神の子   作:しろ0322

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推しの子とデスノートって同じ作品なんじゃないかと思ってきた

共通点
・キラキラネーム
・主人公高学歴
・複数主人公
・神と名乗るシーンあり
・人が死ぬ
・女たらし
・嘘吐き
・偶像


神である三つ子

「ライトお前、前世男なのに、よく母さんのおっぱい飲めるよな。ルビーは良いとしても、流石に20過ぎた男の授乳は倫理観的にアウトだろ」

 

(急に話しかけてきたかと思えば、何かと思ったがそんなことか)

 

「ああ、そのことか。別にいいじゃないか。むしろ拒否するのは母さんに対して失礼じゃないか?赤ん坊が母親の乳を飲む、どんな生き物でも当たり前のことじゃないか」

「しかも、僕は兄さんと違って、変なことを考えるアイドルオタクじゃないからね。純粋にお腹が空いたから飲む、ただそれだけのことさ」

 

最初は抵抗のあったライトであるが、母子の関係性、一般的な赤ん坊の反応を考慮すると、余程の理由がない限り、乳からの直接授乳の方が合理的という事になったのだろう。

アクアの授乳拒否は、側から見れば怪しい事間違いない。

 

「そういえば、この前散々俺の女性遍歴弄ってきたが、ライトはどうなんだよ。お前も結構酷いんじゃないか?」

 

大学時代6股をしていたことを思い出したライトであったが、その事は隠すべきだと瞬時に思った。

アクアの前世での女性関係は、バラエティ番組であったのなら、大層盛り上がるネタではあったが、ライトの6股の場合、比較的仲のいい男同士であれば笑い話になる可能性が高いが、この場で言えばドン引き必須である。

 

「いや、僕は昔も今も紳士でね。モデルをやっていた子と、アナウンサーをやっていた子の2人と真剣に交際してたよ。モデルの子とは結構長い間同棲してたかな」

「……ほら、モデルの方はちょうどテレビに映っている子のような髪色で、服装はゴスロリをよく着てたね」

「…で、アナウンサーの方は大学が一緒で、ミス東大をとるくらいの綺麗さかな」

 

「なにそれ、タイプめっちゃ真逆じゃん!?ていうか、モデルとキャスターって、結構ヤリ手!?」

 

「はは、ヤリ手って…。僕は特に意識してなかったんだけど2人とも向こうから来たから、特別悪い誘い方はしてないよ」

 

「お前、その調子だといつか刺されるぞ」

 

そんな軽口を話してると、少しやつれたミヤコがやってくる。

アイの代わりに育児を行うミヤコであったが、彼女は実子がいないため、初育児というのに3人の赤ん坊の面倒を見なければならない。

この育児は秘匿しなければならない事項であり、誰にも協力を頼めない以上、彼女は初めてだらけのことをほぼ一人で行わなければならず、その重荷に押し潰されそうになっていた。

 

「はー……。何で私がこんなこと…。」

「美少年と仕事ができると思って結婚したのに!頼まれたのは赤ん坊のお守り。しかも三つ子よ!いくら美少年って言っても、0歳児じゃ結婚できないわよ!」

「しかも、16歳が出産した挙句、父親不明って不祥事以外の何物でもないわ!」

 

そう悪態をつくミヤコであったが、それに対する三つ子の反応はまちまちであった。

 

「はぁ?ママに尽くせるのは幸福以外の何物でもないでしょ。むしろお金を払うべき」

 

「…いや、僕も常々思ってたけど、父親不明の未成年による出産って、普通に考えれば事件性しかないと思うよ」

 

「ああ、俺も初めてアイが病院に来た時は変だと思ったし」

 

 

「そうだ、このネタを週刊誌に売ったらお金持ちに……?」

「大金が入れば本旦のMOETを月間一位に押し上げることができる……!」

 

ミヤコは机の上にあった母子手帳や部屋に飾ってある家族の写真を証拠として撮り始めた。

 

「うわっ、やばいよ!どうする、ここで殺す!?」

 

「いや、無理だ。ノートがあればどうにか出来たが」

(!? なぜ僕は咄嗟にノートのことを。勿論悪は許せないが、人を殺そうと思うほどではない。では一体なぜ……?)

?)

