遊戯王 セカンド   作:ゆ9

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第十一話 ⑵

 鍛錬されたデュエリストの肉体は常に訓練を必要とする。

 

「ドロー! ドロー! ドロー!」

 

 彼、軌道 空樹は朝6時に起床に、一時間ドロー練習する。

 

「うぉおおおおおおおおおお!!! あたぁああああああ!!」

 

 彼は壁に向かって、何度も何度もパンチをする。

 

 真のデュエリストには何が起こるかわからない。常にあらゆる事態を想定し、訓練に励まなければいけないのだ。

 

「ハッ! ハッ! ハッ! ハァアアアアアアアッッッ!!」

 

 次に彼は腕に10kgのカードおもりをつけて1000回スクワットする。

 こうすることで、モンスターから攻撃を受けたときのダメージを軽減することができるのだ。

 

「1回! 2回! 3回! …………17回! 100回! 345回!」

 

 見よ! 彼のデッキさばきを! 

 

 真のデュエリストはデッキ事故を防ぐため、完全なるデッキシャッフルを必要とする。

 デュエルディスクに搭載されている自動シャッフル機能で1秒間に120回シャッフルをするのだが、真のデュエリストのシャッフルは1000回を超える。

 つまり、機械に頼る者は一種の愚か者であり、一般的なただの人なのである。

 歴代のデュエルキングはこのシャッフル練習を一日10分毎にやっていた!!!

 

 そして、軌道の最高ベストは890回であり、真のデュエリストにはまだまだほど遠く、少し腕が立つ野郎と言ったところか。

 

「っく……! 彼方! 俺は貴様を必ず倒す!」

 

 彼は3000回腹筋し、自らの決意をする。

 

 騎遊 彼方。軌道ほどのトレーニングをつんでいないとはいえ、なぜ彼は強いのか!

 

 彼は理解することができなかった……いやわかっていた。

 

 圧倒敵デュエルパワー!、戦略性!、ドロー力! そしてデッキへの極限な愛!

 

 それを騎遊 彼方は持っている!  

 

「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお!!!」

 

 彼は山にいる熊を次々とセットし、山頂まで走る。

 

 そして、山頂まで達した彼はデュエルディスクを展開し、デッキに手を伸ばす。

 

「ドロー!!!」

 

 

 チラリ

 

 

 彼が引いたのは『銀色眼の二相竜(シルバーアイズ・セカンドドラゴン)』。

 

「……今日の訓練はここまでか」

 

 クーリングダウン。

 

 彼は引き締まった彼の肉体に濡れたタオルを当て、汗を拭き取る。

 彼の肉体は筋肉が盛り上がって折らず、普通の人間ならば、彼を「貧弱」とみなすだろう。だが、違う。実際、彼には常人の30倍もののデュエルパワーに溢れ、筋肉はいわば、ただの飾りにすぎず、必要ないのだ。真のデュエリストにとって盛り上がる筋肉とはただのファッションにすぎない。

 彼は純粋に強くなりたい……。それだけであった、そのため、筋肉を必要としていないのだ。

 

「水がウマイ」

 

 彼は最近の流行の天然水「ブルーアイズ天然水」を飲み、ホッとする。

 

「彼方。やつはどんなトレーニングを得て、あれほどのデュエルパワーを得たんだ」

 

 彼は山頂の小屋で眠りについた。

 

 

 

 

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