ようこそ純愛過激派の教室へ   作:妄想癖のメアリー

7 / 53
再会

 

 

 

「では、今後の健闘に期待する。中間テストまではあと3週間。君たちなら問題ないと思うが、先ほどの説明を忘れることの無いように」

 

 5月最初のホームルーム。そこで話された内容の衝撃はAクラス……いや、他クラスを含めた学年中に大きく広まることとなった。

 割り当てられた時間のうち、たった10分ほどで『()()()()()()()()()()』について説明し終えた真嶋先生は、後のことは俺たちに任せると言った様子で教室を出て行った。

 

「実力で生徒を測る学校、か。ここまでやるもんかね」

 

 ホームルームで受けた説明が頭に残ってやまない。俺は机に肘を置きながら小さく呟いた。

 

「ええ。()()()()()()()()()()()A()()()()()()ですか……この制度を考えた人は良い性格をしてますね」

 

 その言葉が聞こえていたのか、有栖は非常に楽しげな様子で机に手を置いた。いや、君のお父さんこの学校の理事長だからね。

 

 ────真嶋先生が語った内容は以下の通りだ。

 以前俺たちは『毎月支給されるポイントは変動する』という予想を立てたが、これは大当たり。というより、放課後先生に聞きにった時の解答が「その質問には答えられない」だったため確信はあった。違うなら普通否定するからね。

 しかし、本題はポイントの支給額なんかじゃない。

 

「坂柳と九条の言う通りだったな。まさかクラス単位で評価され、それが成績として順位付けられるとは思いもしなかったが」

 

 沈黙を破るように誰かがそう言い、クラス中の視線が一気に集まる。

 そう。問題なのは現在黒板に張り出されている1つの紙だ。紙には以下のような内容と、それに対応するグラフが描かれている。

 

『Aクラス:980cpt

 Bクラス:650cpt

 Cクラス:490cpt

 Dクラス:0cpt』

 

 cpt……クラスポイントと名付けられた単位は、その名の通りクラス単位の評価となる。毎月支給されるポイントは、これに100を掛けた値という訳だ。

 そして、仮にこのポイント数がB、C、Dクラスと逆転した場合、クラスが入れ替わるという事態が発生する。更に先ほど有栖が言った通り、この学校の売りである自由な進学先が確約されるのはAクラスのみ。そんなトラップが仕掛けられていたのだ。

 

 おかしいとは正直思った。入学した時点で好きな進路に進める状況で、頑張って勉強する奴が何処にいるのだろうかと。

 そして超高倍率の名門校にしては、生徒の質がバラバラすぎると。

 

「それにしても、Aクラスで良かったよね。入学時点で既に評価されてたのはビックリだけど、このまま行けばちゃんと進学できそうだし」

 

 ポイントの並びを見て違和感を覚えた人は正しいだろう。これは、あまりにも綺麗に並びすぎている。

 Aクラスだけを見れば、文武両道、高偏差値の進学校と言われても違和感が無いが、そのせいでDクラスに足を運んだときのギャップは凄かった。

 つまり、この学校は入学時点で生徒を評価し、高評価の生徒はAへ。そうでない生徒はDクラスへと送っていたのだ。

 

 先ほど誰かが呟いた言葉で、Aクラス内には安心ムードが漂い始める。無理もないだろう。他クラスが半分近く、Dクラスなんて全部のポイントを溶かしきったんだ。

 そんな中、被害を20cptで抑えたAクラスは流石といったところだろう。

 

 ────だが、その考えは非常に危険を孕んでいる。

 

「皆さん、少し耳を貸していただけないでしょうか」

 

 そんな中、とうとう有栖が行動を起こした。

 その言葉にクラス中の注目が集まるが、有栖はそれを気にすることなく教壇へと向かった。すれ違う際、「お前も来いよ」という意図を視線から感じたが、あいにく俺はこういうの向いてないから遠慮しておく。

 

「クラス間での首位の争いを強いられることが判明してしまいましたが、皆さんはどのようにお考えでしょう」

 

 教壇に立ち、クラス全体を見渡して質問を投げかける有栖。

 

