にある考えが浮かぶ。

 

 それは、このままここに居続けて、増援を待つのではなく、一撃で、この場にいるインベスを全て倒す事。

 

 未だに増え続けるインベスを倒し続けるよりも、こちらの方が早いと考えたからだ。

 

「さて、やりますか」

 

 その言葉と共に、手に持っていた無双セイバーにカキロックシードをセットする。

 

『ロックオン!』

 

 鳴り響く音声と共に、そのまま無双セイバーを腰にある柿鞘に収める。

 

「ふぅ」

 

 それと共に柿鞘に収まった無双セイバーにエネルギーが溜まる。

 

 そして、流浪が行うのは、このエネルギーが完全に溜まるまでの時間稼ぎ。

 

「さぁ、来いよ」

 

 それと共にインベスが襲い掛かる。

 

 襲い掛かってきたインベスに対して、流浪は手刀で攻撃を弾き返す。それと同時に、その反動を利用して、体を捻り、蹴りを放つ。

 

 その勢いを利用し、そのまま背後にいたインベスに向けて拳を叩きつける。更にそのまま回転し、他のインベスの攻撃を避ける。

 

 そこから流れるように、インベス達を攻撃し続けていく。

 

 次々と現れるインベスを相手にしてもなお、流浪の動きが鈍る事は無い。まるで流れ作業のように、次々にインベスを処理していく。

 

 そして、遂にその時が訪れる。

 

 ──―カチッ! 無双セイバーのエネルギーチャージが完了した音が響き渡る。

 

 その音を聞いた瞬間、流浪はすぐに無双セイバーを引き抜く。

 

 引き抜いたと同時に、刃に光が集まり始める。

 

 それを見た瞬間、全てのインベスが動きを止め、警戒するように距離を取る。

 

 だが、遅い。

 

 流浪は既に行動を終えていたからだ。

 

『カキチャージ!』

 

 鳴り響く音声と共に朱色の巨大なエネルギー刃が振り下ろされる。

 

 同時に周囲にあった木々や建物が一瞬にして消滅する。

 

 ──ドォン!! 凄まじい轟音を響かせながら、周囲にいたインベス全てが消滅し、更地だけが残された。

 

 しかし、それでもまだ安心できない。

 

 未だにクラックは閉じていない。いつまたクラックが出現するのか分からないのだ。

 

 だからこそ、流浪は周囲を見渡し、警戒を続ける。

 

 すると……

 

「待たせたな」

 

「遅すぎるぞ」

 

 その言葉と共に、流浪が後ろを見ると、そこにいたのは斬月。

 

 流浪の親友の1人が変身した姿だった。

 

 同時に斬月は、そのまま指示を出しながら、クラックを監視する。

 

「それじゃ、俺は仕事に戻るから」

 

 その言葉と共に、流浪はすぐにその場から立ち去る。

 

「ユグドラシルには戻らないのか」

 

「俺は経営とかそういうのは出来ないからな。こういう仕事しか出来ないからな」

 

 そう言い残して、流浪はそのまま去って行く。

 

 その姿を見送った後、斬月もクラックを監視続ける。

 

 流浪に変身した男の名は、緋村悠。

 

 1年前までは、ユグドラシルで働いており、現在はフリーターである。




緋村悠
年齢:26歳・性別:男・職業:フリーター
変身するライダー名:仮面ライダー流浪
アーマードライダー流浪に変身する男。温厚で心優しくある。高虎とは幼馴染みであり、彼が務めるユグドラシルにはいわゆるコネ入社で入る。その際に戦国凌馬と出会う。戦国凌馬とは、センスがかなり合い、3人でつるむ事が多くなる。インベスに対しては脅威だと思っており、それに立ち向かうだけの力が必要な事もあるが、それ以上に守るべき家族の近くにいたいと考え、ユグドラシルを止める。以降は様々な仕事を行っており、時折、依頼という形で仮面ライダーとして戦う。

仮面ライダー流浪
同時期に開発された斬月とは反対に、スピード重視に戦うように設計されたライダー。主に無双セイバーで戦うが、腰にある柿鞘に無双セイバーを装填する事でエネルギーを溜める事ができ、その威力は高い。また防御や二刀流として使う事ができる。鎧武が変身するオレンジアームズの防御を捨て、より攻撃に特化した姿と言える。
モチーフは流浪人。

柿鞘
カキアームズに装着されるアームズウェポン。柿を模した鞘であり、単体ではあまり武器としては使えない。無双セイバーを装填する事でロックシードのエネルギーを溜める事ができる。ただし、溜める為には時間がかかる。

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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