待ってくれてる人いるか分からないですがお待たせしました。
エレキは強い、異論は認めない!!
エレキーについて感想としてご指摘ありがとうございます!
別のエレキカードと勘違いしてました。修正しました。
ニコとウェストに引っ越すことを伝え町を発った。
新しい土地で新しい出会いを望む。が、そんな事一切思う事は出来ない。出会いがあると知っているからだ。なんだろうこの妙に虚しい気持ちは。
さて、この街でやる事と言えば【スターチップ】を集める事だと思っている。初代アニメにも登場したスターチップだがここでは色々な所で手に入る。○ケモンでゴミ箱にアイテムが入っている。そんな感覚だ。ここでのスターチップは、とあるキャラに渡すと個数に応じて絵違いカード、衣装、デュエルディスク等々と交換ができる。その中で一番個数がかかるものに【オメガホーク】というDホイールがある。どんなものかと言うとアニメでブルーノ(アンチノミー)が乗っているDホイールの色違いだ。なぜこれが欲しいかって、この後Dホイールを走らせるところで絡まれてレースする事になるが序盤のDホイールだとかなり厳しい。オメガホークがあればぶっちぎることが出来るのだ。
「スターチップがない!!」
交換個数は25個、クラッシュタウンのトオルの家にもあるが数が足りるわけが無いのだ。ゲームだとAI対戦で貰えたりもしたが、残念ながらないのだ。
仕方がないのでヒロインに会いに行きストーリーを進める。ちなみにこのヒロイン謎のある人物だがそれ全部置きっぱにしてストーリーが終わる。マジでなんなんだ。
「……遊斗発見、デュエル」
無口なキャラのミサキと言う少女。Dホイールのメカニックをしてくれるチームメンバーの1人。余談だが、この子のデッキ、クラーゾより厄介だったのを覚えてる。当時、サイクロン、魔宮の賄賂等々大量に入れて何とかクリアしたのだ。何度負けたことか。
「……銃を抜かないで」
「おっと、こりゃ失敬」
クラッシュタウンスタイルが癖になっていた。もうここからは普通にジャンケンなのだ。
「……私の先攻、ドロー」
さぁこい、現代じゃ最近強化が入ったばかりの古のテーマ『エレキ』。エレキャッスルがウザくて、罠カードが汎用性高いのばかりでマジで泣ける。
「……エレキャッスル発動。エレキトンボ召喚。カードを3枚伏せて、光の護封剣発動。ターンエンド」
ミサキ 手札0
フィールド エレキトンボ(攻)
光の護封剣、エレキャッスル
伏せ 3枚
「俺のターン、ドロー」
エレキャッスルはエレキモンスターと戦闘したモンスターの攻撃力を1000下げるフィールド魔法。これがウザすぎて当時勝てなかった原因でもある。
「破壊剣士の伴竜を召喚、効果で破壊剣カードを手札に加える。破壊剣士の揺籃を手札に加える」
長引くと辛くなる。悪いが早めに終わらせる為、全力で行く。それまでにトラウマなのだこのデッキは
「伴竜をリリースして効果発動!バスター・ブレイダーを特殊召喚!カードを伏せてターンエンド!」
遊斗 手札4枚
フィールド バスター・ブレイダー(攻)
伏せ 1枚
「……私のターン、ドロー。永続魔法エレキュア発動。エレキトンボ守備表示、ターンエンド」
ミサキ 手札0
フィールド エレキトンボ(攻)
光の護封剣、エレキュア、エレキャッスル
伏せ 3枚
動きがないデュエルに見えるが実際はそんなことは無い。エレキュアはエレキモンスターを出すとLPを回復する。光の護封剣で攻撃は出来ないがエレキトンボは破壊されるとエレキモンスターを呼び出す効果がある。そしてミサキのデッキで厄介なカードは罠カードだ。炸裂装甲の様に攻撃に反応するものから、威嚇する咆哮と言った攻撃無効、奈落への落とし穴、魔宮の賄賂の妨害がある。しかし、攻撃が出来なければ何も始まらないわけで、光の護封剣をどうにかする必要がある。待つのも手だが時間がかかる。その他のカードは力でゴリ押し出来るだろう。
「俺のターン、ドロー。俺は破壊剣士融合を発動、手札のブラック・マジシャンとフィールドのバスターブレイダーで融合!来い!ブラック・パラディン!!」
「⋯⋯聞いてはいたけどブラック・マジシャンを見れるなんて」
聞いてはいたという事はトオルが言っていたのだろう。まぁ、こちらも相手のデッキレシピを知っているから文句の言いようがないのだけれど。
