ありがとうございます!!
昔ハマりにハマり、クリア後もやり込みパックを全て解放し、AIデュエリストも全キャラ解放するまでやり込んだこともあり詰めデュエルは簡単に解けてしまった。ウェストとニコに凄いと褒められたがこれは喜んでいいのだろうか。そして、明日カードショップにてレンタルデッキ大会があると聞いた。「あったな〜そんなの」なんて思いながら帰路に着く。
そして、デッキを机の上に置き少し考える。この先このデッキを使用していいものかどうか
ゲームストーリーで行くと、どうしても5D'sメンバーとデュエルする事になる。バスブレデッキは破壊耐性こそ無いものの、EXデッキのモンスターを出せなくさせたり、モンスター効果を使えなくさせられるというこの時代には割と強すぎるのではないかと思う。何せ2011年のゲームだ。サンダーボルト、ハーピィの羽根帚が禁止なのだ。
椅子の上で胡座をかき、腕を組んで考える。この時代でも問題ないテーマを思い浮かべる。
「(ジャンド、レモンはダメだしBFもダメだ。ローズドラゴンもやめた方がいいだろうし、Dもダメか。エレキはこの後仲間になる女の子が使うし、スクラップは幼なじみが使うし・・・魔妖?ダメだリンク体が必要だし、と言うかあんな可愛いカード抜きで組みたくない、不知火か?回し方わからん!!焔聖騎士・・・いいと思うけど装備魔法だからなぁ〜spじゃないし)」
そう、このゲームライディング・デュエルがある。スピードスペル(sp)と呼ばれる魔法でないと使用できない。原作ではライフ払えば使えるらしいがゲームだとspしか使えないのだ。エンジェル・バトンが強かった思い出。
「(現代で使ってたデッキで考えよう。オルフェゴール!リンクだからダメ!!ホープ!もちろんダメ!!三幻神!ダメに決まってる!!う〜ん、ダイノルフィア!パワーが違いすぎるわ!!六花!エクシーズだっての!!焔聖御巫!装備魔法!!壊獣シンクロ!流石にダメだ!!儀式ドラグマ!だから魔法!!)」
考えて見たが思いつかなかった。こうしてみるとシンクロデッキはあまり持っていなかった。持ってはいたが使えるかどうかは完全に別だった。これ以上考えても答えが出そうになかったので寝ることにする。自分の中のカードプールが貧弱すぎて涙が出てきた。
いつもの様に(?)クラーゾに起こされ起床する。デッキを持ってカードショップのある十字路に行く。
レンタルデッキ大会はその名の通り、ショップが用意したデッキを使いデュエルを行う。大会参加者は全部で4人、うち1人が遅刻したせいでショップ店員が参加することになる。いくらなんでも参加者少なくないかと思うが、仕方がない。ちなみにこの大会、六武衆が強いらしいが回し方が分からないのでいつも、HERO ,ジャンド(モドキ),マシンナーズを使って勝ってた。今回もそうする。マシンナーズ・フォートレス自分をコストに出せるなんて強いよなぁ〜なんて思いつつ圧勝。店員、ウェスト、ニコ相手に苦戦なく勝利。いいのかコレで
と思ったのもつかの間、忘れていたことがある。この大会1度でも負ければ優勝商品のカードが貰えなくなる代わりに参加賞が貰える。逆に優勝すると参加賞が貰えなくなる。優勝者にはダークエンド・ドラゴンが貰え、参加賞には魔轟神獣ケロベラルが貰える。個人的には参加賞の方が使い勝手がいい気がするし、何せコチラにはこの時代にないカードがあるので悪用できる。しかもこのカード、このイベントでしか貰えず。手に入れるにはクリア後にパック全開放で開放される。全てのカードが入っているパックを剥く他ない。・・・あれ10DP(この世界の金)だっけ?ウェストとニコがチャージされていた。今回、調子に乗って全勝してしまった。ダークエンド・ドラゴンを貰うことになる。