「……どういうこと? 普通にこのまま退学しないように頑張ればいいんじゃないの?」

 

 その要領の得ない質問に、クラスメイトからは疑問符が上がっている。

 だがそんな疑問は想定済みだったのか、有栖は小さい、しかし嫌に印象に残る笑みを浮かべながら続けた。

 

「3回」

 

「……は?」

 

 呆気にとられた声が何処からか聞こえて来る。

 

「この回数が、何を表しているか分かりますか? 九条君」

 

 俺かよ。一番離れてるのにわざわざ指名してくんなし。

 

「……何だろ。3年間でクラスが変動した回数とか?」

 

 ……分かんないけど、多分この状況を踏まえるにクラスポイント、そしてその順位に関する話題のはずだ。

 

「惜しいですね。正解は、()()()()()()()()()()()()()()()()。2年生の先輩とお話しする機会があったので、こっそり教えてもらいました」

 

 知らないんだけど。いつ先輩と交流持ってたんだよ。

 ……初日でクラス替えの回数を把握してるとなると、もしかしたら今日真嶋先生が言っていたことも有栖にとっては既知の事実だったのかもしれない。

 

 ────質問をしに行った時の先生の様子から。上級生には間違いなく緘口令は敷かれているだろう。それが判明した場合のペナルティももちろんあるはずだ。

 だがクラスが変わった回数を教えた所で何も問題は無い。綾小路から「須藤がDクラスだと名乗った際、それを聞いた上級生から馬鹿にされていた」という話も聞いているし、クラスの順番に何かしらの意味が込められていたのは容易に察せるだろう。

 

 だからと言って、この飛躍しすぎともいえる予想を見事に当てた有栖は相変わらずの化け物だ。

 そして今、その化け物がクラスの実権を握ろうと行動を起こしている。

 

「3回……そんな短期間で変動するものなのか」

 

 有栖の言葉を聞き、悩まし気に顎に手を当てるのは葛城君。

 

「先生の発言、そして3回という高い割合でクラス替えが起こることを踏まえると、以下のような予想が立てられます。1つは、定期試験で大幅にクラスポイントの変動が起こる可能性。そして通常の評価とは別に、どこかのタイミングでクラスポイントが大幅に変わりうるイベントが発生する可能性です」

 

「……現時点では何とも言えないな」

 

 そんな問答をした後、有栖は皆に呼びかけるように声を上げた。

 

「そう。現時点では何も言えない。なので()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「対策?」

 

 ……何となく彼女の言いたいことが分かった。否、分かってしまったの方が正しいか。

 

「私はこのクラス同士の争い……仮にクラス間闘争と名付けましょう。これを制するには、他のクラスを徹底的に妨害する他ありません」

 

 そう自信満々に語った有栖。事前にSシステムの本質に気づき、クラスポイントの減少を抑えた張本人の言葉に、クラスの意見も同意よりになりつつある。

 その時、その発言に待ったをかけた者もいた。

 

「……その発言には同意しかねるな。学校側がそれを認めるとは思えん。第一、そんな方法が存在するとは思えない。堅実に勉強し、定期試験で高得点を出し続ければ何も問題ないと思うぞ」

 

「そうだそうだ! もしそれでペナルティを食らったらそれこそおしまいだろうが!」

 

 有栖の意見に真っ向から反対したのは、男子を中心として大きい影響力を持つ葛城君。彼と親しい戸塚君もヤジを飛ばしてきた。だが葛城君、その発言は良くない。

 

「いいや、方法なんて少し考えればいくらでもあるよ。葛城君」

 

「どういうことだ九条」

 

 葛城君の発言はクラスの油断を招く。あるはずの可能性を無意識に除外する行為は、徒にクラスを不利にしてしまう。

 

「……仮に俺がAクラス以外の生徒だったら、Aクラスの生徒に報酬を渡してクラスポイントを意図的に下げさせる交渉をするだろうね。テストでこっそり低い点を取ったり、クラスメイトにバレない程度の問題行動を起こしたり。3年もあるんだし、方法は無限にある」