さて、光の護封剣及び罠カードの破壊方法だけれど、この時代ではハーピィの羽根帚が禁止カードになっている為使用できない。まぁ、未来の禁止カードは使えるらしいが。となると、サイクロン等のカードがいいのだろうが、もっと強いカードがある。現在禁止カードとなっている魔法カード。
「魔法カード!ハリケーン発動!!」
ハリケーン お互いの魔法罠を手札に戻すという単純だが強力なカード。破壊は出来ないが手札に戻すという効果が十分強い。
ハリケーンの発動により、ミサキは2択を選択される。1つは、効果を受けること。と言っても、チェーン発動はできるため、恐らく伏せているであろう威嚇する咆哮で攻撃無効を入れることが出来る。2つ目は、ハリケーンの無効化だ。ミサキのデッキには魔宮の賄賂が入っている。それを使い止めることが出来る。
「⋯⋯なるほど、性格が悪い。⋯⋯その伏せカードさっきサーチしたカードじゃない。罠発動、威嚇する咆哮」
「⋯⋯バレてたか」
「⋯⋯無効にしたら無効にする。さぁ、次はあなたの番選択は?」
前のターンに破壊剣士の揺籃をサーチし、あたかも伏せたのはそのカードだと思わせたつもりだったが読まれていた。伏せていたのは神の宣告。魔宮の賄賂を使えば無効にしていた。そして、ミサキが読み勝ったことにより今度はこちらが2択になってしまう。威嚇する咆哮を止めるか、受けるか。魔宮の賄賂がなければ問題がないが、もし伏せていたら神の宣告を止めるだろう。そうすればこちらのライフは半分となる。現状、ハリケーンの効果は通っている為、攻撃が出来なくなるだけで済む。神の宣告が破壊されるわけでもない。次に繋ぐ方法を取る。
「威嚇する咆哮を受ける」
「⋯⋯威嚇する咆哮は墓地に行き他のカードは手札に戻る」
「さて、じゃあ始めるか。フィールド魔法 魔法族の里発動!」
「ッ!!!」
「こいつに賄賂撃たれるのは嫌だったんでね!」
「⋯⋯相手の嫌がることをとことんやる。聞いた通り」
「よし、後でトオルぶっ飛ばす!」
魔法族の里により相手の魔法カードは封じた。エレキャッスル、エレキュアの厄介なカードの他、光の護封剣の封印も成功。
「カードを2枚伏せてターンエンド」
遊斗 LP8000
手札0枚
フィールド ブラック・パラディン(攻)
フィールド魔法 魔法族の里
伏せ2枚
「⋯⋯ッ、私のターン、ドロー。手札からエレキリギリスを召喚」
「ゲッ⋯⋯」
エレキリギリス このカードがいると他のエレキモンスターを攻撃対象に出来ず、効果の対象にもできなくなるカード。しかも厄介なのは効果テキストに「このカード名の」等ではなく、「他の」の為、2体いればロックがかかる。神の宣告で無効に出来なくはないが、いかんせん攻守0のモンスターであり効果破壊耐性はないので後でどうとでもなりそうでもある。しかし、今手札は0。発動する効果でもないため竜破壊の剣士でも効果を消せない。
などと考えてみたものの、魔宮の賄賂を持っているのだ。後で効果破壊を狙ったとしても潰されてしまうのがわかっている。ならばやることはひとつ
「神の宣告を発動ライフを半分支払い召喚を無効にする」
遊斗 LP8000→4000
「バトル、エレキトンボでブラック・パラディンを攻撃」
ミサキLP8000→6000
「エレキトンボが破壊された事でエレキリギリスを特殊召喚。カードを2枚伏せてターンエンド」
ミサキLP8000
手札3枚
フィールド エレキリギリス(守)
伏せ2枚
「俺のターン、ドロー」
「⋯⋯罠発動、エレキーパー。墓地からエレキリギリスを特殊召喚」
コレでロックが掛けられてしまう。しかし、エレキーパーで特殊召喚されたモンスターはエンドフェイズに墓地に送られる為、このターンを終わらせればロックが解除される。そして、ミサキのデッキにエレキリギリスは2枚しか入っていない。
「ターンエンド」
遊斗LP4000
手札1枚
フィールド ブラック・パラディン(攻)
フィールド魔法 魔法族の里
伏せ1枚
「⋯⋯エレキリギリスは墓地へ、私のターン、ドロー。ターンエンド」
ミサキLP8000
手札4枚
フィールド エレキリギリス(守)
伏せ1枚
お互いに何もせずターンがすぎた。遊斗はエレキリギリスにより攻撃が出来ずに、ミサキは攻撃力が足りずに。遊斗の破壊剣デッキは魔法罠カードに弱い代わりに攻撃力はかなりの物となる。一方ミサキのエレキデッキは、攻撃力が低い代わりに直接攻撃、魔法罠を使用したコンボに長けている。お互いに長所を潰しあっていた。しかし、エレキリギリスのロックが無くなった事により均衡は崩れている。