カードを受け取るとウェスト、ニコがいる前で膝から崩れ落ちた。
さて、帰るかというところで更に思い出した。遅刻者が来るのだ、しかも自分の責任棚に上げてデュエルしてくる。めんどくせぇ奴、なんて思ってきたら目の前から走ってきて、デュエル挑んで来ましたよ。確かブルゾンだったかな?あっ、ブロンソンさんね。わかりましたよ。やりますよ。やってやりますよ。
あっ、先攻取られた。
「行くぞ!俺のターン!俺は切り込み隊長を召喚!効果でE・HEROアナザー・ネオスを攻撃表示で特殊召喚!カードを1枚伏せてターンエンド」
ブロンソン
手札 3枚
フィールド 切り込み隊長(攻撃)、アナザー・ネオス(攻撃)
伏せ1枚
そうだこの人デュアル使いだった。アナザー・ネオスが強いんだよね。攻撃力1900もあるし、まぁそれだけなんだけど。
「俺のターン、ドロー」
こちらの手札だが、
バスター・ブレイダー1枚
破壊剣の使い手バスター・ブレイダー2枚
ブラック・マジシャン1枚
破壊剣─ウィザードバスターブレード
ドローカード
サイクロン
「これでどうやって戦えばいいんだ!!」
このデッキ、バスター・ブレイダーが1枚、使い手が2枚採用のためもうデッキにはいない、万能罠カードの揺籃は完全に腐りました。
ウィザードは攻撃力1200、相手の切り込み隊長は1200でアナザー・ネオスは1900だ。切り込み隊長の効果で切り込み隊長にしか攻撃出来ないがブロンソンはEXデッキがないわざわざ相打ちにする必要は無い。ここは大人しく裏守備でセットしてターンエンドする。が、
「罠発動!サンダー・ブレイク!お前のモンスターを破壊する!!」
なんでこの町の人は必ずと言っていいほどそのカード入れるんですか。地砕きとハンマークラッシュでいいだろ。
「・・・ターンエンド」
遊斗手札5枚
「はっ!手も足も出ないようだな!俺のターン、ドロー!」
えぇ、出ませんよ。何せこちらは5枚中上級が4枚ですから、手も足もどころか指すら動かないですよ。
「俺は切り込み隊長を召喚!効果を使いたいが生憎俺の手札にモンスターはいねぇ!だが関係ねぇ!!切り込み隊長2体とアナザー・ネオスで直接攻撃!!」
遊斗 LP8000→3700
「コレでターンエンドだ!!」
ブロンソン 手札3枚
フィールド 切り込み隊長2体(攻撃)、アナザー・ネオス(攻撃)
下級と言えど束で来られると流石にキツイ。半分以上のライフを削られてしまった。
「俺のターン、ドロー」
ドローしたのは、破壊剣士の伴竜。初代、GXの相棒がクリボーなら俺相棒はこのカードだろう。さて、なんでも出来るぞ。先当たっては切り込み隊長をどうにかする必要がある。戦士族は攻撃対象に出来ないという効果を持っており2体いる。切り込みロックと呼ばれるやつで攻撃が出来ない。が、このデッキには関係ないね。
「破壊剣士の伴竜を召喚!効果で破壊剣─ドラゴンバスターブレードを手札に加える。更に伴竜をリリースし手札からバスター・ブレイダーを攻撃表示で特殊召喚する!そしてドラゴンバスターブレードを装備し、装備解除する事で特殊召喚する!」
今更だが、バスター・ドラゴンをシンクロ召喚する人どれだけいるのだろう。だいたい揺籃で出てくるからなぁ。
「レベル7のバスブレにレベル1のドラゴンバスターをチューニング!!」
「モンスターの名前略すな!!」
「長ぇんだよ!!出てよバスドラ!!」
「だから略すな!!」
「バスドラの効果で墓地のバスブレを攻撃表示で蘇生!そしてバスブレでアナザー・ネオスに攻撃!!」
