ありふれない光は剣士達と共に最強の親友と歩む 作:匿名希望のK
王国から離れた場所にいるアラタ達は休憩も兼ねて近くの街ブルックへと向かって居た。
「野宿にもそれなりに慣れてきたな」
「明日奈がいて助かったぜ、毎日美味い飯が食えるし」
「和人君〜?私の価値ってご飯だけなの?」
「ご、ごめんって」
アラタ達は最初は野宿など経験もしたことがなかった為不安が少しあったが、4日もすれば不安は消えていた。
「だけど実際食材理解のスキルは助かるよな」
「私も最初は必要か不安だったけどこのスキルとても便利ね」
「そう言えばあれから4日歩いたり途中で魔物を倒してたから少しはステータス上がってるんじゃないか?」
「んじゃ一度全員確認してみるか」
アラタが提案し3人はステータスプレートを取り出し確認をする。すると
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
3人とも自身の異常なステータスに驚きの声をあげる。
鳴星アラタ 17歳 男 レベル:エラー
天職:光の戦士デッカー
筋力:測定不可能
体力:測定不可能
耐性:測定不可能
敏捷:測定不可能
魔力:測定不可能
魔耐:測定不可能
技能:ウルトラDフラッシャー・ウルトラデュアルソード・神秘の光(フラッシュ)・力の光(ストロング)・超能力の光(ミラクル)・◼️◼️の光・愛人の加護・絆の繋がり・言語理解
アラタはステータスが測定不可能と異常な事態になっており
桐ヶ谷和人 17歳 男 レベル:エラー
天職:黒の剣士
筋力: 8500
体力: 10000
耐性: 8000
敏捷: 6900
魔力: 5000
魔耐: 8900
技能:剣術(アインクラッド)・投擲・索敵・変幻・交渉・軌道予測・二刀流・利用不可能・利用不可能・閃光の婚約者・愛人の加護・絆の繋がり・言語理解
結城明日奈 17歳 女 レベル:エラー
天職:閃光の魔剣士
筋力: 6000
体力: 10000
耐性:6700
敏捷:9000
魔力:24000
魔耐:8900
技能:剣術(アインクラッド)・光速移動・魔法(アルブヘイム)・食材理解・利用不可能・利用不可能・黒の婚約者・愛人の加護・絆の繋がり・言語理解
和人と明日奈も4日で上がるようなステータスではなかった。
3人はそれぞれステータスを見せ合い話し合う。
「これどういう事かわかるか?」
アラタの質問に2人は首を横に振る。それも当然であるこの4日は特別な事はやっていないそれでこのステータスは神に召喚されたとしても異常の一言である。
「これ、俺達街に入れるのか?」
「隠蔽しとかないとまずいと思うわ」
「だよなぁ〜」
明日奈の提案によりステータスの一部を隠蔽しアラタ達は目の先に見える街ブルックへと向かう。
「ブルックの街へようこそ、確認の為ステータスプレートを拝見しても?」
「それじゃあ俺から頼む」
街に到着すると門番がステータスプレートの提出を言ってきた。先ずは異常な変化をしていたアラタがステータスプレートを取り出し渡す。
「・・・うん特に異常はないな、通って良いぞ」
(あれ?レベルが隠せなかったから聞かれると思ったんだけど?)
ステータス隠蔽でレベルが隠せなかった事で何か言われると思っていたアラタは何も言われなかった事に疑問を抱きつつも門番の横を通る。続いた和人と明日奈も特に言われる事はなく街へ入る。
「このステータスって普通なのか?」
「そんなわけ無いだろ、だけどあの門番の反応はおかしいよな?」
俺と和人は考えるが一向にわからない暫く考えたが諦め冒険者ギルドへと向かう。
中に入ると色んな冒険者がテーブルに座っていたらカウンターで依頼などを受けていた。アラタ達は登録と素材の換金にやってきたので並んでいる列に入る。
列が進んでいきアラタ達の番となるカウンターには活気のいいおばちゃんが座っていた。
「冒険者ギルドブルック支部にようこそ私はキャサリン、今日は依頼を受けにきたのかい?それとも素材の換金かい?」
「冒険者登録と道中で倒してきた魔物の素材の換金をお願いします」
キャサリンと呼ばれた受付にアラタは今日やってきた目的を話す。
「そうかい、じゃあ登録からやっておくよ。」
「?登録から先にやると何か得なんですか?」
明日奈の質問にキャサリンは驚いた表情をし、そして説明を始める。
「まず冒険者カードを提出して素材の換金をすると1割増で買取が出来るんだよ。」
「それは得だな」
キャサリンからの説明を受けアラタ達は冒険者登録を済ませる。換金して貰った金額から差し引き残りは3万ルタ。キャサリンの紹介で宿屋を教えてもらいアラタ達は「マサカの宿」に宿泊する事を決めた。
しかしまだ昼を少しすぎた時である為アラタ達はライセン大峡谷に向かう事を決めた。
「ライセン大峡谷.......そこに行けばレベルアップは出来るか?」
「まぁ行けばわかるだろう」
「峡谷にしか無い調味料でもあれば良いんだけど」
和人とアラタはレベル上げ目的に明日奈は調味料目的だった。
ブルックから移動しアラタ達は峡谷へとやって来た。
その場所は断崖絶壁に挟まれ頂上から落ちればひとたまりも無い。生きていてもそこに住む魔物に殺されてしまうと言われた場所。しかし
「・・・・・・なんか」
