もうねぇ、最近何にもやる気が湧かないのよ。大好きなはずの艦これだってイベどころか禄にデイリー任務すら果たせずにボーッと画面眺めてるだけな状態だし、何か他にしようとしても体が全然反応しません。一応今日で26なのに。
これも全部あれだ、9時に寝て7時に起きていたガキの頃から抜けずに纏わりつく眠気が悪いんだ。医者からも生活態度改善しろって言われたけどこちとら幾らしてもダメだったんだぞ!(知るか)何か消すような薬よこしやがれ!(やめい)
まぁそんなこんなで(どんなだ)更新待ってるような物好きいるかどうかすら分からん原作の面影が欠片もない駄作ですが、3話目行きま~す。続きもだけど前の方も矛盾とか変な表現とか訂正しとかんとなぁ……
2人が落ち着いたのは、謝り続けて10分程経った頃だった。てっきり1、2時間は過ぎたと思いきや、時計を確認したところその半分も経っていなかったと気付いた2人は、どちらからともなく笑い出していた。
「なぁ、一夏。お前は……どうしたいんだ?」
後ろから抱きしめられ、自らの腕の中で落ち着く一夏に、今後の希望を尋ねる千冬。2人で一緒に笑いあったなど、いつ以来だったかと懐かしんでいたところ、「昔の様に抱きしめて欲しい」と一夏がねだってきたのだ。家庭の事情もあり、千冬に負担をかけない様にと気を遣う様になってからもよくやっていた。最後にした2年前の一夏は、頭が千冬の胸元に届くくらいまでしかなかったが、今では肩に顎を乗せ、顔を並べることができるようになり、改めて
「ぁ……っ……」
一夏はどう答えるか、迷う様にうめき声を発するが、千冬はひとまず反応があったのをよしとしたのか、続けようとする一夏を止める。
「いや、すまない。いきなり『どうしたいか』なんて聞かれても、こう周りが騒然としていては、今後の予定どころか、現状の整理がついてなくても、おかしくはないな……」
そのまま千冬は、かつて『伝説のブリュンヒルデ』と呼ばれていたとは思えない程に弱々しい、自らの本心を語り始める。
「私としては、また一緒に暮らしたい。今度こそ公私のバランスをしっかり調整して、身柄を狙う奴らはもちろん、世間の風評からも、お前を守りたい……。だが情けないことに、それを実現できるかと聞かれると、自信をもって頷けない。またあの時の様に、お前が私の目が届かないところで、危険に晒されてしまうかもしれないと思うと、情けないくらいそれが怖いんだ……」
言っているうちに想像してしまい、それを必死に
「一夏、私はお前が望むなら、絶縁だろうと、自害だろうと、喜んで受け入れるだろう。今の私は、かつての許されざる罪を少しでも償うことしか頭にない、自己満足の偽善者だ。だからお前がヘルストームさんの元に行きたいなら、私は引き留めるつもりはない。IS学園に行くなら、
それからまた、沈黙が続いた。明らかに過剰な表現こそ用いたが、先の言葉に嘘はない。千冬は一夏がどう決断しようが、それを止めるつもりは更々なかった。当然、詳細不明の相手に対する不信感は拭えなかったが、少なくとも姉である自分にすら怯えて、目も合わせようとしなかった一夏が、悠紀耶の姿を見た途端駆け寄っていったことから、彼のことは、自身の保身と利益にしか興味を示さないだろう日本政府や、IS委員会の役員に比べれば、一夏を任せても問題にはならないだろうと判断している。その悠紀耶が今になって紹介したのならば、少なくとも解剖や投薬等、非道な実験はされないだろう。もしそのつもりだったなら、わざわざ2年間手元に秘匿してきた一夏を表社会に出す必要はなかった。
それから10分程して、一夏が口を開き始めた。
「俺……も……千冬、姉と…一緒に、いたい………。だけど…俺が、いたら……また…千冬姉…に、迷惑……かけそう…だから……一緒…には……いられ、ない…と……思う…………」
一夏もまた、
「そう、か…。全く、束の奴も、何を考えてお前を搭乗可能に設定したのやら……。っと、そうだ。束のことで思い出したんだが、アイツにも妹がいたの、覚えているか? ソイツも新入生の名簿に、名を連ねていてな。大方政府の保護プログラムの一環で、『警備システム上最も安心』とでも言って送り込まれただろうが、彼女もIS学園に入学することが決まっているようだ。尤も、彼女自身ははたして納得しているかどうか……一夏?」
ふと、彼女にも妹がいて、その妹も何の因果か、IS学園への入学が決まっていることを思い出した千冬。何となくそれを話題の種にしてみたのだが、その途中、一夏の身体が小刻みに震えていることに気づいた。そして、
「すっ、すまない一夏! 私としたことが、お前がアイツを
千冬は慌てて謝罪するとともに、一夏に悪夢とも言える過去を思い出させてしまったことへの罪悪感からか、
束の妹、箒と一夏が初めて会ったのは、一夏が千冬に剣道をする姿を見たいと願い、束と箒の自宅にあった道場に同行した時だった。その時入門希望者と勘違いした箒が、「腕試し」と称し一夏を一方的に叩きのめしたせいで、一夏は彼女のことがトラウマになる程苦手となり、2度と道場に近寄ろうとしなかった。しかし箒はそれを許さず、初対面以来毎日朝と夕方に一夏を強引に連れ出しては、立つこともままならなくなるまで徹底的に扱き続けた。その光景は誰がどう見ても明らかにやり過ぎで、一夏の身を心配した千冬が何度も止めるよう言い、時には箒に手を挙げて束と喧嘩になることさえもあったが、箒はいくら追い払っても「あの軟弱な根性を矯正する」と折れる様子はなく、道場の師範を務めていた父や、「一夏の身に後遺症でも残る事態になれば縁を切る」と千冬に脅された束の声にも耳を貸さずに一夏の元に通い詰め、千冬に見つかっては追い返されることが何年も続いた。
