「それで、これはどういう集まりなんだ」
その日、俺は行きつけのフルーツパーラーにて、集まっているメンバーを思わず見渡す。
「先日の戦極ドライバーを渡した事によって、一応の区切りがあった。
その為、現状の確認の為に、集まって貰いました」
そう、この場を仕切るのは、パメラだった。
その言葉通り、この場には、俺を含めて、アーマードライダー達の護衛を行っている6人が集まっており、その目的は主に情報交換であった。
「その前に、一つ聞きたい事がある。
私の担当しているバロンを、そちらは倒そうとしたようだな」
「えぇ、僅かな可能性でも、計画の邪魔を行う者には、容赦はしない。
それが、私の方針ですから」
それと同時に、まさしく一発触発の雰囲気となっていた。
「はいはい、こういう喧嘩をする為に集まった訳じゃないでしょ。
何よりも、私達の目的は同じなんだから、そう言うのは駄目だよ」
その場で、羽芝が止めてくれる。
「そうだ、俺達の目的は、戦極ドライバーのデータ収集。
それによって、量産体制を取る事だ」
「ならば、話は簡単じゃないか」
それと共に、憲介の奴は笑みを浮かべる。
「インベスでも、アーマードライダーでも良い。
戦わせ続ければ、データ収集は問題ないだろ」
「なっ」
それには、俺は思わず声を出してしまう。
「それって、危険じゃないの。
インベスゲームとかだったら、安全にデータ収集は行えるから」
「だけど、それではデータの量はそれ程多くありません。計画の遅れは駄目ですよ。ならば、少しでもデータを多く収集すると考えれば、妥当だと思います」
「確かにな、力を持て余している奴らに対して、遊ばせる訳にはいかない」
「・・・その考えには少し賛成だが、実戦経験の少ない者を訓練なしで行うのは危険だ。だからこそ、俺は凰蓮に依頼をした」
「へっ、どうでも良いぜ、とにかく戦いが出来れば良い」
「まったく、最終的な目的は同じなのに、結構バラバラだな」
それと共に、俺は腕を組みながら、だいたいのグループは二つに分かれている。
俺、羽芝、氷間の意見は、一言で言えば戦極ドライバーの装着者の安全第一である。
データ収集の為とはいえ、なるべく危険を避けるべきだという考えだ。
それに対して、御影、パメラ、憲介の三人はデータ収集を最優先に。
その為には、多少の危険も仕方なく、もしもの時は戦極ドライバーの装着者がどうなっても良い方針かもな。
「はぁ、まったく、こうして内輪もめしている場合じゃないのにな」
それと共に、俺は立ち上がる。
「どこに行くんだ?」
「紘汰達の所だよ、既にチーム鎧武以外の奴らを、凰蓮さんは戦った。
ならば、次の狙いは既に分かっているだろ」
「本当に、だったら、行かなくちゃね」
「俺も、もしもの時に備えておかなければな」
それと共に、俺達は立ち上がる。
「・・・そうですか、ではここで解散となりますね」
「最後に一つ、確認したい事がある」
それと共に、俺達は周囲を見る。
「裏切り者に関して、心当たりはあるか?」
それに対して、答える者はいない。
全員が、誰が裏切り者なのか、分からない。
だが、おそらく、確実にいると確信はあるだろう。
無言で、答えない事もあり、俺はそのまま、その場を去る事にした。
次回作の仮面ライダーの原作は
-
響鬼
-
カブト
-
ウィザード
-
ドライブ
-
ゴースト
-
エグゼイド
-
ビルド
-
ゼロワン