仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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戦う小さな理由

 召喚されたインベスに対抗する為に、俺はすぐに流浪へと変身する。

 

 その腰には既に無双セイバーがあり、素早く抜刀すると共に、目の前にいるインベスを一体、斬り裂く。

 

「キシャァァァ」

 

 斬り裂かれたインベスは、そのまま絶叫を上げると共に、そのまま地面へと倒れ込み、絶命する。だが、インベスは未だに残っている。クラックから次々と召喚されるインベスは、そのまま俺に向かって、襲い掛かる。

 

 振り下ろされる爪に対して、無双セイバーの刀身で受け流しながら、蹴る。

 

 蹴り飛ばされたインベスはそのまま壁に衝突してするが、それでもまだ残っている。

 

(ちっ……)

 

 このままではきりがないと悟った俺は、インベス達を操る親玉へと向かって、走り出す。

 

 だが、それは既に奴も気づいていたらしく、壁際に隠れていたインベスが飛び出してくる。それを横薙ぎに一閃し、吹き飛ばす。そしてその隙を突いてきたのか、別のインベスが背後から飛び掛かってくる。

 

 瞬時に、俺は無双セイバーを振り向きざまに振るう事で、インベスを吹き飛ばし、そのまま壁際まで追い詰めて、斬撃を叩き込む。

 

 それを受けたインベスは断末魔を上げながら地面に落下していく。

 

「キィッ!」

 

 仲間が次々と倒されていく事に焦りを覚えたのか、他のインベス達が一斉に襲い掛かって来る。

 

「……ふんっ」

 

 そんな連中に対して、俺は無双セイバーを構え、そして同時に引き金を引く。

 

 すると、放たれたエネルギー弾によって、数体のインベスが吹っ飛ぶ。それと同時に俺は一気に駆け出し、残ったインベス達に斬りかかる。

 

「…………」

 

 襲いかかってきたインベス達は、それぞれ鋭い爪や牙を持っている。その為、生身の人間なら、一撃でも食らえば致命傷になるだろう。しかし、今の俺にはそんな攻撃など効かない。

 

 迫りくるインベスの攻撃をかわしつつ、すれ違い様に無双セイバーを振るい、切り裂く。そうする事でインベスは悲鳴をあげながら、その場に倒れる。

 

 だが、やはりと言うべきか、インベスはまだ残っている。俺はすぐに無双セイバーの銃口を向けようとするが、それよりも早く、背後にいたインベスが襲いかかろうとする。

 

 それに気づいた瞬間、咄嵯に体を捻る事で回避すると同時に、カウンターとして回し蹴りを放つ。

 

 その蹴りを受けて、インベスは大きく吹っ飛んだ後、そのまま動かなくなる。

 

「まだ、諦めないのか」

 

「諦める理由がどこにあるんだよ」

 

 そう言いながら、俺は奴らを操る軍荼利に叫ぶ。

 

「いずれ、この地球はヘルヘイムの森によって滅びる。その前に、我らの計画によって、人間は上位の存在へと生まれ変わる。なのに、なぜ小さな幸せに拘る」

 

「そんなの、お前らの言う大きな幸せを知らないからな」

 

 それと共に、無双セイバーをそのまま奴に向ける。

 

「お前の言う大きな幸せが、人間が進化した時とか言うけどな、大半の人間が知っているのは、小さな幸せだ」

 

 そうしながらも、俺は周囲にあるインベスを斬り裂きながら、軍荼利に叫ぶ。

 

「ダチと馬鹿をやったり、女の子とドキドキする。家族と一緒に過ごしたり、好きな音楽を聴く」

 

「そのようなちっぽけな理由でか」

 

「そんな小さな理由で良いんだよ! 小さいからこそ、誰かと一緒に分け合える!! 誰かと一緒に感じる事が出来る!!! 誰もいない大きな幸せよりも、誰かと一緒にやる小さな幸せの為に、戦うんだよ!!」

 

 そう言いながらも、周囲のインベスを睨み付ける。

 

 未だに、その数は多い。

 

 そう考えている間にも、インベスの一匹が、俺に襲い掛かる。

 

「あぁくそぉ!!」『マツボックリアームズ! 一撃インザシャドウ!』

 

 同時に、俺に襲い掛かってきた攻撃を、受け止めたのは、初瀬だった。

 

「なっ!」「初瀬ちゃん!」

 

 俺はすぐに初瀬を襲ったインベスを斬り裂き、後ろに下がる。

 

 それに対して城ノ内はすぐに駆け寄る。

 

 幸い、怪我はない様子が、戦極ドライバーは既に使えない。

 

