仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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謎のDJサガラ

ユグドラシルと、本格的な戦いを前に、俺達は互いのロックシードを確認していた。

その最中、紘汰は、どこか浮かない顔をしていた。

 

「本当に、戦わないといけないのか」

「今頃、どうしたんだ」

 

その言葉は、どこか納得のいかない表情だった。

 

「だって、この前まで、俺達は一緒に戦っていた仲間だよな!そりゃ、戦う理由も、本当は必要ないはずなのに」

「・・・そりゃ、確かにそうかもしれない、けど、この戦いに勝たなければ、俺達は終わりだ」

「分かっているっけど」

 

そう、紘汰が迷っている時だった。

 

「よぅ、浮かない顔だな」

「っ、いつから、そこに」

 

突然の紘汰の言葉。

同時に振り返ると、そこにいたのは、なんとDJサガラだった。

紘汰の言葉に同意するように、先程まで、ここには奴の気配はなかった。

 

「お前、何を迷っているんだ、この街を守るって、息巻いていたのは、どうしたんだ」

「・・・俺は、黒の菩提樹から、ヘルヘイムの森から街の人々を守る為に戦ってきた。だけど、今、俺達は、そんな仲間と戦おうとしているんだ」

「へぇ、それで」

「仲間と戦う為に、俺は力を欲した訳じゃないんだ!なのに、なんで」

 

それこそ、紘汰の本音だろう。

そのまま、紘汰は、そのまま椅子に座り込む。

 

「そもそも、守る為の戦いって言うのが、そもそもの矛盾なんだけどな。力で出来る事は破壊だけ、だからな」

「そんな、力、俺には必要ない」

「そうか?けど、お前が今から行おうとしている事には、そもそも力が必要なんじゃないのか?」

 

そう、DJサガラは、紘汰に笑みを浮かべながら、ふと、手元にあるオレンジを掴んだ。

何の変哲もない果物。

だったはず。

 

「だけど、お前には出来るんじゃないのか?奴らを絶望させる世界の理も、絶望そのものを」

 

同時に、俺は確かに見た。

奴の、DJサガラが行った行動。

それは、奴が手に持ったオレンジを、未知のロックシードへと変えた。

 

「まぁ、それらも全て、俺は見させて貰うぜ」

「待て」

 

同時に、俺はそのまま、戦極ドライバーを、腰に巻く。

そのまま、DJサガラを睨む。

 

「悠さん」

「お前、一体何者だ」

「えっ?」

 

俺は、何時でも変身出来るように、構える。

 

「以前のエナジーロックシードの件から怪しいとは思ったけど、お前、人間じゃないな。一体何者だ、DJサガラ」

「そんなに、怖い顔をするなって、俺は本当にお前達の味方だぜ」

 

そうしながらも、奴は余裕の表情を崩さなかった。

 

「それに今、やるべき事は、俺を捕まえる事か?違うだろ、この街の脅威に立ち向かう事。そうだな、お前さんをやる気させる為の報酬として」

 

そう、DJサガラは笑みを浮かべる。

 

「ヘルヘイムの森の真実。そして、俺の事も、教えてやろう」

「・・・」

 

それだけ言い、DJサガラは、まるで霧のように消えていった。

 

「・・・どうやら、負けられない理由が一つ増えたようだな」

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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