 

「は? 意味わかんねえし。何でわざわざ下げようとするわけ? 順位下がっちゃうじゃねえか。そんな奴いねぇだろ!」

 

 葛城君の発言を否定されたからか、戸塚君は怒りの形相でこちらを睨んできた。

 

「いいや、居ないと断言はできないよ戸塚君。ポイントなら減った分以上を報酬としてもらえばいいし、Aクラスの特権を全員が喉から手が出るほど欲しがっているとは思えない。特にAクラスならね」

 

「……なるほどな。自分の学力で進学できる生徒はその限りじゃない……ということだろう?」

 

 俺の発言に納得が言ったのか、葛城君は俺を鋭い視線で見つめそう確認を取った。

 

「で、でもそんな……普通そんなことやりませんって葛城さん!」

 

「無いとは言い切れないんじゃないの? 俺は坂柳の考えに同意するけど」

 

 狼狽える戸塚君に言い返したのは橋本君。余裕そうに足を組み、ヘラヘラと笑いながら話を続ける。

 

「現にそういうのが起こってるから3回もクラスが変動してるんだろ? 行動を起こされてからじゃ遅いんだし、こっちからも常に動くべきだ」

 

 葛城君の意見に同意する生徒、そして橋本君を始め、有栖に同意する生徒と言った様子で二分になりつつあった。

 見た感じ人数は若干有栖の方が多いが、それでも半分近くの意見を持ってかれてしまっている。あの有栖に人心掌握という点で拮抗するなんて、葛城君も相当の才能を持っている事は間違いない。……これは想定外だった。

 

「俺嫌なんだけどAクラスから落ちるの。他のクラスもDと同じく0ポイントにしてやろうぜ」

 

「そんなことしなくても維持できるだろ! リスクがありすぎる!」

 

「そもそも坂柳と九条が言わなかったら俺たちもどうなるか分かんなかったんだぜ? だったらどっちに従うべきかは明白だろうが」

 

 自分達が狙われている立場だと気が付いたのか、先ほどのような余裕のムードはなくなり、言い争いが過激になりつつあるAクラス。渦中の葛城君ですら動揺を隠せない中、その喧騒を止めたのは先ほどまで黙って事の成り行きを見ていた有栖だった。

 

「もうそろそろ授業が始まりますね。皆さんこの話はいったん保留としましょうか」

 

「授業より大事な話だろ。ちゃんと話し合うべきだ」

 

「それでポイントを下げられてしまっては、本末転倒だと思いませんか?」

 

 そんなヤジも、有栖の圧力の掛かった一言で押しつぶされてしまう。実際にはただ微笑んだだけなのだが、そこには確かに圧があった。

 殺伐としてきたAクラスが、その有栖の一声で静けさを取り戻す。

 

「もちろん、この話をここで終わらせる気はありません。もし()()()()()()()()()()()()()()()()()、放課後もう一度話し合いをしましょう。今後の対策と、方針についてです」

 

 それは暗に、有栖の意見に賛同するかしないのか、放課後までに決めてこいという警告だった。

 ここで来なかった場合は葛城君の意見に同意か、はたまたどちらでもないというスタンスを取らざるを得なくなる。有栖らしい、攻撃的な姿勢がここにも表れている。

 

「……なら、こちらは()()()()()()()で話し合いをしよう。だがこれはあくまでも建設的な話し合いだ。意見が違うもの同士が争い合うより、一度話をまとめるべきだからな。そして、このクラスが2分している状況は好ましくない。話をまとめ、後ほど折衷案を出すつもりだ。良いな坂柳?」

 

 後手に回った葛城君も、有栖と同じように話し合いを余儀なくされる。そうでないと、有栖の考えが固まってしまうからだ。そこに気が付いたのは流石と言っていい。……だが、葛城君。君は1つ大きな間違いを犯した。

 

「ふふっ……ええ。そうですね。……では、私はこれで失礼します。皆さん、話を聞いて頂きありがとうございました」

 

