開店日の翌日。
朝食を済ませ、軽く清掃を終えた後。
昼の開店時間まで暇だったこともあり、小さい頃からやりたかった"創作料理"を作る為に色々と準備を始めた。
使う食材、調味料や分量、作り方や手順まで全て自分が考えたものを作るのだ。
創作料理とは言うが、簡単に言えば『自分で考えたオリジナル料理』だ。
だから、着地点をどこにするかで難易度含めて色々と変わってくる。
インスピレーションを得るために、まず色んなジャンルの料理を作るところから始めた。
いそいそと調理器具を取り出し、最初に作ったのは炒飯。
その次は寿司、鯛のカルパッチョ、ブイヤベース、オムレツ、スフレ、オニオンスープ…
「…しまった、作り過ぎた」
気が付けば、キッチンに所狭しと大量の料理が並んでいた。
とてもじゃないが一人で食べ切れる量ではない。
紫にあげるのもいいが、無理に呼びつけるのも何か違う。
保存しておいて、今日のおすすめとでも題して提供するしかないか。
うーん、と唸っていると、何やら店の前が騒がしいことに気がついた。
入口に目をやると、ガラス越しにぼんやりと人影?のようなものが複数見える。
…ような、と濁った表現をしたのは、型ガラス越しに見えるぼんやりとしたものが全部真っ白だったからだ。
まだ10時で開店までには1時間以上あるが、こんなに早く客だろうか?
いや、もしかして妖怪か?
霊夢の御札が効かないとなると、少なくとも力の弱い妖怪ではないということだ。
飯を強請りにきたのか、それとも俺を食べにきたのか。
後者ならどうするかな。土下座でもすれば助かるかな。
気になって恐る恐る戸を開けてみると、こちらに気が付いたそれが一斉に顔を向ける。
「えっと…まだ開店時間じゃないですけど…」
そう言って顔色を伺い、ホッとした。
オオカミの化け物のような姿を想像していたが、全然違った。
確かこの格好…そうだ、白狼天狗だ。
白い着物に、天狗特有の下駄、獣の耳が生えている子も居ればそうでない子も居る。
妖怪の山には天狗という種族が居る。
主に山を管理、自治する種族のひとつで、その天狗にも種類があるんだとか。
文やはたてのような『鴉天狗』
主に山の哨戒、自警にあたる『白狼天狗』
他にも、鼻高天狗、山伏天狗など様々らしい。
で、今目の前にいるのは全員が白狼天狗だ。
5人も居る。
「…おほん、白狼天狗の
「ご丁寧にどうも、ここの店主をやってます、烏鷺立渚です。どんなご要件で?」
「…哨戒を行っていたところだ。何か不審なことをしていないか、調査させて貰う」
と、リーダーと思しき少女…犬走椛が口を開く。
その後ろに居る白狼天狗達は、先程から頻りに鼻をスンスンいわせて匂いを嗅いでいた。
例に漏れず、このリーダーも厳格な雰囲気は保ちつつ、無意識なのか鼻をスンスンいわせていた。
「あー、なるほど。どうぞ」
「うむ、失礼する」
と、全員が店の中に入っていく。
尻尾が生えている子もいたが、あからさまにブンブンと振り続けていてちょっと可愛い。
「へぇここが…すごぉ…」
「結構掛かります?」
「へ!?あ、あぁいや!おほん…不審な事が無ければすぐに終わる」
天狗達は、調査と言いながら軽く店内を見て回ったあと、キッチンに入らせろと要求してきた。
ぞろぞろと入られるのもあまり気分の良いものではないので、リーダーのみを連れて行くことに。
「こ、これは…?」
彼女は、キッチンに並んだ料理を凝視していた。
…文字通り、必要以上に顔を近づけて凝視している。
「あぁ、ちょっと熱が入っちゃいまして。作り過ぎた感じです」
「あ、怪しい!開店時間でもなく一人暮らしで何故こんなに作る必要が!?」
「…ただの料理研究なんで、別に怪しくないですよ。何なら味見でもします?」
最後の言葉で耳がピクリと動いたのを確認した。
それで確信できた。
腹が減ってるんだな、この天狗達。
「…いっ、いや!結構!結構です!!」
「あれ、そう?困ったなぁ、このままじゃ廃棄することに…勿体ないなぁ」
「はっ、廃棄!?なんて勿体ない!それが人間のやることですか!!」
無理して厳格キャラを装っているのは何となく分かっていたが、とうとうキャラが崩れた。
多少合わせるように敬語だったが、やっぱり敬語は苦手だったのでこちらも言葉を崩す。
「もし良かったら食べる?お代は取らないし」
「え、いいんですか!?」
「いいよいいよ、こっちも困ってたし。そこで話聞いてる子達も」
カウンターを乗り出すようにして聞き耳を立てていたであろう他の天狗達も、揃って目を輝かせる。
…天狗社会って食べ物も満足に食べられないものなんだろうか。
紫と一緒に、天狗達のお偉いさんである大天狗や天魔様に挨拶のため接する機会があったが、そんな感じはしなかった。
それともブラック企業よろしく、表面上は綺麗に取り繕っているんだろうか?