攻撃宣言をした時、ブロンソンがニヤリと笑った。伏せカードは無い。切り込み隊長に攻撃時に発動する効果は無い、アナザー・ネオスなんてデュアルのくせに再召喚してないから通常モンスターだ。つまり手札誘発がある。攻撃宣言時に発動できるカード、オネストか。
「まさかオネスト!?入ってんのか!?」
「ん?いや、切り込み隊長の効果でアナザー・ネオスは攻撃できねぇよ」
杞憂だった。と言うか説明してなかったわ。知らない人なら言わないとな、と言うかこの世界には本来存在しないのだから
「バスドラがフィールドに存在する限り相手フィールドのモンスターはドラゴン族になる。切り込み隊長の効果は意味が無い」
「なんだと!?」
「という訳でその差700のダメージ・・・違うなドラゴン3体いるから1500アップの4100だからえ〜と」
「2200ダメージだと!?」
「あっ、そうそう」
ブロンソンLP8000→5800
うーん、大して削れなかったな。墓地の伴竜はもう効果使ってるからこれ以上の展開は無理だし、そもそも事故ってるからどうしようもないな。
「カードを1枚伏せターンエンド」
遊斗 手札3枚
フィールド バスドラ(守備)、バスブレ(攻撃)ATK3600
伏せ1枚
「俺のターン!ドロー!」
ここで何を引いたかで色々変わるだろう。先程ご丁寧にモンスターがいないと言ってくれていたので手札は魔法罠、伏せていないことを見るに恐らく魔法カード。
「こい!未来サムライ!!更に装備魔法スペールヴィス発動!未来サムライに装備し再召喚した扱いになる!!」
再召喚した未来サムライは墓地のモンスターを除外する事でモンスター1体を破壊できるカード。墓地にはアナザー・ネオスがいる。コレで破壊するのはもちろん
「バスター・ドラゴンを破壊する!俺はこれでターンエンド!!」
ブロンソン 手札2枚
フィールド 切り込み隊長2体(攻撃)、未来サムライ(攻撃)
「俺のターン、ドロー」
ドローしたカードは運のいい事に破壊剣士融合。
「俺は手札から破壊剣の使い手バスター・ブレイダーを墓地に送り、破壊剣士の伴竜を特殊召喚!そして2体のモンスターでシンクロ出てよバスドラ!!」
「だから色々略すな!!」
「更にバスドラの効果発動!墓地のバスブレを特殊召喚できる!使い手蘇生!!」
「ん?使い手は蘇生出来ないだろ、バスター・ブレイダー指定されてるんだろ?」
またもや、言い忘れていた。恐らくウェストとニコは何回もデュエルしているからだろう。説明なくてもデュエルができた。
「使い手はフィールド、墓地にいるとバスター・ブレイダーに名前が変わるんだ。俺は手札から破壊剣士融合を発動、手札のブラック・マジシャンとフィールドの使い手を融合!超魔導剣士ブラック・パラディン!!」
「ブラック・マジシャンだと!!超が付くほどのレアカードじゃねぇか!!」
お前もその反応かと思う。やっぱりこのデッキは使うべきじゃないんだろうな。まぁ、ブラック・パラディンはアニメにも出てたし説明はいらないだろうが一応礼儀としてしておこう。
「ブラック・パラディンはお互いのフィールド、墓地のドラゴンの数×500攻撃力が上がる。俺の墓地には伴竜とドラゴンバスターの2体、フィールドにはバスドラがいる。お前のフィールドにはどう見てもドラゴンが3体!よって3000アップ!攻撃力5900」
「え、冤罪だろこんなの!!?」
「うるせぇ!ブラック・パラディンで未来サムライを攻撃!!」
ブロンソンLP5800→1500
「だが!装備していたスペールヴィスの効果発動墓地のモンスターを蘇生する!未来サムライ復活」
「俺はこれでターンエンド」
遊斗手札1枚
フィールド バスドラ(守備)、パラディン(攻撃)ATK5900
伏せ1枚
倒し切れなかったが逆転は出来た。墓地にモンスターはいないし、魔法を使ってきても1度だけならパラディンの効果で無効にできる。と言うか相手もそれなりに事故ってるんですね。
