元は寂れた田舎町であった面影が消えた沢芽市。
その沢芽市は、ユグドラシルが中心に発展しており、大きな賑わいがあった。
そんな賑わいがある様子とは別に、1人の青年がスマホを見ながら歩く。
「まったく、本当にこういうのが増えたよな。去年に比べても、その範囲はかなり広くなっているから、早くなんとかしないと被害が広がり続けるぞ」
そう言いながら、男は目的の場所へと辿り着く。
それと共に見つめた先。
そこにあったのはジッパーだった。
だが、奇妙な事に、そのジッパーは空間に開いており、そこから森が僅かに見える。
「クラックが、やっぱりここにも、それにかなりの数のインベスも出てきている」
そう見つめた先にいた怪物であるインベスが、クラックから次々と現れる。
その様子を見た男は、すぐにある物を取り出す。
取りだした物を、そのまま腰に巻くと共に、手には果物を模した錠前。
『カキ!』
鳴り響く音声と共に、そのままカキロックシードを、戦極ドライバーにセットする。
「変身」『ソイヤッ!』
鳴り響いた音声、それと共に彼の上空に現れた柿が、そのまま纏う。
同時に展開した柿は、その身に鎧を纏う。
柿を模した編み笠を被り、その身はまるで柿を思わせる着物を身に纏う。
男が変身したライダーの名は流浪。
まさしく、流浪人を思わせる姿だった。
「さて、やりますか」
その言葉と共に流浪は、その手にある無双セイバーをゆっくりと構える。
「さて、いざ、参る」
その言葉と共に、流浪は手に持った無双セイバーをゆっくりと構える。
眼前にいるインベス達は、既に流浪の存在を確認すると同時にうなり声と共に、真っ直ぐと流浪に向かって、襲い掛かる。しかし、その攻撃は当たらない。流浪の素早い動きによってかわされ、すれ違いざまに斬撃を食らっていく。
そのまま、一体、また一体と斬り伏せられていく。
(さて、こいつらはどうしようか……)
目の前にいるインベス達を見つめながら、流浪は思考を回転させる。
クラックは、未だに閉じる様子はない。
ユグドラシルからの増員も、ここからは未だに到着していない。
この場には、自分しかいないのだ。
そう考えた瞬間、流浪の脳裏にある考えが浮かぶ。
それは、このままここに居続けて、増援を待つのではなく、一撃で、この場にいるインベスを全て倒す事。
未だに増え続けるインベスを倒し続けるよりも、こちらの方が早いと考えたからだ。
「さて、やりますか」
その言葉と共に、手に持っていた無双セイバーにカキロックシードをセットする。
『ロックオン!』
鳴り響く音声と共に、そのまま無双セイバーを腰にある柿鞘に収める。
「ふぅ」
それと共に柿鞘に収まった無双セイバーにエネルギーが溜まる。
そして、流浪が行うのは、このエネルギーが完全に溜まるまでの時間稼ぎ。
「さぁ、来いよ」
それと共にインベスが襲い掛かる。
襲い掛かってきたインベスに対して、流浪は手刀で攻撃を弾き返す。それと同時に、その反動を利用して、体を捻り、蹴りを放つ。
その勢いを利用し、そのまま背後にいたインベスに向けて拳を叩きつける。更にそのまま回転し、他のインベスの攻撃を避ける。
そこから流れるように、インベス達を攻撃し続けていく。
次々と現れるインベスを相手にしてもなお、流浪の動きが鈍る事は無い。まるで流れ作業のように、次々にインベスを処理していく。
そして、遂にその時が訪れる。
──―カチッ! 無双セイバーのエネルギーチャージが完了した音が響き渡る。
その音を聞いた瞬間、流浪はすぐに無双セイバーを引き抜く。
引き抜いたと同時に、刃に光が集まり始める。
それを見た瞬間、全てのインベスが動きを止め、警戒するように距離を取る。
だが、遅い。
流浪は既に行動を終えていたからだ。
『カキチャージ!』
鳴り響く音声と共に朱色の巨大なエネルギー刃が振り下ろされる。
同時に周囲にあった木々や建物が一瞬にして消滅する。
──ドォン!! 凄まじい轟音を響かせながら、周囲にいたインベス全てが消滅し、更地だけが残された。
しかし、それでもまだ安心できない。
未だにクラックは閉じていない。いつまたクラックが出現するのか分からないのだ。
だからこそ、流浪は周囲を見渡し、警戒を続ける。
すると……
「待たせたな」
「遅すぎるぞ」
その言葉と共に、流浪が後ろを見ると、そこにいたのは斬月。
流浪の親友の1人が変身した姿だった。
同時に斬月は、そのまま指示を出しながら、クラックを監視する。
「それじゃ、俺は仕事に戻るから」
その言葉と共に、流浪はすぐにその場から立ち去る。
「ユグドラシルには戻らないのか」
「俺は経営とかそういうのは出来ないからな。こういう仕事しか出来ないからな」
そう言い残して、流浪はそのまま去って行く。
その姿を見送った後、斬月もクラックを監視続ける。
流浪に変身した男の名は、緋村悠。
1年前までは、ユグドラシルで働いており、現在はフリーターである。
緋村悠
年齢:26歳・性別:男・職業:フリーター
変身するライダー名:仮面ライダー流浪
アーマードライダー流浪に変身する男。温厚で心優しくある。高虎とは幼馴染みであり、彼が務めるユグドラシルにはいわゆるコネ入社で入る。その際に戦国凌馬と出会う。戦国凌馬とは、センスがかなり合い、3人でつるむ事が多くなる。インベスに対しては脅威だと思っており、それに立ち向かうだけの力が必要な事もあるが、それ以上に守るべき家族の近くにいたいと考え、ユグドラシルを止める。以降は様々な仕事を行っており、時折、依頼という形で仮面ライダーとして戦う。
仮面ライダー流浪
同時期に開発された斬月とは反対に、スピード重視に戦うように設計されたライダー。主に無双セイバーで戦うが、腰にある柿鞘に無双セイバーを装填する事でエネルギーを溜める事ができ、その威力は高い。また防御や二刀流として使う事ができる。鎧武が変身するオレンジアームズの防御を捨て、より攻撃に特化した姿と言える。
モチーフは流浪人。
柿鞘
カキアームズに装着されるアームズウェポン。柿を模した鞘であり、単体ではあまり武器としては使えない。無双セイバーを装填する事でロックシードのエネルギーを溜める事ができる。ただし、溜める為には時間がかかる。
次回作の仮面ライダーの原作は
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響鬼
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カブト
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ウィザード
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ドライブ
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ゴースト
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エグゼイド
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ビルド
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ゼロワン