テーブル席に案内し、作っていた料理を並べる。
見たことがない料理ばかりなのか、料理を指差して何の料理なのかを一つずつ聞いてきた。
「えと、ホントにいいんですよね?」
「大丈夫、二言は無い」
「そ、それじゃあ…いただきます!」
椛は炒飯にがっつく。
数回の咀嚼を経て、かちゃん、とレンゲが皿に当たる音が鳴った。
「お…おいしいっ!!何ですかこれぇ!!」
それが合図になったのか、他の天狗達も各々料理に手をつけ始める。
どれが自分の皿、とかはお構い無しに食べたいものを夢中で引っ掴んでいる。
昔見た、子犬達が大皿に盛ったドッグフードを一心不乱に取り合う姿に似ている。
色んな種類の料理が食卓に飛び交うのを見て、創作料理のインスピレーションが湧いた気がした。
「ご馳走様でした。いやホント、美味しかったです!」
「お粗末さま。そりゃよかった」
満足、と言った顔で天狗達はのんびりしている。
食後のお茶を出し、皿を片付けていく。
「あぁ何から何まで、ありがとうございます」
「いいえ。で、不審なことは何も無かった、でいいのかな?」
「…あっ」
やっと目的を思い出したようだ。
椛含め、他の天狗たちも固まってしまった。
「というか何で調査を?もう大天狗さんやら天魔さんやらには話がついていると思うんだけど」
「あー、その、実はですね…」
と、椛が調査に来た理由を話し出す。
曰く、大妖怪であり賢者であるあの八雲紫と密に関係を持つ外来人、しかもそれが自分達の住む妖怪の山に店を建てた、ということで、天狗社会ではもっぱら注目の的になっているらしい。
いくら話がついているとは言っても、怪し過ぎて警戒せざるを得ない、というのが大天狗達の見解なようで、暫く監視せよとの命が下っているそうだ。
紫のイメージによるところが大半だろうが、全然間違った話じゃない。
連れ去られて尋問でもされなかっただけマシだろう。
「…なるほど。でもそこまで話しちゃっていいのか?」
「いえ、もう手遅れですし、何より悪い人には思えないので。あ、監視だけは続けることになるでしょうけど…それと出来ればこの事は大天狗様には内密にしておいていただけるとその…」
「言わない言わない。またお腹が空いたらいつでも食べに来ていいよ。その時に店が開いてたら、だけど」
「い、いいんですか!?」
色々とこき使われて大変なんだろうな。
たまの息抜きにこんなことがあっても罰は当たらないはずだ。
それに、こんな場所だから客も限られる。話し相手になってくれるとこちらも嬉しい。
監視、という名目で来やすくもなるだろう。
「では、失礼しますね、本当にありがとうございました!また来ます!」
「またどうぞ、気を付けて」
白狼天狗達は嬉しそうに去っていった。
この日以降、ちょくちょく白狼天狗が店周辺を飛び回っているのを目撃することが増えたように思う。
白狼天狗達が去った後、時刻は昼の12時だ。
片付けも終えて文から貰った新聞を読んでいると、店の戸が開いた。
「いらっしゃい…って華扇か」
「…こんにちは、渚」
店に入り、キョロキョロと中を見回した後、誰も居ないことに安堵したのか、ほっと一息ついてカウンター席に座った。
博麗神社で居候をしていた時、少なからず華扇とも交流があった。
