仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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力を欲し

「へぇ、1人で来たのか、呉島の坊ちゃん」

「あなたが、そう言ったんでしょ」

 

そう言いながらも、光実は、自身を呼んだ相手であるシドに話しかける。

 

「それで、僕に一体、何の用?」

「いやぁ、単刀直入に言うとさ、お前、こっち側につかないか?」

 

シドは、飄々とした態度で光実に対して問いかける。

 

「なんで僕に対して、そんな事を?」

「何、一目でお前を見た時から、お前は俺と同じ目をしていると感じてな」

「僕と、あなたが?」

 

それに対して、光実は顔を歪ませながら言う。

 

「内心の根底では、自分以外の誰にも信頼を寄せようとしない。力を求めている。

そんなお前だったら、この力は、欲しいだろ」

 

そう言って、その手にはゲネシスドライバーをちらつかせる。

 

「・・・」

「今のユグドラシルだったら、ゲネシスドライバーを造るのも一苦労だろうな」

「それで、僕がそっちに行って、何の得が?」

「なに、このゲネシスドライバーをお前にやるだけだ」

 

それと共にゲネシスドライバーを差し出す。

 

「その力があれば、ユグドラシルでの地位が上がる」

「僕に何をすれば?」

「ちょっとした情報を流してくれれば良い。

それだけで、これは、お前の物だ」

 

シドが、ゆっくりと差し出している。

 

「お前が、情報を渡してくれれば、これはお前の物だ」

「本当に情報を流すだけで、ゲネシスドライバーをくれるのか?」

「もちろんだ」

 

シドは、ゲネシスドライバーをそのまま差し出す。

それに対して、光実は涎を飲む。

光実にとって、それは確かに欲した物。

その答えは。

 

「だが断る」

 

その叫びと共に、光実はゲネシスドライバーを突き返して、睨んだ。

 

「なに」

「確かに、お前の言う通り、僕は力が欲しい。

けど、その為に、僕は、裏切らない!

裏切った先に、僕は後悔するから」

「・・・そうか、だったら、交渉は決裂だな」

 

それだけ言うと、そのままシドは、ゲネシスドライバーを腰に巻く。

 

「どちらにしても、お前をここで始末すれば、全て解決だからな」

 

その言葉を合図に、シドの合図と共に、周囲にはインベス達が現れる。

 

「まぁ、一つ言うとしたら、僕の事を散々言っていたのに、ここまで何も用意していないと思ったのか?」『ピーチエナジー!』『アンズスカッシュ!』

「なっ」

 

聞こえた音声と共に、周囲のインベスの多くが吹き飛ばされた。

 

「お前達は」

「まったく、最初に聞いた時には、どういうつもりかと思ったけど」

 

それと共に、現れたのは、ユグドラシルのゲネシスドライバーの二人目の持ち主である湊耀子。

彼女が変身したマリカ。

 

「大胆過ぎないか、この策」

 

そんなマリカと共に華良も降り立つ。

 

「お前ら」

「さっきの話、少しだけ受けるよ。

ただし、そのゲネシスドライバーと、お前のゲネシスドライバーを、奪わせて貰う」

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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