紘汰が変身した姿を見ながらも、俺はその視線をすぐに紘汰に襲い掛かろうとしているインベスへと目に向ける。
突然、変身した事で戸惑っている紘汰に対して、インベスは、そのまま空を跳びながら、その爪で襲い掛かる。
「えっちょぉ!」「ふっ!」
慌てる紘汰の前に、俺は瞬時に無双セイバーで、その攻撃を横に受け流しながら、紘汰に目を向ける。
「ぼーっとするな、死んでしまうぞ!」
「そんな事、言われたって、これって、どういうふうに」
「話したい所だけど、今は目の前にいる奴に集中しろ」
その言葉と共に、インベスは、その凶悪な左腕の爪で、襲い掛かってくる。
俺は、その攻撃に対して、無双セイバーで受け流すだけでは足りないと感じると共に、柿鞘に無双セイバーを納めて、そのまま受け止める。
柿鞘の防御もあり、その攻撃を受け止めながら、そのまま蹴り上げる。
だが、インベスのパワーは思った以上に高い。
「悠さん!この野郎!」
そんな俺の様子を見てか、紘汰はすぐにその手に持つ武器でインベスを斬り上げる。
それは、人間では出す事が出来ない力であり、簡単にインベスを吹き飛ばす事ができた。
「やはり、戦極ドライバーの性能か」
データ収集を行う為に配られたとは言え、インベスに簡単に攻撃が通る程の力を発揮する事ができる。
それも、戦いとは無縁であったはずの紘汰が簡単に行える事を考えても、その高い性能は分かる。
「よしっ、これだったら!!」
「あっ馬鹿っ調子に乗るな!」
そう、紘汰はそのまま両手に持った剣で、インベスは追撃していく。
すぐに俺は追いかける。
だが、ここが工場地帯という事もあり、入り組んだ道で、すぐに分からなくなる。
「どこに」
そんな困惑を余所に、空から紘汰が落ちてくる。
「紘汰!」
「痛たたぁ」
そう、俺は紘汰の方に寄り添うと、既に戦極ドライバーからロックシードが外されていた。
一体何故だと疑問に思っていると、紘汰がどこかに視線を向けていた。
俺も釣られて、見つめた先には、誰もいない。
だが。
「こうか?」『ロックオン!』
「っ」
戦極ドライバーをまるで知らないはずの紘汰が、無双セイバーにロックシードをセットした。
明らかに異常とも言える光景に対して、俺は驚いている間にも、インベスは起き上がり、身体から無数の植物の蔦を放っていく。
「させるかっ」
俺はすぐに柿鞘を地面に叩くと共に無双セイバーを上に抜く。
それによって、柿鞘から出てきたエネルギーで、襲い掛かった植物の蔦による攻撃を遮る。
「セイヤーっ!」
それと共に、紘汰は俺が防いでいる間に、その手にある無双セイバーを真っ直ぐとインベスに向かって、斬り裂く。
それによって、インベスは完全に倒された。
「なんとかなったのか」
「そうかもな」
そのまま俺は、すぐに周りを見渡す。
見る限りだと、奴らの姿はない。
既に、俺が合流している事もあって、撤退したと考えるべきか。
「そう言えば、裕也は」
「もしかして、それが裕也が見せたがっていた奴なのか」
「そうなんだよ、俺達がここに来た時には、もう姿がなかった。
代わりにベルトが落ちていて、さっきのインベスにすぐに襲われたんだ」
可笑しい。
戦極ドライバーを欲しがっている奴らが、何故態々落ちている戦極ドライバーを拾わなかったんだ。
それこそ、紘汰が見つける前から、既にヘルヘイムの森の中にいたはずなのに。
「っ」
同時に、先程の紘汰の発言を思い出す。
「どうしたんですか?」
「・・・なんでもない。とりあえず、それはしばらくお前が持っておけ。もしかしたら、今後、必要になる場面があるから」
現状、紘汰から戦極ドライバーを取っても、おそらく奴らは紘汰を狙い続けるだろう。
そう考えると、紘汰がすぐに反撃できるように戦極ドライバーは必要だ。
「そう言っても、これ、どうやって?」
「・・・暇な時間があったら、俺が教える。そんなに教える事はないけどな」
そう言い、俺はすぐにその場から離れる。
同時に、手元にあるスマホで凌馬に連絡を取る。
「凌馬」
「君の聞きたい事は察しているよ。
そして、君の推測は、残念ながら当たっている」
「そうか」
それに対して、俺は目を覆う。
「あの時と全く変わってない」
それと共に、俺は1年前の出来事がフラッシュバックする。
「これ以上、悲劇を広げない為にも、奴らを倒す必要がある。
それは、分かっているね」
「あぁ、分かっている。だからこそ、俺は、ユグドラシルから離れたんだ」
「妹を守る為に、そして何よりも自分の手で血を汚す事を親友には見せない為にか」
「・・・悪いな、こんな事に付き合わせて」
「気にしないでくれ。君と私の仲じゃないか」
そう、電話の向こうの凌馬は言う。
「君はプロジェクトアークに邪魔をする奴らを潰す。私は貴虎の為に最強のベルトを造り出す」
「あいつは、人々の希望になれる。俺みたいな半端物じゃなれないからな」
「あぁ、期待してくれたまえ」
その言葉と共に、俺は電話を切る。
「彼は相変わらずの様子だったね」
そう言いながら、凌馬は先程まで話していた相手に対して、笑みを浮かべながら、PCを見る。
それは、先程までの鎧武と流浪の戦闘データであった。
「オレンジとカキ。似た系統という事もあり、なかなかに面白いデータが取れた。これならば、ドライバーの開発は進みそうだ。まぁ、問題はそれ以外にもあるが」
同時に、現場でその戦いを見ていた凌馬以外の黒いフードの人物達の映像。
「これから必要な実験で、おそらくは奴らが介入するだろうね。まぁ、それは良いデータを取れる可能性があって、嬉しい限りだけどね」
それと共に凌馬は、過去の想い出を見る。
「いずれ、力を受け取る時が来る。そう信じて待つ事も必要か。初めての理解者だからこそ、時間をかけるべきかもしれないからね」
そのまま、凌馬は、そのままPCでの操作の続きを行う。
次回作の仮面ライダーの原作は
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響鬼
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カブト
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ウィザード
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ドライブ
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ゴースト
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エグゼイド
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ビルド
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ゼロワン