主に霊夢が説教されるところを眺めて、霊夢を慰めたり華扇を宥めたりだ。
今では名前で呼び合う仲になっている。
華扇の住居もここ妖怪の山にあるらしく、店もほど近いそうだ。
「今日はどうする?また西洋料理か?」
「そうね、そうしようかな。なにかオススメある?」
居候時、霊夢への説教と修行の為に度々現れていた華扇も、何度か一緒にご飯を食べたことがある。
その時に食べたチキンソテーやらオムライスやらがいたく気に入ったようで、最近西洋料理にハマりつつあるのだそうだ。
「そうだなぁ、鮭はどうだ?ムニエルっていう魚料理が美味しいんだ」
「いいわね、じゃあそれをお願いしようかな」
「はいよ、ちょっと時間かかるけどゆっくり待っててくれ」
ムニエルとは、魚の調理法の一種だ。
魚の切り身に味付けして、小麦粉なんかを表面にまぶしてバターで焼く。
皮はパリッとして外はカリッと、中はふわっとした面白い食感で、バターの芳醇な香りとコクのある旨みが楽しめる料理だ。
水気をしっかりふき取った切り身に味付けをして、小麦粉をまぶして皮目からフライパンへ。
油を拭き取りながら焼き、軽く焼き目がついたらバターを入れ、溶かして全体的に香りをつけていく。
この時、スプーンで溶けたバターと鮭から出る油をすくって回しかけることで、均一に火を通しながらバターの香りを全体に馴染ませる。
アロゼ、という調理法だ。
「わぁ、いい香り。これがバターの香り?」
「そうそう、いい匂いだろ?」
出来上がった鮭のムニエルを盛り付け、テーブルに運ぶ。
「お待ちどう、鮭のムニエルだ。熱いから気を付けて」
「ありがとう、いただきます」
西洋料理にハマっているせいか、器用にフォークとナイフを使って食べ始めた。
軽く教えただけなのに上達が早い。
仙人だから修行でもしたんだろうか。
「おいっしい!これ、皮がパリッとして身がふわふわで!コク?が深くて!」
「今回上手いこと出来たんだよ、よかった」
華扇が鮭のムニエルを頬張っていると、ガラガラと店の戸が開く。開店二日目にして盛況だな。
「おーっす!遊びに来てやったぜ〜」
「渚、お腹空いた!早くご飯!」
「お邪魔します」
現れたのは魔理沙、霊夢、それから…こちらはメイド服を着た銀髪の見知らぬ少女だ。
「いらっしゃい、そちらの方は?」
「あー、そっか、出会ったこと無かったっけ」
「…初めまして、紅魔館にてメイドをしております。
「初めまして、烏鷺立渚です。堅苦しくせずリラックスしてってね」
ぺこり、と丁寧にお辞儀をする彼女、十六夜咲夜が口にした『紅魔館』という言葉に聞き覚えがあった。
紅魔館とは、この妖怪の山の麓にある『霧の湖』の湖畔に建つ洋館のことだ。
幻想郷では度々『異変』と呼ばれる妖怪達の騒動が起きることがあり、その異変の一つとして『紅霧異変』がある。
それが起きたのも、その紅魔館が舞台であったという。
霊夢や魔理沙から教えられ、紅霧異変がどんなものだったかは大体知っている。
紅魔館に住むという吸血鬼が、昼の間も自由に飛び回れるように紅い霧で空を覆い尽くした、という内容だったはずだ。
そこのメイドさんが客として来店している。
見たところ普通の人間だが、もしかして彼女も吸血鬼なんだろうか?
