「ぐっ」
全身が痛む。
ゆっくりと、俺は目を覚ます。
「ここは」
そこは、おそらくはヘルヘイムの森にあるどこかの遺跡だと思われる。
「生きながらえたようだな」
「っ」
聞こえた声。
それと共に、俺は声をした方向を見る。
そこにいたのは、白いフードを被ったオーバーロードだった。
「俺を、助けてくれたのか?」
「さぁな。ただ、懐かしかっただけの話だ」
「懐かしい?」
その言葉に対して、俺は首を傾げる。
「・・・だとしても、助かった。俺の名前は緋村悠だ」
「緋村か」
名前には、特に興味はないように呟いた彼は、そのままとある場所を見つめる。
よく形は理解出来ないが、見る限りでは、まるで墓のようだった。
一つは、棺であり、丁寧に埋葬されているのが分かる。
そんな、棺の隣には、銃があった。
銃は、まるで十字架を思わせるように飾られており、壊れているのが、よく分かる。
「・・・墓なのか」
「・・・あぁ、私の妻と、ただ1人の友が眠る墓だ」
「ただ、1人の友」
それに対して、俺は首を傾げる。
「その、話を聞いても良いか?」
「話だと?」
「あんたの話をだ。少し気になってな」
「・・・良いだろう。私も、どこか懐かしい気持ちに浸りたい気分だった」
そう言い、彼、ロシュオは語り始めた。
ロシュオは自らをかつて森に選ばれた者であり、かつて森の知恵の実を求め戦った勇者だったと語った。
だが、森の支配者にはなったものの、ヘルヘイムの森に適応する過程で「強い者のみを選び弱者を見捨てる」という道を選んだ結果、選ばれた同胞達の間に「自分達のような強き者に生き残る権利があるのは当然」「弱者は強者の餌食になるもの」という思想が広がり、弱者に対する排斥行動がエスカレートした結果、同族同士の争いによって文明が崩壊し種族が絶滅寸前に陥るという最悪の結末を迎えてしまった。
その過去から、知恵の実を巡り争う者達については否定的な考えを持っているようで、自分達と同じく森に選ばれようと争い合っている。
「そうだったのか。知恵の実か」
「お前達と似た存在も度々こちらに来て、それを狙う。まぁ、全てがまるで自殺願望のようだったがな」
「奴らも、狙っているという事なのか」
まさか、既にここまで進んでいるとはな。
さすがに、予想していなかった事もあり、俺は腕を組む。
「それで、あの墓に眠るのは」
「・・・私が愚かな行動のせいで、失ったのだ。友は私を庇い、託した」
「・・・そうか」
どこか、似ているかもしれない。
「俺の親友とあんたは、どこか似ているかもしれないな」
「そいつも、また愚かかもしれないな」
「あぁ。けど、俺は今は幸運かもしれない」
「幸運だと?」
それに対して、ロシュオは疑問に思った。
「手と手を取り合えるかもしれない。あんたと話せたら、そんな希望を持てた」
「幻想かもしれないのにか」
「けど、可能性は十分にあるんだろ」
それと共に、俺はロシュオに対して、見つめる。
「知恵の実を渡すつもりは毛頭ないぞ」
「知恵の実は、正直に言えば欲しい。けどそれよりも、今は信頼できるかもしれない仲間の方が欲しいからな」
「ふっ、下らないな」
そう、ロシュオは、そう言う。
「あぁ。けど、手と手を取り合えば、乗り越えられるかもしれない。ならば、俺は賭けてみたいんだ。『お前と共に』」
「っ」
一瞬、ロシュオは、何か目を見開いたような気がした。
それと共に、ロシュオはゆっくりと手を伸ばす。
同時に、俺は。
「危ないっ!」「っ」
ロシュオに嫌な予感がした。
俺はそのままロシュオを突き飛ばした。
同時に、俺の肩に痛みが走る。
「おや、これは、残念」
「・・・どういうつもりだ、レデュエ」
それと共に見つめた先には、緑色のオーバーロードがいた。
ロシュオの話から察するに、どうやらレデュエだと思うが。
「いえ、王が襲われると思いまして、つい」
「この攻撃の軌道、明らかに私を狙っているようだが」
「いえいえ、そんな事は決して」
「ならば、この殺気の数はなんだ」
見れば周囲には、オーバーロードが、見渡す限りでも多くいる。
「・・・なに、そろそろ、世代交代の時期でもあると、考えただけですからね」
「そうか、ならば」
同時にロシュオは、そのままその手に剣を持つ。
「貴様に、今一度、王の強さを見せよう」
次回作の仮面ライダーの原作は
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響鬼
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カブト
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ウィザード
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ドライブ
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ゴースト
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エグゼイド
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ビルド
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ゼロワン