仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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奴隷

「はぁ」

 

凌馬からの話から翌日の事だった。

紘汰は相変わらず、落ち込んだ様子でいた。

いきなり、ヘルヘイムの森の真実を知らされ、これから、人と戦う事になる。

それは、人間が背負うには、あまりにも重すぎる運命だ。

俺自身も、どうすれば良いのか、それが正しいか分からない。

そう、考えていた時だった。

 

「Hello、2人共」

「えっ、あんたは、DJサガラ」

「DJサガラ?

そう言えば、凌馬の奴らが、インベスゲームを隠蔽する為に雇った奴だったな」

 

ネットの配信では、ある程度は見た事はあるが、こうして直接会うのは初めてだ。

 

「よぅ、お前達の師弟コンビは、俺は結構気に入っているぜぇ」

「そのDJサガラが、何の用だ?」

「何、俺としては、このまま見守っているつもりだったけど、面倒な奴が現れたんだよ」

「面倒な奴ら?」

 

俺も紘汰も思わず首を傾げた。

 

「レッドホッドの奴ら、何やらヤバい事をしているらしいぜ。

インベスを実体化させて、強盗とかな」

「なっ」

 

それには、紘汰も驚きを隠せなかった。

 

「お前、どこでそんな情報を」

「おいおい、俺はユグドラシルから、ヘルヘイムの森の真実を人々に知らせない為にやっていたんだぜ、そういう情報はすぐに俺の元に入ってくるんだよ」

「・・・それを知らせる為に、わざわざ」

「まぁな、あとは、これをお前に渡すようにね」

 

そう、DJサガラが渡してきたのは。

 

「エナジーロックシード?」

「メロンエナジーの特性は、素早さ重視のお前には合わないそうだぜ」

「そうか、ありがたく貰っておく。

紘汰」

「あぁ、急ごう!」

 

俺達は、そのままDJサガラが言っていた場所に向かって行く。

 

「こういうのは、本人達の意志で動くからこそ、意味がある。お前の思い通りにはさせないぜ」

 

そう、DJサガラが何か呟いた気がするが、俺はそのまますぐにレッドホッドの奴らの所へ向かう。

 

「お前ら、何をやっているんだ!」

 

そう、俺達は、そのままレッドホッドのアジトに突撃する。

見れば、既に強盗を行ったのか、周囲には金品が多く見られる。

 

「おぉ!!これはこれは、鎧武の師弟コンビじゃないかぁ!!まさか、こうして、俺達の所に現れてくれるとはなぁ!」

「お前達、自分がやっている事を、恥ずかしくないのかっ」

 

そう、紘汰は、レッドホッドの奴らに問いかける。

だが。

 

「ふっ、どうでも良いよ!どうせ、批判している奴なんて、その内、死んでしまうんだろ」

「お前ら、何を」

「シドから聞いたんだよ、この世界は、その内、滅びるんだろ!」

 

その言葉に紘汰も、思わず口を閉ざす。

それは、紛れもない真実だから。

 

「だったら、俺達は思う存分、暴れてやるよ!

何よりも、お前達のおかげで、俺達にもチャンスが巡ってきたんだからなぁ!」

 

そんな不敵な笑みと共に、奴らは不敵な笑みを浮かべながら、懐から何かを取り出した。

 

「お前ら、それは」

 

それと共に、奴らが取り出した物を見て、紘汰は驚きを隠せずに、目を見開く。

俺もまた、奴らが取り出した物を見て、既にここまで進んでいた事に対して、手を強く握り締める。

 

「シドの奴が、今では、仲間になった奴らに配っているんだ。本当に、あいつは良い奴だよなぁ」

 

それは、戦極ドライバー。

それも、その場にいたレッドホッドの全員が持っていた。

 

「お前達を倒せば、幹部の地位もくれるらしからな。あんたらをここで倒させて貰うぜ」『ザクロ』

 

それと共に、ザクロロックシードを起動させると共に、そのまま戦極ドライバーに装填する。

 

「紘汰、ここで止めるぞ」『カキ』

「あぁ」『オレンジ』

 

俺達もまた、同時にロックシードを起動させ、戦極ドライバーを腰に巻き、構える。

 

「「変身!」」『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道オンステージ!』『ソイヤッ!カキアームズ!居合抜刀にるろうに!』

 

俺達が変身を完了すると共に、レッドホッドの奴らもまた、変身を既に行っていた。

 

『ザクロアームズ!群生・サクリファイス!』

 

それと共に、奴らの姿もまた変わっていた。

それは、セイヴァーが使っていたブラッドザクロロックシードが、奴専用だとすれば、目の前で、奴らが使っているザクロロックシードは量産品。

そう思わせるように、身に纏っているのは、映画でよく見られる怪しい宗教の人間が羽織るようなローブを模したアーマーだ。

 

「さぁ、行くぜ、お前ら!!俺達、アーマードライダーエスクラヴの力を見せてやろうぜぇ!」

 

その言葉と共に、奴らが取り出したのはアームズウェポン。

その種類は、ロックシードでは、固定されているはずのアームズウェポンがあまりにもバラバラだった。

 

「あいつらの武器、バラバラじゃないかよ」

「元々、ロックシードを開発したんだ。それで固定はしていないんだろうな。

けど」

 

こちらに迫って来る奴の内、ドンカチを模した武装を軽く受け止める。

それは、本来のドングリアームズのドンカチに比べたら、威力は低い。

だが、一般人に向けたら、確かな凶器になる。

 

「おらぁ!」

「ぐっ、まだまだだぜぇ!」

 

それと共に奴らは突っ込んで来る。

さらには、懐から取り出しただろうロックシードを起動させ、インベスまで呼び出す。

 

「・・・まさしく、名前通りという訳か」

 

エスクラヴ。

その名前の意味を、ある雑談で聞いた事がある。

フランス語で、奴隷。

まさしく、奴らは、知らない内に、奴隷へとなったんだろう。




アーマードライダーエスクラヴ
本作における、黒影トルーパーと同じく量産型ライダー。
使用するロックシードはザクロ。
基本性能は、黒影トルーパーと同じぐらい。
アームズウェポンは装着者に最も適した武器を造り出すが、その性能は他のアーマードライダー達が使うアームズウェポンに比べても低く、見た目はボロボロである。
だが、その最大の特徴は変身時に、脳内に麻薬に似た電波を送信する。
それによって、戦闘に対する恐怖を薄め、幸福感を高める事が出来る。
使用続ければ、徐々に理性は失われ、変身に対する依存を高めていく。
そして、ザクロロックシードの司令塔と言えるブラッドザクロロックシードからの電波によって、自爆する事も可能となる。

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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