そしてその日々は、2人が小学4年の頃に束が行方を眩ませ、箒達篠ノ之一家が『重要人物保護プログラム』で引っ越していったことで終わりを告げたが、その時も箒は、一夏が見送りに顔を出さないことに機嫌を損ね、「一夏がくるまでここを動かない」とごねて出発を大幅に遅らせていた。
「ハァ…これは益々ヘルストームさんの元に預けるべき状況だな。万が一奴にお前のことがバレようものなら、羽虫の如く延々と付き纏って、勝手な理想を押し付けた挙句、そぐわぬ部分に文句を垂れるぞ」
「そう…したい……。でき、れば……千冬、姉…と……一緒…に……」
当然一夏もそれを望むが、やはりかつてともに過ごした仲間がいると言えど、見知らぬところに一人で置いていかれるのは辛いようで、千冬にも一緒にいてほしいとねだる。周りに怯え、自身に縋り付く弟の姿に、千冬は胸を痛めるが、このままなあなあの関係を続けていては、第2回モンド・グロッソで誘拐された様に、また彼や自分を利用しようする輩が現れると考えていた千冬は、その痛みを押し殺し、恨まれる覚悟で最善と考える計画を教える。
「一夏……。私としても、できることならそうしていたい。しかし、今の私は知っての通りIS学園の教員だ。忌々しいが、お前が手に入らないと分かれば、政府の連中は何としても私をIS学園に引き留め、お前を手の届く範囲から離さない為の枷にするだろう。だから名残惜しいが、IS学園が始業式を迎える前に、私達は縁を切っておくべきだ。そうすれば連中も、お前との1番大きなパイプを失い、干渉しにくくなる。それでもお前のことに口や手を出そうとすれば、ヘルストームさん達がお前を守ってくれるはずだ」
「でも……それでも…嫌、だ…。それ……じゃあ…千冬姉が……1人、に…なっちゃう…」
最も落ち着くはずの、千冬に背中から抱き付かれている体勢から、正面に向き直り、逃がすまいと千冬に抱き付き、すすり泣きまでしだす一夏。自分は今、誘拐事件の時とは違い、自身の意思で目の前にいる
「大丈夫だ。ブランクのせいで筋力や勘は選手時代よりも衰えたが、鍛え直せば十分自衛はできるし、あまりいい気はしないが、『
自分の身を守る。今の一夏にとっては、非常に耳が痛くなる言葉だった。一夏は常に自分を守ってくれていた千冬の背中を見て育ったせいか、いつしか『自分も誰かを守れるくらい強くなりたい』と願うようになっていた。しかしその
「千冬姉……。俺…誰かを……守る…こと、できる…かな……?」
「あぁ、必ずできるさ。守るのに必要なのは、力だけじゃない。むしろ、力だけじゃ何も守れないんだ。2年前、私がお前を失ったようにな。だから、お前は力に囚われないでくれ。私が犯した過ちを、繰り返さないでくれ……」
第2回モンド・グロッソの決勝戦後、一夏の姿が見えないことをおかしく思った千冬は、すぐに担当者に詰め寄った。予定では試合開始30分前には到着していて、決勝戦へと
帰還後、無許可かつ指定域外でのIS展開を責任者に注意されたが、それが耳に入らない程動転していた千冬は、優勝を祝福するパーティーや、記念インタビューを
最早精神的に限界を迎え、反応する気力さえ失っていた千冬は、普段なら声を荒げて反発するようなそれに対し大人しく従い、ドイツ軍IS操縦部隊――通称『
眼前のISが、お偉方に踊らされた挙句名誉のために
見かねたドイツ軍の上層部や、様子見のため同じく滞在していた日本政府関係者からの要請で、無理矢理搭乗させられることになった際には、指先がISに触れただけでその場にしゃがみ込み、立つどころか体を持ち上げることさえギリギリの状態で数分間嘔吐し続けた程である。
『スポーツ選手』と『軍人』の差も、千冬を苦しめた。嘔吐事件から1週間後、
幸いにも
しかしその頃から誰もいないところでブツブツと呟いたり、会話の途中で上の空になったりと精神的にいくらか不安定な面も見られるようになっていき、千冬が教官として教えることが尽きたこともあって当初2年だった予定を切り上げられたために帰国したが、インタビューにきたマスコミに対し半狂乱で「試合は出来レースだった」「弟を交渉材料に売られた」と叫びだしたために同行していた政府関係者に取り押さえられ、そのまま自宅へと送迎後、軟禁されていた。
前回きた時のように、他人とマトモなコミュニケーションをとれるようになったのも、つい最近になってからだ。
「わか…った。俺、ガルの…とこに行く…。でも…まず……千冬姉も、一緒に…きてほしい……」
「ガル」とはおそらくガルガロスのことだろう。最後の意地で千冬に同行の約束をとりつけたうえでだが、遂に一夏が折れる。それを聞いた千冬は、より強く、それでいて優しく一夏を抱きしめて体を密着させ、ゆっくりと一夏の頭に手を伸ばし、撫でた。
「それくらいならお安い御用だ、一夏。こちとら大事な弟を託すんだ。何が目的でどんな企みを抱えているのか、しっかりと見極めさせてもらうとするよ」
その言葉は間違いなく、己の全てを賭けた『姉』としてのものであった。
とりあえず続きは艦これのイベ頑張る傍らにでも忘れない程度に進めていきます。
ジュラシック・ワールド見てぇ……