「俺のターン、ドロー。バトルフェイズ!ブラック・パラディンでエレキリギリスを攻撃!」
ミサキが最初に伏せたカードは3枚、その後威嚇する咆哮、エレキーパーを使用、ハリケーン発動時に言っていた「無効にしたら無効にする」という発言、あれにより残り1枚は予想通り魔宮の賄賂。正直なところエレキーパーではなく炸裂装甲と予想していたので、もう十分に攻撃することが出来る。
しかしそれこそが罠
「⋯⋯罠発動、炸裂装甲」
「なんだと!?」
魔宮の賄賂と予想していたが完全に外れ、炸裂装甲を引いてしまった。
「⋯⋯何故か貴方は私のデッキを知ってる。けど、それこそがあなたの弱点。だから簡単に罠にハマる。それに、やたらとエレキャッスルを敵視している。さっきのチェーンの時もエレキャッスルを確実に処理する為の動き。私は一度もこのカードが魔宮の賄賂なんて言ってない」
「⋯⋯⋯クッソ、やられた」
「⋯⋯どうする?」
「ターンエンドだ」
遊斗LP4000
手札 2枚
伏せ 1枚
フィールド魔法 魔法族の里
「私のターン、ドロー。フィールド魔法エレキャッスル発動」
魔法使い族がいなくなったことによりミサキの魔法が使えるようになった。先程戻されたエレキャッスルを再度発動した。そしてこの時代は2011年だ。
「私の場にフィールド魔法が発動した事により魔法族の里が破壊される」
現代ではお互いにフィールド魔法は1枚まで存在出来たが、2011年の頃にはフィールド魔法はフィールドに1枚しか存在できず、2枚目を発動した場合1枚目は強制的に破壊される。自分のフィールド魔法の張替え時も破壊と言う扱いな為、歯車街を貼り変えれば破壊された時の効果が発動する等、フィールド魔法に至っては現代との差が大きく、この頃に遊戯王をしていない決闘者では知らない人もいる。
もちろん知っている側の人間ではあるが、現代遊戯王に慣れてしまっている反面どうしてもこの事を忘れてしまっていた。そして、破壊剣デッキに魔法族の里などと言うカードはあまり入れるようなカードではない訳で、1枚のみの採用だ。無論、他にフィールド魔法なんて入っている訳もなく、同じ様に破壊する事ができなくなった。その上ミサキの手札のうち2枚は、既に見せられているエレキュア、光の護封剣。どちらも厄介なカードだ。
「私はエレキンメダイを召喚、エレキー発動。永続魔法エレキュア、光の護封剣を発動。バトルフェイズ、エレキンメダイで直接攻撃」
「デッキからバスター・ブレイダーと破壊剣ドラゴンバスターブレードを墓地に送り罠発動!破壊剣士の揺籃!破壊蛮竜バスター・ドラゴンを守備表示で特殊召喚する!」
「エレキーの効果でエレキンメダイは直接攻撃が可能。直接攻撃」
遊斗LP4000→3700
「エレキュアで与えたダメージ分回復、エレキンメダイが直接攻撃でダメージを与えた時、相手手札をランダムで1枚捨てる」
「⋯くっそ!真紅眼が」
「なんでそんなレアカードを⋯⋯」
遊斗手札1枚
「ターンエンド」
ミサキLP6300
手札0枚
フィールド エレキリギリス(守)、エレキンメダイ(攻)
フィールド魔法 エレキャッスル
魔法罠 エレキュア、光の護封剣
「俺のターン、ドロー」
遊戯王デュエルモンスターズと言うゲームはドローと言う運要素がある。どんなに強い盤面を築いても、どんなに妨害を用意したとしてもドローした1枚のカードで全てがひっくり返る事がある。だからこそ面白く、だからこそ残酷だ。
「バスター・ドラゴンの効果発動!墓地からバスター・ブレイダーを特殊召喚!そして、手札の破壊剣士の追憶を墓地に送り破壊剣士の伴竜を特殊召喚する!俺はレベル7のバスター・ブレイダーにレベル1の破壊剣士の伴竜をチューニング!」
合計レベルは8。今回のカードに関しては入っていたとしてもなんの変哲のないカード。ただ、強すぎるだけだ。
「混沌魔龍カオス・ルーラー!」
混沌魔龍カオス・ルーラー 現代では禁止カードになったカード。蘇生効果と、シンクロ召喚された場合デッキから5枚捲りその中の光か闇のモンスター一体を手札に加え、残りを墓地へ送る。と言う強い事しか書いていない製作者を疑うカード。