「あれ?華扇じゃん」
「魔理沙か、食べに来たの?」
「そりゃそーよ!何食ってんだ?」
「鮭のムニ…ムニエル?だったっけ。美味しいわよ」
「ほぉ〜…渚!お腹空いたぜ!」
はいはい、と取り敢えず三名を座敷に通す。
「何食べたい?作れるものなら何でもいいよ」
「ん〜、あれ、お品書きとかないのか?」
「あぁ、ないんだよ、作らないとな」
基本的な物なら作れるぞ、と伝えた。
確かに、お品書きがない店というのも変か。
暇な時にちまちま作っていこう。
「ん〜、じゃあ何かキノコ使ったやつ!量は多めで!」
「私はそうね〜、華扇と同じのを!」
「私は…どうしましょう、牛肉を使った洋食を何か頂けますか?」
「分かった。じゃあ出来上がってからの楽しみということで」
キノコを使った料理…魔理沙にはキノコをふんだんに使ったオムライスを作ろう。
霊夢は華扇と同じく鮭のムニエル。
十六夜さんは…牛肉を使った料理か。
丁度良くビーフシチューを作ろうと準備していたので、それをアレンジすることにした。
作るのは、牛肉の赤ワイン煮だ。
ニンニク、玉ねぎをオリーブオイルで炒め、事前に煮込んでいた牛肉を合わせて赤ワイン、ローリエと調味料を加えて煮込む。
元々はビーフシチューにする為に牛肉は赤ワイン等で煮込んであるので、もう既に身はホロホロだ。
普通に作ると数時間かかってしまうが、これならすぐに作れる。
魔理沙のオムライスはデミグラスソース仕立てだ。キノコとよく合う。
「おまちどうさま」
「おぉ〜!オムライスか?咲夜のやつ何度か食べたことあるけど、私これ好きなんだよな」
なるほど、メイドさんは料理もできるようだ。
続いて出来た鮭のムニエル、牛肉の赤ワイン煮を出した。
「うわぁいい匂いするわね、いただきます」
「これは…赤ワインですか?」
「おぉご名答。牛肉の赤ワイン煮だ」
フォークとナイフを扱う所作を見る感じ、西洋料理への造詣が深いと見える。
俺もテーブルマナーについては詳しくないが、無駄に音を立てないあたりよく教え込まれていると感じた。
魔理沙はお構い無しにカチャカチャ音を立ててはがっついている。
まぁ、マナーがどうであれ、美味しく食べてもらえれば俺としては全く気にしない。
汚すぎるのはアレだが。
「美味しいか?」
「これ、このソースめっちゃ美味い!」
「デミグラスソースっていう、牛の肉とか野菜とか、色んなものをグツグツ煮込んで出来たコク深いソースだな。洋食なら結構オールラウンダーだけど、キノコとも合うだろ?」
「合う合う!」
使ったデミグラスソースは試作三号だ。
初めて作ったのは俺がまだ料理人として働いていた時だったか。
「これパリパリでカリッとしてるのに中はしっとりフワフワなの面白いわね!」
「だろ?意外と簡単にできるし教えてもいいよ」
霊夢は鮭のムニエルを頬張りながら、アロゼのやり方をふんふんと聞いている。
一方で食べ終わった後の華扇は、紅茶を飲みながら横目で霊夢達の食卓を見ていた。
華扇は食いしん坊だし流石に鮭のムニエルだけじゃ物足りないか。何か作ってあげよう。
彼女は霊夢の前では欲張らず我慢しているのだ。
気が付くと、十六夜さんは早々に食べ終えたようで、ご馳走様でしたと手を合わせている。
えらく早いな。
まだ魔理沙のオムライスは半分以上残っているし、霊夢の鮭のムニエルだって、切り身が三尾の内一尾半は残っている。
早食いなのだと言われれば納得はするが、結構な量あったはずだ。
「早いな、美味しかった?」
「えぇとても。牛肉が凄く柔らかくて、噛んだら口の中で繊維が次々に解けていくようで、あっという間に」
「えぇもう食べ終わったのか?一口もらおうと思ってたのに」
「あら、そうなの?それならオムライスと交換してもらわないと」