「俺のターン、ドロー!・・・くっ、フィールドのモンスターを全て守備表示にしてターンエンド」
ブロンソン 手札2枚
フィールド 切り込み隊長2体(守備)、未来サムライ(守備)
「俺のターン、ドロー」
守備表示にされてしまった。ブラック・パラディンは守備貫通を持っていないので、ダメージが与えられない。因みにドローカードはイリュージョン・オブ・カオス本来手札に来たブラマジを戻し、ソウルズをサーチするためのカードなのだが、ブラマジは現在墓地もちろん1枚採用、ソウルズにドローの効果があるが魔法罠を墓地に送らないといけない。直感だが何か悪さが出来そうな気がする。
「手札からイリュージョン・オブ・カオスの効果発動マジシャンズ・ソウルズを手札に加えるこのカードをデッキに戻す。更にソウルズの効果でカオスを墓地に送り自身を特殊召喚する。墓地の破壊剣士融合の効果発動、手札の使い手を墓地に送り手札に加える。ソウルズの効果発動!手札の破壊剣士融合とセットしているサイクロンを墓地に送り2枚ドローする!」
無理やり2ドローを成立させる。ドローカード次第では勝利が決まる。引いたカードは、レベルリチューナー、コラプサーペントだ。
「バスドラの効果発動、墓地のバスブレを攻撃表示で蘇生。更に墓地の伴竜を除外し手札からコラプサーペントを攻撃表示で特殊召喚!」
切り込み隊長の守備力は400、未来サムライは1200ある。こちらはバスドラで破壊できないが他のモンスターなら戦闘破壊可能だ
「バスドラを攻撃表示に変更!バトル!!バスドラとコラプサーペントで切り込み隊長を攻撃!バスブレで未来サムライを攻撃!ブラック・パラディンで直接攻撃!」
ブロンソンLP1500→0
「くっ!この強さなら俺の代わりに優勝しても納得だな」
いえ、こちらとエース出さずに勝ってますし、なんなら舐めプと捉えられても仕方ないです。というか、レンタルデッキ大会なんだからここでの強さほとんど関係ないよね。
ブロンソンと握手をかわし帰る。
机にデッキを置き、椅子の上で胡座をかいて腕を組み考える。このデッキもそうだが、この後の事を思い出す。確か幼なじみのトオルに頼まれた事もあり、クラーゾとサテライトに行く事になる。そこでサスティファクションの面々と出会うのだ。まぁ、あのメンバーなら運命力で好きなカードドローするだろうからこのデッキのフルパワーで挑んでも問題なさそうだけど。トオルに頼まれたのは確か、Dホイールのパーツだ。それを買いに行くまではいいが偽物を掴まされ、サスティファクションの厄介になるのだ。マジで厄介だ。あのイベント、クロウに喧嘩売られたり、敵が氷結界の破壊できないやつ場にだして泥試合になった時もあるからマジでやめて欲しい。よし、トオルに何か言われる前に寝てしまおう。
「何難しい顔してんだ?」
「!!!でたな諸悪の根源!!」
「おいおい、幼なじみにイキナリなんだよ。それよりクラーゾじいさんに聞いたぞ!サテライト行くんだよな?悪いんだけどお使い頼んでもいいか?金も渡すからさ」
「断る!!」
「そこを頼む!!」
「Dホイールなら自力で何とかしろ!」
「おぉ!!話が早くて助かる!じゃ頼んだぜぇ!!」
金と買い物メモを押し付け目にも留まらぬ速さで出ていった。もうDホイールいらないんじゃないか、ホセみたいに走れよ。
「よし、もうアイツらとは関わらないようにしよう。そうしよう。多分関わらなくてもそれ程問題ないだろう。スタートダッシュのプログラムが完成しなくなるだけだ。うん」
淡い期待を胸に抱きながら眠りにつく、いっその事偽物パーツをトオルに投げつけてやろうかと思ったところで意識を失った。