沢芽市は、今日も日常が続いていた。
あの頃から既に10年の月日が立ちながらも、それでも変わらない。
『クルミオーレ』
「これで、終わりだぁ!!」
町の中で聞こえる声。
同時に声の主は、パンチの動作に合わせ、クルミボンバーからクルミ状のエネルギー弾を打ち出す。
打ち出されたエネルギー弾は、そのまま空を飛ぶインベスを撃ち落としていく。
「ザック、そっちは!」
「あぁ、問題ない!それよりも次の場所だ」
「あぁ、戒斗さんにも、負けられないからな!」
そうしながら、二人のアーマードライダーは、次の場所へと向かう。
ヘルヘイムの脅威は、未だに人類を襲っている。
その時、大型テレビからアナウンサーがニュースで喋り出す。
「沢芽市での大災害から一年が立ちました。依然各地でインベスが出現しています。しかしアーマードライダー達活躍で、被害は最小限に抑えられています。」
街にはインベスが飛び回っていた。
「それにしても、まさか、こんな願いをするとはね」
そう言いながら、俺の隣に奴が立つ。
「黄金の果実の力を使えば、おそらくは世界を変えられた。だが、どちらにしても、滅びは避けられない。
それじゃ、俺の戦いの意味はない」
「しかし、その為に黄金の果実を使い、クラックをより強固に閉じるとはね。だが、それも時間稼ぎにすぎない」
その言葉は間違っていない。実際に、あの時に、ヘルヘイム自身も言ったから。
「例え昨日までの平和を失い、恐ろしい現実に直面しても、大切なものをなくし、心ひきさかれても、思いもよらぬ悪夢に、立ちすくんだとしても、俺達は生きる、何度も傷つき、何度も立ち上がれる」
「俺達は生きる。なんだって、俺達は一人じゃないからな」
そうしながら、周りを見る。
ヘルヘイムという脅威を前に、人々の団結は難しい。
だけど、少しずつだが、世界は一つになっていく。
「さて、俺達も行くとするか。というよりも」
「お前を見ていると、こちらは歳を取っているのを、感じるが、凌馬」
そう、俺達は、凌馬を見ながら言う。
そこにいた凌馬は見た目は凌馬そのものだが口元に機械のマスクを付けているのが特徴だ。
「それにしても、お前が生きていたとはな」
「正確には、戦国凌馬の脳を、事前に作っていた機械の中に入れたけどね」
あの決戦の最中、凌馬は、自分が死ぬ事を理解していた。
だからこそ、その策として、なんと死ぬ直前に自分の脳を機械の身体へとぶち込んだ。
正気を疑うような方法で、ほとんど賭けに近い。
そして、彼は、それを成功させた。
「事前にキカイダーのデータを手において正解だったよ。
それに、機械の身体も案外、悪くないからね」
「さすがはマッドサイエンティストと言った所だな」
「だけど、これでまだまだ僕は先を見る事が出来る」
同時に、街を俺達は見つめる。
「ヘルヘイムの脅威は、未だに迫っている」『カチドキ』
「だけど、乗り越える事は出来るさ、人類の英知」『ドラゴンフルーツ』
「そして、人類全員の力が合わせればな」『サクラ』
それと共に、俺達は、眼前に迫る新たなインベスと戦う為に、各々がロックシードを起動させる。
「「「変身!!」」」
それと共に、俺達は変身し、戦う。
未だに続く、ヘルヘイムとの戦いを。
今回で、仮面ライダー流浪は最終回を迎えました。
鎧武として、根本的な問題であるヘルヘイムの森は、先送りにしました。
ですが、それはある意味、黄金の果実に頼らない、本当に人類の力だけで乗り越える為に戦う事を目指します。
そういう意味では、この先の彼らは負けるかもしれません。ですが、勝つ可能性もある。
ある意味、俺達の戦いはこれからエンドですが、黄金の果実に頼らない方法として、書かせて貰いました。
ここまで、応援、本当にありがとうございました。
そして、次回作のアンケートも、今回でラスト。
今年の終わりまで受け付けています。
皆様の応募、お待ちしています。
次回作の仮面ライダーの原作は
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カブト
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ウィザード
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エグゼイド
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ビルド
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ゼロワン