オーバーザネクサスをプレイしていた小学生の頃は墓地に送るカードなんて弱い等と思っていたが、墓地は第2の手札と言われる程。墓地にカードを送れるだなんて滅茶苦茶強いじゃないかと今はなっている。
「デッキトップからカードを5枚捲る」
ミサキにもカードが見えるよう1枚づつ丁寧に見ていく。このデッキのモンスターはほとんど光か闇。バスター・ブレイダーのように地のモンスターや風、炎のモンスターもいるがかなり少ない。
捲った結果、5枚中3枚が魔法罠カードであり、モンスターカードは炎と闇のモンスターが一体づつ。
「マジシャンズ・ソウルズを手札に加え残りを墓地へ、そしてマジシャンズ・ソウルズを墓地へ送り、ジェット・シンクロンを墓地から特殊召喚する!」
カオス・ルーラーの効果で送られたもう一体のモンスターはジェット・シンクロン。手札1枚と引き換えに墓地から蘇生できるチューナーモンスター。手札を墓地に送れ、蘇生が出来るという汎用性の高さから色んなデッキに入っていたりする。
「レベル8のカオス・ルーラーにレベル1のジェット・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!!レベル9!!琰魔竜 レッド・デーモン・アビス!!」
「⋯!レッド・デーモン!?このカードは」
「墓地のカオス・ルーラーの効果!破壊剣士の伴竜とブラック・パラディンを除外し特殊召喚する!そしてアビスの効果発動!光の護封剣の効果を無効にする!!」
コレで攻撃が可能になった。そして、手札にはまだ1枚カードがあり、通常召喚はまだ行っていない。
「破壊蛮竜バスター・ドラゴンをリリースし、ストロング・ウィンド・ドラゴンを召喚!ドラゴンを素材にした事により、そのモンスターの攻撃力の半分、600ポイントを攻撃力に加算する!」
ストロング・ウィンド・ドラゴン 攻撃力2400→3000
「バトルフェイズ!ストロング・ウィンド・ドラゴンでエレキリギリスに攻撃!このカードは守備モンスターを攻撃した時守備力を超えている分のダメージを与える!」
「⋯ッ!エレキリギリスの守備力は0」
「3000の貫通ダメージ!」
「エレキリギリスを攻撃した。エレキャッスルの効果により攻撃力を1000下げる」
ミサキLP6300→3300
ストロング・ウィンド・ドラゴン攻撃力3000→2000
「カオス・ルーラーでエレキンメダイを攻撃!」
「攻撃力1000下げる」
ミサキLP3300→600
カオス・ルーラー攻撃力3000→2000
「ラスト!レッド・デーモン・アビスで直接攻撃!!」
ミサキLP600→0
「⋯⋯負けた」
「⋯⋯(危ねぇぇぇぇ!!追憶引けてなかったら決めきれんかった!!そもそもカオス・ルーラーまで繋がらんし!!ジェットロン落ちたのも奇跡だ!!)」
通常ドローで破壊剣士の追憶、もとい破壊剣カードが引けていなければカオス・ルーラー、ストロング・ウィンド・ドラゴンは出せなかった。アビスが出せたのはカオス・ルーラーでたまたまジェット・シンクロンが墓地に行ったおかげだ。デュエルが運ゲー等と言いたくは無いが今回は本当に運が良かった。攻撃力、守備力が低いエレキと言えど、ハンデス、火力ダウン、回復が揃ってる状態での長期戦は避けたい。
とは言え勝ちは勝ちだ。この後のストーリーはミサキにトオルがいるガレージまで案内してもらいトオルと再開する事となる。そして問答無用でWRGPに出場させられるのだ。
「うんじゃ、ガレージまで頼むわ」
「⋯⋯なんで知ってる」
今の所ストーリーは大きく改変出来ていない。しかし、
負けても問題のないデュエルに関してはスキップ出来ていたりする。となればこの先に起こる大きなイベント内容を変えられる可能性がまだある。この先のイベントで介入し変えられるとしたら、トオルが事故るイベント。一番の大きい分岐点ともなるイベントは恐らくそこだ。
と言うより、そこよりも前の段階で変えるわけには行かなかったりする。もし変えてしまえば、ニコとウェストが危険になる可能性が出てきてしまう。
当時初プレイ中のワイ(小学生)
「エレキャッスル強すぎる!!」
↓
魔宮の賄賂、サイクロン、ハリケーンガン積み
↓
攻撃力高いモンスター出して兎に角殴る
高校卒業久々にプレイした時のワイ
エレキャッスル貼られる前に勝利
貼られても無視してゴリ押し勝利
歳はとりたくないもんですね⋯⋯