幼馴染の皇帝(リメイク)   作:最上階

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お久しぶりですみなさん。
リメイクして帰ってきました。


どうやら

所謂、前世の記憶とやらが蘇ったのは数分前。

 

ウマ娘、というゲームをやっていた。

私は『シンボリルドルフ』という娘を推していたらしい。

 

…冷静になればなるほど、今の状況がよくわからない。

さて、少し整理してみよう。

 

 

──

 

私は確かいま5歳のハズである。

そうだ、5年前にこの世に生を受けた。

 

そして5年前に私は死んだ。

その時の記憶はないけど…寝てるときに死んだのか、若しくは…

 

…考えないでおこう。

 

──

 

 

幸い裕福な家庭に生まれたので、難なく幼少期を過ごせそうである。

 

そろそろ幼稚園の時期、といった頃に引っ越しをするそう。

父親の仕事が忙しいから、どうせなら家族一緒でそっちで過ごそうか、といった感じらしい

 

まぁ、最近は父親が帰ってこないこともザラだし、仕方はない。

そういえば、父親の家系はシンボリ家と深いつながりがあって、代々お抱え医師らしい。

 

私たちが今回引っ越すのもシンボリ家の関係者が運営するマンション。

そして、私が入園する幼稚園もシンボリ家関係者が運営する幼稚園らしい。

 

 

ふと、こんなことを思ってみた。

 

「どうせならルドルフと一緒に」

 

なんて思いを、届くかわからぬ思いを。

 

 

閑話休題

 

 

場所も時間も変わって、入園式。

 

祈りが通じたのか、ルドルフと同級生、しかも一緒のクラスだった。

あぁ、三女神!一生お慕いします!

 

…こほん、と、入園式が終わり、各々クラスへ向かう。

改めて一人一人の自己紹介。

 

ほかの子の自己紹介はぼーっと聞いていて、あんまり覚えていない。

白い流星が特徴的な、ルドルフの番になった。

 

 

「しんぼりるどるふ…です、よろしくおねがいします」

 

 

…大人びている、余りにも、大人びている。

いや、大人びていることが悪いわけじゃない。

 

実際言葉遣いとかは幼稚園児のソレだけど、オーラが明らかに違う。

手を出したら厄災が降りかかりそうなほどのオーラ。

 

~~~

 

よし、話しかけよう。

いや待て、頭がおかしくなったとかじゃないぞ、決して。

 

自己紹介が終わって、交流しましょう見たいな時間なんだが…

…悲しいことに誰もがルドルフに近づこうとはしない。

 

……しょんぼりしている…

…よし、行こう。

 

 

「ねぇ、ルドルフさん」

 

「…エールス、さん?」

 

 

今更だが、私の名前はエールアージェント。

…銀翼だなんて、ねぇ…

 

 

「お友達にならない?」

 

「…うん!」

 

 

なんてのが、話の始まりといえば始まりかな。

 

 

───

 

 

月日は流れて、10年。

あったことを話すと長くなってしまう為、多少割愛しながら話す

 

 

幼稚園の頃、ルドルフと友達になった私は四六時中ルドルフの事を見ていた。

多分ストーカー紛いの事をしていた、幼稚園生で良かった。

 

だって好きなんだもの、仕方がないじゃないか。

……その好きってどっちかって?

 

最初の方は…尊敬の意味とかの好きって感じだったけど…

今は…そうだね、愛の方だよ。

 

 

幼稚園の頃には運動会なるものはなかったけど、怪我とかが怖いからだと思う。

まだ成熟しきってない私らが全力で走ってコケでもしたら一大事だしね。

 

さて、卒園式ではルドルフと写真を撮った、家宝。

入学式もルドルフと写真を撮った、家宝その2。

 

同じクラスで隣の席だった、嬉しい偶然に私はまた三女神に感謝した、五体投地しなければと。

 

閑話休題(話を戻そう)

 

晴れて隣の席となった私は皆勤賞を取った、もちろんルドルフと共に。

風邪やらインフルやらが流行っても中々罹らなかったのは予防接種とかのお陰かもしれない。

 

小学校四年生まで体育らしい体育はあまりせず、柔軟を重点的にやっていた、やっぱり怪我が怖いしね。

小学五年生から運動会が解禁され、激しい運動も解禁されたものの…

 

 

…これ、言っていいのか……まぁ、言うしかないか。

私はその時の練習で思い切り骨折した。

 

軽度だったからしばらく運動を休むだけで良かった。

しかし小学五年生の運動会には出れなかった、悲しい。

 

来る翌年、体質も強化されて晴れて運動…

…と、思ったら今度も骨折。

 

今度もまた同じところの骨折、まぁこればかりは硬いものに足をぶつけたからだけど。

同じくその年も出れなかった、悲しい。

 

 

さて、晴れて今に至ると言うわけである。

私はピカピカの中学一年生。

 

もちろん、場所はトレセン学園、ここに倣うのであれば、私は中等部一年生ということになる。

なかなかいい響きである、自分がこうなるとは思わなかった。

 

…入学式を終え、教室に着くとまたルドルフの隣だった。

さすがに偶然を疑うのは小学四年生で辞めた。

 

ルドルフによる不正が入っていそうなレベルで同じクラスで隣の席になる。

私は嬉しいからいいんだけれど。

 

 

「おはよう、ルドルフ」

 

「やぁ、エール、また同じクラスだね」

 

「心底怪しいが偶然で片付けよう」

 

「…そうしてくれると、助かる」

 

 

さて、教室での会話もそこそこに、席に座り、長ったらしい先生の話を聞くと今日は解散らしい。

ふむ、寮部屋の同室を確認しろと。

 

……さて、薄々勘づいてはいたけれど、やっぱり。

 

 

「……ルドルフ」

 

「……はい」

 

「…どうしてこんなに広いんだ」

 

「……それは…」

 

「…どうして同室なんだ」

 

「……」

 

「……はぁ…仕方ない、今回も偶然ということにしていこう…」

 

「……」(こく

 

 

…しおらしくなっているのも可愛いのだが、この可愛さに危うく色々と許しそうになる。

惚れた方が負けの気がするが、ご愛嬌ということかな。

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