仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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裏切り

その日、凌馬は、苛立ちを隠せない様子で、パソコンにあるシステムを起動させている。

 

「まったく、会社勤めは、嫌になるね」

 

その言葉と共に、これからの備えを考えながらも、作業を止める方法を考えていた。

作業を行いながらも、その作業を中止させる方法。

矛盾とも言える考えをしながらも、その視線をパソコンから目を離さなかった。

その時。

 

「凌馬、一体何の用だ?」

 

その言葉と共に入って来たのは悠と紘汰だった。

 

「俺達に用って、一体」

「あぁ、悪いがね、今回の件。実は君達にしか頼めないんだよ」

 

そうしながら、凌馬はため息を吐きながら、呟く。

 

「俺達にしかって、どういう事だよ?」

「なに、ちょっと、ユグドラシルを裏切ってくれないか?」

 

その一言は、2人にとっては、あまりにも衝撃的だった。

 

「なっ、いきなりどういう事なんだよ」

 

それには、さすがに紘汰は驚きを隠せなかった。

だが、その中で、悠だけは理解出来ていた。

 

「まさか、あの老人共が」

「あぁ、まったく、嫌になるよ」

「えっえっ」

 

2人の会話について来れない紘汰は、首を傾げる。

 

「このタワーには、様々な会社が協力している。それは人類が生き残る為に行っている」

「それは、良い事じゃないのか?」

「だが、その為の条件として、このタワーにあるシステムを取り付けた。そのシステムの名はスカラーシステム」

「スカラーシステム?」

 

そのシステムを聞いた事のない紘汰は首を傾げる。

 

「簡単に言えば、この街を簡単に焼き払う事が出来るシステムだ」

「なっ」

 

それには、紘汰はさすがに驚きを隠せなかった。

 

「なんでっそんなのをっ」

「決まっているだろ、ここがヘルヘイムの森を研究する場所だからだ。

もしも、ここでヘルヘイムの森の侵攻が早まり、危機があれば、この街ごと、ボンッ。

老人共は、自分達の心配しかないんだよ」

「そんなのっ」

「だから、言っただろ、君達には、少しの間だけ、ユグドラシルを裏切って欲しい。

目的は、スカラーシステムを破壊して欲しいという訳だ」

 

そう言って、凌馬はため息を吐く。

 

「なんで、それを、俺達に」

「ふむ、そうだね、現在のメンバーの中で考えれば、下手な被害を出さずにそして、スカラーシステムを破壊を目的にするんだったら、君達が一番だと考えてね」

「ふぅん、それじゃ、聞くけど」

「何かね?」

「それは、俺達以外、全員と戦えという事でもあるんだな」

「あぁ、そうだね」

 

その一言に、凌馬は当たり前のように呟く。

 

「なっ、仲間同士で争っている場合じゃないだろ」

「この街の住民を救う為には、これぐらいしないと、奴らは納得しないんだ」

 

それと共に凌馬は、そのまま紘汰に言う。

 

「とにかく、後は君達に託すよ」

 

それだけ言い、凌馬はそのまま話を終える。

 

「いきなり、そんな事を言われたって」

 

あまりにも衝撃的な言葉に対して、紘汰もまた、どうすれば良いのか、分からず、困惑しかしなかった。

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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