「初瀬ちゃん、なんで」

 

「ぐっ、そんなの、馬鹿だから俺だって分からねぇよ、けどな」

 

 そうしながら、初瀬は睨み付ける。

 

「あんな奴にだけは、馬鹿にされたくない! 俺だって、プライドがあるんだよ!!」

 

 そう、初瀬は言った。

 

「なかなかに根性があるじゃない」

 

 そう、聞こえたのは、凰蓮さん達だった。

 

「ちっ、時間をかけすぎたか」

 

 そう、軍荼利は舌打ちをする。

 

「まだまだアマチュアだけど、そのプライド、そのまま貫きなさい! それが、貴方達を、きっとプロフェッショナルにするから!」

 

「凰蓮さん、けど」

 

「仕方ない、少しだけ、貸してやる」

 

 そう言っていると、羅刹の奴が投げ渡したのは。

 

「えっえぇ、ゲネシスドライバー! それにこれって」

 

「えぇ、なんで、初瀬ちゃんだけ!」

 

 それは、ゲネシスドライバーであった。

 

 それを受け取った初瀬は驚きを隠せず、城ノ内は見つめる。

 

「そいつはゲネシスドライバーだが、量産向けに調整された奴だ。出力は、あまり高くないが、とりあえずはやっておけ。あと、お前にはこれだ」

 

「おぉ、俺も新しいロックシードがぁ!」

 

 そう、城ノ内は嬉しそうな笑みを浮かべる。

 

「さてっと、向こうは数だから、こっちも、一気に行くぜ!」

 

「おぅ!」『マツボックリエナジー!』

 

「俺達も格好良い所、見せないとなぁ」『ココナッツ!』

 

 それと共に、二人は、そのまま構える。

 

「「変身」」『マツボックリエナジー!』『ココナッツアームズ! ノリノリ! ハワイアン!』

 

 その瞬間に、二人の姿が変わる。そして、こちらを向くと、二人が叫んだ。

 

「んじゃあ、ちょっと行って来るわ」

 

「おうよ!」

 

 その言葉と同時に、相手が走り出すのが見える。それに対して、こちらはゆっくりと歩く。

 

 マツボックリエナジーは、黒影の装備である影松から、大きく変わっている訳ではなく、多少強化された程度の武器。

 

 グリドンの方も、ギターにより、周りの敵の牽制を行っている。

 

 互いに大きく強化されている訳ではない。

 

 だが。

 

「連携、上手くなっているな」

 

 相手はこちらに向かって走ってくるが、その動きには無駄がない。

 

「あら、共に地獄の特訓を乗り越えたのよ、それぐらい当然じゃない!」

 

 それに対して、凰蓮は自慢げに言う。

 

 実際、それは正しい。

 

「なぜだっ、この程度に」

 

「その小さいに、油断した結果だ」『ロックオン! マスカットエナジー』

 

 同時に、俺は、そのまま無双セイバーに纏わせたエネルギー刃。

 

 それをそのまま周辺にいる全てのインベスを斬り裂く。

 

 先程まではチャージする隙もなかったが、増援が来てくれたおけげで、十分に稼げた。

 

 結果、インベスは全て爆発四散し、その場から消える。

 

 だが、既に軍荼利の姿はなかった。

 

「逃げられたか」

 

 そう、俺はすぐに変身を解除した。

 

「俺達、強くなったよなぁ!」「あぁ、これだったら、楽勝かもなぁ!!」

 

 そうして、初瀬と城ノ内は二人共、先程の戦いの成果を思い出して、はしゃぎ始めた。

 

 まぁ、確かに以前と比べたら、成長しているが。

 

「馬鹿を言っていないで、さっさと特訓の続きをするわよ」

 

「あっあぁ、しまった」「俺達、そう言えば、逃げている途中だった!」

 

 そう、初瀬と城ノ内はその事を思い出して、嘆いている。

 

「どうやら、戦う理由もしっかりとしているようだし、これから特訓のハードルを上げても問題ないようだなぁ」

 

「確かにそのようね」

 

 それと共に、二人は笑みを浮かべた。

 

「「にっ逃げろぉ!!」」

 

 そうして、二人が一斉に逃げ出すと同時に凰蓮さん達はすぐに追いかけ始めた。

 

「……あれが、あなたの信じた道ですか」

 

 そう、俺の隣には氷間が問いかける。

 

「人間、小さな物でも良い、自分を貫ける物があれば強くなれる。

 

 以外とそういう所では、期待できるだろ」

 

「……えぇ、確かにその通りですね」

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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