「何でだよ」
やらないからな!と口にオムライスを運び始めた魔理沙は、急にその手を止めてオムライスを見つめ始めた。
「おい!今ちょっと取ったろ!」
と、十六夜さんに突っかかる。
十六夜さんは取ってませんけど?とでも言いたげなポーズで首を振っている。
友達同士の悪ノリか、とちょっと和んだが、俺は少しおかしなことに気が付いた。
十六夜さんの口元にご飯粒がついていたのだ。それも茶色の。
いまご飯粒と言えば、魔理沙が食べているオムライスしかない。それもデミグラスで仕立てているから茶色なのだ。
食べている時に飛んだのかとも思ったが、そんな汚い食べ方はしていないし、咳をしたところも見ていない。
一部始終は見ていたが、十六夜さんがオムライスを口にしたところも、手を伸ばしたところも見ていない。
しかし、明らかに口に運んでいた形跡がある。
「あ、そうそう渚、御札の効果どう?変なの来た?」
「え?あぁ、妖怪避けだっけ」
うーん、と思い返してみる。
妖怪でも客は含まないとして、それ以外の妖怪か。
華扇と山を下りる際に感じたあのおどろおどろしい気配が仮に妖怪のものだと仮定するなら、そういった類の気配は確かに何も感じていない。
つまり効き目があるということだ。
「多分効いてると思う。ありがとうな」
「そ、なら良かった」
博麗の巫女と呼ばれ妖怪達からも慕われるだけあって、流石の手腕なのだろう。
それを活かしてもっと積極的には動けば参拝客だって増えるだろうに、本人曰く面倒くさいから適当でいい、とのことだった。
もったいないとは思いつつ、それが霊夢のいい所なのかもしれないとも思う。
「ふぅ、ご馳走様!」
「お粗末さま。食後に何かいるか?お茶でもお菓子でも」
「ん〜、折角だけどこれからちょっと用事があるし、私達三人はパスで」
「そうか?分かった。また来てくれ」
またなー!と去っていった三人組を見送り、店内に戻る。
まだまだ始まったばかりだが、ようやく店らしくなってきたように感じる。
「あの…渚?」
「うん?」
テーブルを片付けて洗い物をしていると、紅茶を飲み切った華扇が話しかけてきた。
「お菓子って言ってたわよね?」
「お菓子…あぁ、食後の。言ってたな」
「…どんなのがあるの?」
と、興味津々に聞いてくる。
そうだった、華扇は確か甘党でお菓子が大好きという話を霊夢から愚痴として聞いていた。
「そうだなぁ、甘味も色々研究しようと思ってるし、ぱっと出せる物で言えば…」
煎餅、黒蜜白玉、大福、餅。
それからクッキー、フレンチトーストくらいだ、と今出せるものを伝えた。
ケーキとか手の込んだものも作ってみたいが、アレは結構奥深いからまた今度だ。
「えっ、じゃあそれ全部!」
「…ぜ、全部?全部って言ったか?」
「あっ…いやえっと、ダメだダメだ、私は修行の身、欲を捨て悟りを開き…」
…そう言えば仙人だった。
別に出来なくもないし、やってみるか。
「いいよ、ちょっと時間かかるけど」
「…え、いいの?」
「うん、驚いただけで別に無理じゃないし。まずは黒蜜白玉からね」
「…はい渚さん!待ってます!!」
そう言った彼女の目は、まるでおもちゃを買ってもらった子供のようにキラキラと輝いていた。
なるほど、こりゃ説教相手の霊夢には見せられないな。
ご覧頂きありがとうございます。
お気に入り、感想等励みになります。
咲夜さん初登場です。
幻想郷の住民って、意外と料理出来る人多いですよね。
ふと気になりましたが、宴会料理とかってどういうものが出されるんでしょうかね?
話は変わりますが、一話毎の字数は6000〜8000文字程度を狙って書いています。如何でしょうか?
長過ぎる、短過ぎる等ありましたら指摘頂けますと幸いです。