 

「いやライト、ノートって、叩くくらいしか出来ないだろ。確かに、ほっといたらアイだけでなく僕たちも危ない」

 

「さっきから何よ。五月蝿いわね…」

 

三つ子の声大きかった事もあり、アクアの言葉が偶々耳に入ってしまった事で、ミヤコはこちらに気づいてしまう。

最悪の展開になろうとしたその時、ライトは咄嗟の行動をとった。

その時、不意にカーテンが動きライトに光が射す。

 

「その勝手な振る舞い、余りにも度が過ぎている。見過ごす事はできない。」

 

赤ん坊が大人顔負けに喋るという驚きに目を見開くミヤコであったが、彼女も芸能界に携わる身、よくテレビで見るドッキリだと思っているようだった。

 

「うそ…赤ちゃんが喋ってる…?いやいや、そんな事ない。どうせマネージャードッキリでしょ。もー、アイさんも人が悪いなぁ。みなさーん、もうバレてるので終わりにしていいですよ!」

 

なお、例えドッキリだったとしても、秘匿事項を週刊誌に売ろうとした時点で信用ガタ落ちである。

 

「普通の赤子が喋るなど我は見た事も聞いた事もないが、其方は見たことあるのか?我ら三つ子は普通の赤子と違い、常識の外にいる存在である。これから我らが言うことを一言一句その矮小な身に刻みこめ」

 

神が下々に天啓を授けるかのようにライトは続ける。

 

「我は新世界の神だ。そして神々は星野アイを神の化身として選んだ。これから世は乱れる為、彼女には偶像として人々を導いてもらおうと思っている。かの有名なジャンヌダルクも我々が化身として選んだ。星野アイにはジャンヌのように人々の道導となってほしい」

「それに、今まで其方に神託を授けていたが聴こえなかったか?再三に渡り、星野アイとその子供を守護せよと言ってきた筈だが」

「このままでは其方に天罰が降るだろう」

 

「て、天罰ってなんですか!?具体的に何が!?」

 

「死ぬ」

「我が願うと40秒経ったのち、心臓麻痺で死ぬ。我の願いは決定事項であり、其方の行いが悪であると判明すれば残りの寿命は40秒となる」

 

(おい、ライト。やけに具体的だな)

(ちょっと黙っててくれ。漫画で見た内容を適当に喋ってるんだ。兄さん達は神っぽく立っていてくれればいい。途中で合図してバトンタッチする)

 

ライトから神っぽくと言われた2人は、一方は悪行を働こうとしたミヤコを見下したかのような冷徹な顔をし、もう一方は暴君の娘のような尊大な笑みを浮かべる。

 

「4…、40秒!?もう私は40秒しか生きられないんですか……!?」

 

「……そうだな、本来であればここで尽きる命であったが、まだまだ役目が残っている故、特別に見逃した」

「次はない」

 

「あ…ありがとうございます。神様っ!?」

 

「…そして、今後のことについては後ろの二人から話がある。」

(兄さん、姉さん変わってくれ。正直限界だ……)

 

「いったい私はどうしていけば…」

 

「簡単なこと…星野アイと我ら三つ子の秘密を守るのだ。そして三つ子を可愛がり、何でも言う事を聞くのだ」

「さすれば、イケメンとの再婚も金持ちになる事も夢ではないぞ」

 

「マジですか!神のお墨付きならやります!」

「パシリでもなんでもやりますっ!」

 

こうして、丸く?事態は治った。

ミヤコが歌う変なオリジナルソングを聴きながら、僕たちは話し合う。

 

「これで協力者ができたからある程度自由にできるね」

「正直、流石に僕もずっと家の中じゃ退屈で。そろそろ前の世界と違うところも探しておきたかったし」

「実際、兄さん達もそろそろテレビを自由に見たかっただろ?」

 

「そうなの!やっぱりママの映像はリアタイで見たいからね!日中はほとんどミヤコさんしかいないから見放題だね!」

「いやー、さっきのだけど、ライトも漫画何て読むんだね。中々の迫真の演技。モデルじゃなくて俳優もいけるんじゃない?」

 

「俳優はちょっと難しそうだから遠慮しておくよ。さっきの話しか…。知人との話題でポップカルチャーについて出るからね。それに妹もいたし。流石にアニメは見ないけど、有名な漫画とかは勉強の一環としてね」

 

「……うわぁ。そんなとこまで勉強かよ。流石全国1位様」

「はあ、疲れた。……そういえばさっきミヤコさんが何でもやるって言ってたけど、おっぱい飲ませてくれるかな…」

 

「お兄ちゃん…!?」

 

疲れからか、不意にアクアの中のおじさんが姿を現した。

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