担当の性癖を破壊したトレーナーと性癖を破壊された担当のお話 作:性癖のブラックホール
ネオユニ語録と同レベルで難しい風語録も大概難しいんじゃあ…
カツラギエースが引けなかったらので初投稿です。
今回の話を書くためだけに交換券を使いました()
カフェかわいいよカフェ
「……トレーナーさん……今日は、あなたの周りに…よくないものが…集まっています……。」
「うぇーマジかー…今日出掛けようと思ってたのになぁ」
「ですので……、手を、出していただけませんか…?」
そう自慢の愛バから言われ、片方の手を差し出す。何をするのだろうと待ってみれば、優しく手を繋いでくる……いやちょっち待てィ?
「あのぉーカフェ殿ォ、これはいったいィ…?」
「…私と、あなたの…どこでもよいのですが…。身体を接触させておくことで…よくないものを遠ざける事ができるので…」
「なるほどなァ。そんで手を繋いだワケと」
「その通りです…」
理由はわかった。そういうことならしょうがない。でもねカフェちゃんや?
「…これって恋人繋ぎってやつですよね?」
「……端から見れば…そうなのでしょう…ですが、これも重要なことなので…。」
「と言いますと」
「強い結び付きであるほど…遠ざける力が強くなります……」
あくまでも重要なのは結び付きの強さであって見た目はさほど問題ではないと。うん、理解はした。でもね、恋人繋ぎにする必要はありましたか…? これ場合によっちゃあヤバくヤバいやつなんですがねェ!? 見えないモノより見える怪物の方が恐ろしいんだが。主にこの現場をたづなさんとか理事長とかかっしーとかたづなさんとかに見られでもしたら…終わりますよ。何かが。
「…トレーナーさんの手は、かなり大きいですね」
「まぁなぁ。逆にカフェのおててが細いってのもあるだろうけど」
「それは…確かに、そうかもしれませんね」
「だしょ?」
実際ちゃんカフェのおてては細くて可愛らしゅうございます。ツルツルでスベスベなのにフニフニでモチモチです。ありがとうございます。このおてては私だけのものです。
「…いつも、トレーナーさんが綺麗に保ってくれますから。本当に助かります」
「おてての方に関しては完全についでたから気にしなくていいんだぞい。俺がやりたくてやってるだけだしな」
「それでも……感謝しています」
「柔らかに微笑みながらそんなこと言うのはズルですよ?」
「…これも特権ということで」
元はカフェの足の爪が頑丈じゃないことから始まった。俺は調べに調べまくりながら、手探りでカフェの足の爪をなんとかしようとがむしゃらに資料を漁り散らかした。その中で手に関する資料も何かに使えないかと思い頭に叩き込んでいた。閃きとは思わぬ所から得られるものだと通りすがりのマッドタキオンも言っていた。ワイトもそう思います。
そんな試行錯誤を重ねつつある休日。カフェが珍しくやけどをしそうになった。その日は怪異の影響でろくに意識を集中出来なかったらしく、コーヒーに淹れるお湯を溢したのだ。それがカフェの手にかかった。その時俺は全身をフル稼働させ、やけど痕が残らないよう、水ぶくれすらできないよう処置をした。カフェのこのいっそ芸術品と見紛うレベルの完成されたおててに何かあっては世界遺産として登録できなくなってしまう。それ即ち世界の損失であり絶対に避けねばならない。俺は死力を尽くした。それはもうカフェの足のケアと同等レベルに。
死力を尽くした結果、カフェの手は何事もなかったかのように宝石のように輝いていた。俺達の世界遺産は守られた。えがったのぉ…。そんな事件の後から、カフェのファンタスティックなおててのケアも俺が行っている。ケアの仕方とかは伝授したんだけどさ、カフェがどうしても俺にして欲しいらしくって。なんなら『お友だち』まで俺にしろって言うぐらいだし。そうまで言われたら断るに断れない。断れるやつがいたらソイツはもう人間じゃねぇ! それに俺がケアしてる間ものごっつい嬉しそうにして、尻尾まで振っちゃうぐらい喜んでくれてるみたいだし。しかもやたら俺の手に触ってくる。天国か? 楽園だったわ。…俺の手なんてゴッツイだけなんだけどなぁ。
