仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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見える敵、見えない敵

 この沢芽市において、既に廃れかけている商店街。

 

 そこで奇妙な反応もあり、調査に向かって俺達を襲い掛かってきたのは、まるでゾンビを思わせる虚ろな目をしている住人達だった。

 

 彼らもまた、既に量産型の戦極ドライバーで、仮面ライダーに変身しており、まるでゾンビを思わせる動きで、こちらに向かって行く。

 

 住人達に対して、無双セイバーやソニックアローで攻撃を行えば、傷つける可能性があると判断した俺と湊さんが行ったのは、逃走であった。

 

 幸い、ここは商店街であり、狭い路地を通り抜けながら、アーマードライダーとなった事で上昇した身体能力を使えば、逃走はそれ程、難しくはなかった。

 

 だが、問題は、どこから現れるかだ。

 

 商店街の出入り口は既に彼らによって、塞がれているだろう。ならばどこか、他の道を通って逃げなければならない。

 

「あなた、確か、ピーチロックシードを使えるはずよね!」

 

「なるほどっ」『ピーチ!』

 

 同時に俺もまた瞬時にピーチロックシードを使い、アーマーチェンジをする。

 

 ピーチアームズへと変身した事によって、出てきた桃紐を手に、近くの建物に向けて、桃紐を投げる。

 

 同時に湊さんもまた、俺の手を掴むと同時に、そのまま桃紐で括り付けた建物に向かって、一気に飛ぶ。

 

 同時に、先程までいた場所には、多くの腕があり、それらが一斉に襲い掛かる。どうやら、建物の上から飛び降りてきたらしい。

 

 そのまま二人は、地上に降り立ち、再び走る。

 

 走りながらも、俺は手に持つ桃紐で、移動を行いながら、僅かだが、虚ろな人達を拘束する。

 

 しかし、それも一瞬だけ。すぐにまた動き出す敵に、俺は舌打ちする。

 

「キリがないわね……」

 

 湊さんの言う通り、いくら攻撃しても敵の数は減らない。むしろ増えていくようにさえ感じる。

 

 一体、どれだけの数がいるのか? 

 

「本当に、ザクロロックシードは厄介だな」

 

 思わずそう呟く。

 

 普通の人間がこんな風になるなんて恐ろしい。

 

「っ!」

 

 だが、そう考えていると同時に湊さんが、すぐにソニックアローを構え、同時に撃ち出した。

 

「えっ、湊さん!」

 

 その行動に対して、俺は驚きを隠せなかった。

 

 だが、それと同時に警戒を止めなかった。

 

「気配を感じられなかった。いえ、周囲の気配と合わせたと言うべきかしら。

 

 あなた、何者かしら」

 

「忍者、と言っておきます」『ストロベリーエナジー』

 

「エナジーロックシード、まさか」

 

「変身」『ロック! ソーダ! ストロベリーエナジー!』

 

 それと同時に、その姿は、イチゴアームズを、より素早い動きにさせるようにさせた姿。

 

 仮面が蛇と忍者が組み合わさったような感じになっており、アンダースーツは和風でメインカラーはピンクとなっている。

 

「アーマードライダー清姫」

 

 その言葉と共に、手に持っていたソニックアロー。

 

 それをなんと、まるで手裏剣のように投げる。

 

「なっ」「くっ!」

 

 俺達はすぐにその場を避ける。

 

 突然の攻撃に対して、すぐに避け、そのまま清姫の方へと目を向ける。

 

 だが、既にそこにはいなかった。

 

「どこに」

 

「やられたわ」

 

「やられたって」

 

「ソニックアローという大きな武器。それを投げられた事によって、私達の視線はそちらに向けている。

 

 その間に、彼女は再び、隠れたのよ」

 

「だけど、なぜ、わざわざっ」

 

「こっちの実力を探る為っ」

 

 同時に殺気を感じ、俺はその手にある無双セイバーを構え、斬る。

 

 だが、斬った瞬間に襲い掛かったのは爆発。

 

「これは、イチゴクナイっ」

 

「ソニックアローはっ」

 

 その爆発に驚いている間に、先程、投げたソニックアローがなかった。

 

「本当に、こういう相手は嫌いになるけどね」

 

 未だに気配を感じない清姫に対して、俺達は互いに背中を任せながら、周りを見つめる。

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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