仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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大勝負の前の宴会

「戦極ドライバーの装着者の様子はどうだ?」

 

その日の晩、俺は貴虎と凌馬と一緒に飲む約束をしていた。

それは、近況報告と共に、たまの息抜き、そして、今後の事を話す為でもあった。

 

「俺の担当をしている奴は、なかなかに見所がある。一番最初に変身したという事もあるが、他の奴らに比べて、様々なロックシードを使い、同時に使いこなしている」

「確かにね、データを見る限りでも、他のアーマードライダーよりも多くのアームズを使っている。私としては、このデータはなかなかに魅力的でね、色々と助かっているよ」

「ならば、このまま続行で構わない。だが警戒は怠るなよ」

「分かっているよ、まぁ、他のメンバーが、どんな風に交流しているのかは、知らないがな」

「彼らもプロだ、そこは信頼しても良いだろう」

「君は相変わらず甘いね」

 

そう言いながら、俺達は各々が頼んだ酒を飲みながら、話している。

基本的に俺達の好みはかなり違う。

俺は基本的に日本酒を中心に、貴虎はワインを、凌馬はウィスキーを。

別々の種類と共に、各々が好みの料理を注文しそれをつまみに食べている。

 

「さて、これからの方針に関してだけど、そろそろ、あの森に関して、疑問に思うメンバーがいると思う。その為に、大胆な動きをすると思われる」

「まぁ、考えれば当たり前だな。シドの奴が勝手に異世界へと行く手段を渡したせいで、それに気づいてしまった。幸い、DJサガラがそれを防いでくれているから大事にはなっていない」

 

ここまでの状況は想定内である。

それと共に、俺にとっての本題は、ここからだ。

 

「それで、凌馬、お前、その際の企みを教えろ」

「おや、既にバレているのか?」

「また、悪巧みか」

「まぁ、そうだ、まぁ、この場合は、なるべくは知るメンバーは最小限にしたい。

あえて言えば、私が最も信頼している君達2人だけにね」

 

そう言った凌馬は、そのままウィスキーを一気に飲む。

 

「年末の大掃除。

という事で、そろそろ裏切り者および内通者を見つけたい」

「そのタイミングでか?」

「このタイミングだからこそだ。

全てのアーマードライダーが集結しているこの時期、奴らも狙わないはずはない。

ならば、ここで暴くのは当然だろう」

 

それに対して、凌馬は、酒を飲んだ事で頬は赤くしている。

それでも、確かな確信を持っていた。

 

「ターゲットは?」

「私が監視し、捕らえる」

「お前が?」

 

それに対して、貴虎は、目を見開く。

 

「不服か?」

「お前の実力は知っている。

だが、ここで無茶をする必要は」

 

それは、今後の作戦の事を考えれば、凌馬が必要不可欠の人材だからだ。

しかし。

 

「なに、ゲネシスドライバーの調整が終われば、問題ない」

「本当に、大丈夫なのか」

 

そう、貴虎は問いかける。

 

「無論だ」

「・・・そうか、ならば、信じよう」

 

そう、あっさりと言う貴虎の言葉に凌馬は笑みを浮かべる。

 

「ならば、次に飲む時には、勝利の美酒としよう」

 

そう言った凌馬は、まさしく自信に満ち溢れた表情だった。

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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