 教壇から笑顔で丁寧にあいさつをする有栖。先ほどの返事と言い、クラスがまた一つのまとまりを取り戻したと思っているのだろう。

 だが、それは彼女が好戦的な意思を表示したときの笑顔だ。

 

 

 

 ────こんな半端な結果で終わるほど、坂柳有栖という人間は甘くない。

 

 

 

「どうしました九条君? そんなに疲れた顔をして。これからが楽しくなるんじゃないですか」

 

「……そうだね」

 

 そう語る有栖は、今まで俺が見た中で最も期待を寄せた、新しいおもちゃを前にした子供のような表情を浮かべていた。

 

 

 

 ────────────────

 

 

 

「九条。少しいいか」

 

 放課後。授業を終え荷物をまとめている俺に、1人の生徒が話しかけてきた。

 身長は若干俺より高く、振り返ったときに見上げる形となった。そんな生徒はこの教室には1人しかいない。

 

「葛城君。どうしたの?」

 

「分かっているとは思うが、話し合いの件についてだ」

 

 念押しするようにこちらに目を合わせて来る葛城君。本人は意図していないだろうが、その見た目からか相当な圧力を感じてしまう。

 

「申し訳ないけど、葛城君の所には行けないかな」

 

「そうか。……やはり坂柳の方へ行くのか?」

 

 断られることは想定内だっただろうが、少し残念そうにする葛城君。

 

「いいや、()()()()()()()()()()()。今日は帰ってゆっくり本でも読むつもり」

 

「……何故だ。九条は彼女の意見に賛成だったのだろう?」

 

 その回答は予想外だったのだろう。呆気にとられ目を丸くする葛城君がどうも面白かった。

 

「いや、俺が言いたかったのは視野を狭めるのは良くないよねってだけで、別に有栖の意見に同意ってわけでもないんだ」

 

「……そうか。分かった。ではまた明日」

 

 納得は行ってなさそうだったが、ここは大人な葛城君で助かった。

 

「うん。じゃあね葛城君」

 

 そう言って葛城君と別れ、教室から出ようと足を運ぶ。すると目の前の扉が開き、扉の奥には有栖の姿があった。両隣に神室さんと橋本さんの姿も見える。こうなっては完全に女王様とそれを守る兵隊さんだ。そのポジションは俺の物だぞ貴様ら。

 

「どこに行くんですか九条君? これから話し合いを行うんです。あなたが居なければ始まりませんよ」

 

「……いや、俺は行かないよ?」

 

 コイツ、俺が当たり前に来るもんだと思っていやがる。まあ今まで金魚のフンみたいな動きばかりだったから否定はできないけどさ。

 

「……どういうことでしょうか? 食材なら昨日買ったばかりでしょう?」

 

 いや特売日目的で帰るわけじゃねえから。そんな理由ですっぽかす奴だと思われてるの俺? ショックだわ……

 

「純粋に今回は両方ともパスってこと。じゃあね3人とも。話し合い頑張って」

 

「ちょ、ちょっと待ってください九条君!」

 

 驚いたように服の裾を掴んでくる有栖を断腸の想いで引きはがすと、俺は教室を後にした。

 綾小路に放課後一緒に帰ろうと連絡するため、チャットアプリを開いたところで教室のスピーカーから音楽が流れた。

 

『1年Dクラスの綾小路くん。担任の茶柱先生がお呼びです。職員室まで来てください』

 

 ……呼び出されてねアイツ。ウケる。

 

『お前なに呼び出されてんだよ』

『オレが聞きたい』

『ウケる。待ってるから放課後飯食い行こうぜ。俺奢るからさ』

『いいけど、例の幼馴染は良いのか?』

『もーまんたい。クラスの友達と食って来るよ多分』

『分かった。正面玄関で待っててくれ』

『あーい』

 

 そんなやり取りをしつつ。きっと怒られるであろう綾小路の話を楽しみに廊下を歩く。

 

「……ふざけないで下さい」

「さ、坂柳?」

「……真澄さん。今日の話し合いは出なくて大丈b……──。────、──────?」

 

