仮面ライダー流浪   作:ボルメテウスさん

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機械のライダー

「ここで試せば良いのか」

 

 その言葉と共にユグドラシルタワーの訓練場にて、俺は目の前にいるジローと向き合う。

 

 ジローは、そのまま腰にあるゲネシスドライバーを装着しながら、真っ直ぐと見つめていた。

 

「あぁ、そうだ、ここでお前を見させて貰おう」

 

 俺は既に流浪へと変身すると、それに合わせるように、ジローもまた、その手にあるロックシードを起動させる。

 

『ドラゴンフルーツエナジー』

 

「あのロックシードは」

 

「あぁ、普通の人間ではあまりにも危険なロックシードだ。だが、ロボットであるジローならば、その能力は十全に発揮出来るだろう」

 

「スイッチオン」『ソーダ! ドラゴンフルーツエナジー!』

 

 その音声と共に、ジローの姿が徐々に変わっていく。

 

 赤と青色で分割された左右非対称のロボットの姿になる。

 

「あれは」

 

「あれこそが、ジローの本来の姿、キカイダーだ」

 

「キカイダー」

 

 凌馬から、ジローの説明を聞きながらも、そんなキカイダーの上にドラゴンフルーツを模した怪物然としたアーマーを装着し、その姿を変えたジローを見つめる。

 

「あれが、キカイダー」

 

「さぁ、機械的に行こうか」

 

 その言葉を聞くと同時に、俺は瞬時に無双セイバーを引き抜き、そのまま斬りかかる。 それを、ジローは受け止めると、そのまま弾く。 そして、すぐに蹴りを放つ。 それを俺は受け流し、再び斬りつける。 それをジローは再び弾き返す。 そこから、激しい打ち合いが始まった。 お互いがお互いに攻撃を繰り出しては、防ぎを繰り返す。 そんな中、俺はある事に気づく。

 

「こいつっ」

 

 俺の攻撃に対して、ジローは全ての攻撃に対して、正確に対処してくる。 まるで、攻撃の軌道を全て予測しているかのように、最小限の動きだけで回避してみせたのだ。 

 

「キカイダーの力を最大限に発揮しながら、エナジーロックシードでそれを強化している」

 

 それと共に、俺の斬撃に対して、ジローは正確に対処する。

 

 しかし、それも長く続かない。 それはジローも理解していた。 だから、俺はあえて、防御に徹した。 攻撃を受け流す事に専念し、ひたすらに反撃の機会を待つ。 そうする事によって、ようやくチャンスが訪れた。 俺が放った一撃に対して、ジローは避けずに、わざと受けた。 そして、体勢が崩れたところを狙い、無双セイバーで斬り裂く。

 

 それに対して、ジローは、その腕で受け止める。

 

「なっ」

 

 先程とは違い、力を込めた斬撃を、ジローは素手で掴んだ。 しかも、それだけではない。 そのまま、押し返してきたのだ。 それにより、俺は大きく吹き飛ばされてしまう。 地面に転がりながら、どうにか立ち上がろうとするが、ジローは既に眼前にまで迫っていた。 

 

 ジローはそのまま拳を振り下ろす。 

 

 俺は咄嵯に、そのまま無双セイバーで防御しようとする。

 

 だが、ジローは、そこで拳を止めた。

 

「……どういうつもりだ」

 

「これ以上、戦う必要はない。これは模擬戦だから」

 

 それと共にジローは拳を引いた。

 

「……一応聞くが、それだけか?」

 

「……分からない。けど、菜々子が悲しむと思うと、これ以上は戦いたくないと思った」

 

 ジローのその言葉を聞いて、俺はため息を吐きながら、そのまま変身を解除する。それと同時に、ジローもまた変身を解除した。 

 

「……まだ、完全に信用した訳じゃない。だけど」

 

 それと共に、俺はジローを見つめる。

 

「俺がいない間、菜々子は頼むよ」

次回作の仮面ライダーの原作は

  • 響鬼
  • カブト
  • ウィザード
  • ドライブ
  • ゴースト
  • エグゼイド
  • ビルド
  • ゼロワン
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