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最初は、とても不思議な人でした。私にしか見えないモノがあると口にするだけで拒絶する人ばかりだったのに、あの人だけはなんと言うことはなく当然のように受け止めました。まるでそれが日常のように、人とは違う私の事を受け入れてくれました。『お友だち』の声もなんとなくではあるが聞こえる、と言われた時は耳を疑いました。見えはせずとも、同じ世界を共有してくれるだけでも私は嬉しかったのに。あの人は少しだけでありますがコチラ側の人だったのです。…本当に、どれだけ嬉しかったのか。あの人は未だに解っていないのでしょう。
そんな出会いから二人三脚…だけでなく、『お友だち』とも一緒に、『お友だち』を追いかけながらトゥインクル・シリーズを駆けていくある日。普段しないようなミスをしてしまい、手をやけどしそうになったことがありました。ですが……、あの人の尽力のおかげで、私はやけどを負わずに済みました。その時あの人が言ったのです。
「良かった…カフェの綺麗な手が何事もなくて」
トレーナーさんからはよく差し脚の鋭さとかをよく褒められてはいましたが、手が綺麗と言われたのは初めてでした。急なことで動揺していた私に、あの人は畳み掛けてきたのです。
「実はカフェのコーヒーを淹れる時の手つきとか、飲む時の手の仕草が綺麗でいつも見惚れてたんだよな。コーヒーを自分で育ててるって聞いた時は尊敬すらしたよ。俺もよくカフェのコーヒーを馳走になるけど、この綺麗な手だからこそ美味しいコーヒーになるんだなぁて俺は思ってるんよ」
「な……な………!」
立て続けにそんな事を言われてしまい、私の頭はパンクしてしまいました…。『お友だち』がまずいと思ったのでしょうか、私の手を褒め殺し始めた辺りからのトレーナーさんの記憶を消してしまったのであの人はもう覚えてはいませんが…。
とても、とても恥ずかしかったのですが、同時に私は…喜びが隠しきれませんでした。あんな褒め殺しをされて、嬉しくない訳がありません。何より…私の好きなものを肯定して貰えたのです。ならば、あなたが肯定してくれたこの手を、トレーナーさんに任せてみようと思ったのはこの時…。『お友だち』も乗り気だったのは謎ですが、あの人が褒めてくれたこの手のケアも、完全にお任せすることにしたのです。
褒め殺しに逢ってからもしかしてとは思っていましたが、あの人はそういうタイプの人である事を理解しました。普通なら……気味が悪い等と悪感情を持つのでしょう。ですが、私はそう思わなかった。逆にあの人がそこまで思う物とはなんだろうと興味を惹かれました。其からというもの、私の手のケアにかこつけて、あの人の手をたくさん触りました。そういうことを意識するようになって初めて触れた時の、大人の異性のゴツゴツとしつつも大きく包み込んでくれそうな感触は…ずうっと忘れないでしょう。
私の手を綺麗だと言うあなた。私を守ってくれるあなたの手が、私は好きになりました。だから今日も…よくないものが寄ってきているのは本当ですが…、本音はこうやって手を繋ぎたかっただけなのです。恋人繋ぎをしてみて、なるほど。これは…多幸感が凄いですね…。ついでに尻尾も少しトレーナーさんの腕に軽く巻き付けておきましょう…。……とても、いいですね。凄く戸惑ってはいますが、無理に解こうとしない辺り喜んでいるのがわかりますね…。
どうやら『お友だち』が反対側の手を繋いだようで、私も驚きました。何が『お友だち』の琴線に触れたのか解りませんが、これで両手に花という所でしょうか。今日はまだ始まったばかりですから…、このまま存分に、したいことをしてみましょうか…。
ワ ル ク ナ イ ナ … …
こうしてかきおこして見るとあの某殺人気ってめちゃくちゃ変態だったんやなって