 後ろで有栖が何か話していた気がするが。途中で生徒達の喧騒にかき消されてしまった。まあ大したことは言ってないだろう。俺が話し合いに参加しない程度で狼狽える女じゃないはずだ。

 

 

 

 

 

 それから30分ほど経ち、俺と綾小路はファミレスで夜食を食べていた。

 

「お前のクラスの事情は分かったが、どうして幼馴染の派閥に参加しなかったんだ? というよりそんな情報オレに教えてよかったのか?」

 

 ポテトを摘みながら、綾小路が不思議そうに尋ねてくる。

 

「派閥って……まあ言い得て妙だけどさ。まあ情報に関しては大丈夫。どうせ折衷なんかされないし、長引けばその内学年中に伝わるよ」

 

「そういうもんか。で、何で参加しなかったんだ? 話を聞く限り、その幼馴染は結構ショックだったと思うぞ」

 

 そんなことを言って来る綾小路。全く、真面目な顔をして冗談を言わないでくれ。

 

「無い無い無い。そんな弱い人間じゃねえって。……まあ、参加しなかった理由はそれなんだけどさ」

 

「……?」

 

 何だか今日はナイーブな気持ちだ。昔のことを思い出したのか、それとも有栖を拒絶したことでダメージを受けたのか。それは定かではない。

 

「あいつは天才なんだよ。紛うことなきね。……だけどその分、弱者に寄り添うことが苦手なんだ。あいつにとって、弱者っていうのは自分の考えを理解せず、否定ばかりしてくる邪魔者だからさ」

 

「……寄り添う必要があるのか? 強者が上に行き、弱者は虐げられる。陳腐な言葉だが昔から決まっている理だろう」

 

 妙に食いついて来るな。コイツが哲学的な内容に興味を抱くとは思わなかった。

 

「そうかもしれないけどさ。有栖には、弱者にも優しくあって欲しいんだよ。あいつだって普通の女の子だ。だけど周りはそれを理解せず、天才天才ともてはやすんだ。そこに彼女自身を見てくれる人間なんて居ない。……それって寂しいことだろ?」

 

 分かってる。言われなくても分かってるさ。これが、俺の単なるわがままだってことくらい。

 

「……有栖ってお前の幼馴染、女だったのか。……好きなのか? そいつのこと」

 

「あれ? 言ってなかったっけ……まあいいや。そりゃもう滅茶苦茶好きだよ。あいつの為なら死んでも良いって、真顔で言えるくらいには」

 

 やべ、真顔でとか言ってる割に恥ずかしくなって来た。ちょっとテンションおかしいかも。

 

「10年近くの付き合いなんだろ? じゃあなんで告白しないんだ?」

 

告白なんてできるわけねえだろボケ! 今フラれたらそれこそ死んじまうわ!

 

 クラス間闘争が始まったときは肝を冷やしたが、俺と綾小路の関係性が変わることは無さそうでちょっと安心。

 好きな女の子の話題に花を咲かす。そんな男子高校生らしい会話を、俺たちは取り留めなく続けるのだった。

 

 

 

 

 

 ────因みに完全な余談だが。この日を境に有栖は何故かチェス盤を俺の部屋に持ってくるようになった。

 俺は脳が破壊された。

 

 

 

 

 

「……だってさ。愛されてるのねアンタ。ほんのちょっとだけ羨ましいかも」

『……ふん。良いでしょう。彼がその気なら、私にも考えがあります』

 

 

 





 実際坂柳が高育のシステムに気が付いたのってどの段階なんでしょうね?
 特別試験なんて予想すらされていなかった段階で、葛城派とあれだけバチバチだったということは、他クラスを攻撃、つまり特別試験の存在に気が付いていたというのが自然に感じます。

 何なら無人島試験は連絡すら取れない状況なので、どうやって橋本含む坂柳派を動かしていたのか…なんて疑問があります。
 なので今作では、特別試験があるという情報を予め先輩から入手していた事にします。毎年試験の内容は違うらしいですが、あるという情報だけなら教えてもらえそうなので。

もし原作と違う点があったら教えてください。修正します。

感想と高評価頂けるとモチベーションになります!
よろしくお願いします!

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。