「呆気なかったな」
アラタと和人の周りには切り裂かれた魔物拳方に顔の一部が変形した魔物と2人によって倒された魔物の屍の山、明日奈は壁際などを歩き回って草花などを探している。
「なぁ、峡谷の魔物ってそれなりに強い筈だよな?」
「ハジメが言うにはベヒモスほどじゃ無いけどそれなりに強いらしい。それに攻撃魔法も分散されて使えないとか」
「じゃあアラタやっぱり」
「あぁ、俺たちの異常なステータスのせいだろうな。」
和人とアラタはもう一度ステータスプレートを見るが、やはり変わっておらず、アラタは測定不可能・和人は異常な高ステータス。
「なんでいきなりこうなったんだ?」
「和人アレだろ、考えたら負けってやつ」
「これならハジメを助けに行けるんじゃ無いか?」
「それは思ったけど、少し不安でな。それに俺は一つの覚悟をする為にも少し旅はしたいんだ。」
「覚悟?なんだそれ?」
アラタの言葉に和人は不思議そうに言葉を返す。アラタは真剣な表情になると和人に言う
「
アラタの言葉に和人は息を呑む。それはアラタが絶対に言わないと思っていた言葉であったからだ。
「・・・アラタなんで殺す必要が」
「俺は檜山に殺されかけた、普通相手がどれだけ憎くても人は思いとどまれるはずなんだ。だけど此処は俺たちがいた日本でも世界でもない。それなり向こうの常識なんて関係ないと思う奴は居る。殺されかけた時俺はその時に殺せるかわからない、だから今のうちにな.......」
真剣に言っているアラタだがその手は少し震えていた。和人はアラタの考えに自分もそれに当てはまる事を痛感する。此処は日本じゃない生きる為には相手を殺す必要にある弱肉強食の世界。
「別にお前までしなくても良い。これは俺個人の考えでもあるから」
アラタはそう言って少し離れ魔物を解体していく。和人はそんなアラタの背中を見ながら自身の手を見つめた。
ブルックに戻り換金をお願いすると、峡谷の魔物なだけありそれなりの資金を手に入れたアラタ達。3人はマサカの宿に向かいチャックインを行う
「いらっしゃいませ!マサカの宿へ!宿泊のみですか?食事付きにしますか?部屋は2人部屋と3人部屋がございます。お風呂もございます。15分100ルタです」
受付の人に対してアラタはテキパキと言っていく
「それじゃあ3人部屋を一つ、飯は抜きでいい、それと風呂は1時間で頼む」
「了解しました!」
チェックインを済ませるとアラタは窓際のベッドに和人がその横に座り明日奈はその隣。アラタ達が3人で宿を取るときは大体こうなるらしい。何故かは不明
「ちょっとそこら辺を歩いてくる」
アラタはそう言って部屋を出ていく。
部屋に残った和人と明日奈、和人は昼の話もあり少し暗い表情をしていた。それに気づいた明日奈は和人のそばへと寄る。
「和人君大丈夫?」
「あぁ、悪い悪いように見えたかな?」
「かなり暗い顔だったよ。昼にアラタ君と何か話してたよね?私にも教えて」
「・・・・実はな」
和人はアラタに言われた事を明日奈に全て話す。それを聞いた明日奈は口元を押さえていた。
「アラタ君が......そんな事を......」
「あぁ、俺多分怖いんだと思うんだ。アラタがこのまま変わってしまって俺たちの知っているアラタが消えてしまいそうで」
和人は顔を俯けそうこぼす。明日奈はそんな和人を抱き寄せ頭を撫でる。
「明日奈?」
「大丈夫.......きっと大丈夫、アラタ君はきっと私たちの知っているアラタ君だよ。どんなに姿や性格なんかが変わっても私達の知っているとっても優しくて友達思いのアラタ君だよ。」
「そう......だな.......アラタはアラタだ、きっと変わらない。・・・よっし、俺もアラタの言ってた覚悟と責任を決めるか」
「うん勿論2人だけには背負わせないよ。私と和人君はアラタ君ほど覚悟や責任は無いけど2人で乗り越えよう。」
「あぁ、俺が明日奈を護る。そして罪の半分を背負う」
「そして私が君の護る。そして罪の半分を背負ってあげる。」
『そしてアラタを護る。』
2人は頭と頭を合わせ手を握りそう誓った。
数分後帰ってきたアラタは少し表情が柔らかくなった2人に対して「なんなの?キモっ」と言って少しシバかれた
翌日
アラタが目を覚まし顔を横に向けると明日奈が和人の布団に横になり顔をニヤつかせていた。
アラタは顔を戻し二度寝をする。
(現実逃避じゃない。眠いから二度寝するんだ)
アラタは誰に向かって言い訳しているのか不明だが心の中でそう呟いた。
少しして
「ふぁ〜.......よく寝た〜」
「ふぁぁ〜、もう朝か」
「2人ともおはよう朝ごはん準備できたよ♪」
「・・・ハァ」
和人と同じタイミングで起きたアラタはご機嫌な明日奈に対してため息を少し
「どうしたんだよ?ため息なんてついて?」
「ん?別に.......少しな、アラタはそう言って最初に起きた時の事は夢だと言い聞かせた。」
朝食を済ませると3人はブルックの街を散策する。街と言うだけありそれなりに店も多く、ゆっくりと回るには適していた。
先ずは着替えなどを買う為に服屋に赴く3人、その時3人は怪術を見た。190はくだらない巨体に鍛え抜かれた体そして顔には化粧そして
「いらっしゃ〜い♪私のお店にようこそ、あらやだ3人ともいい格好じゃない♪」
と言う口調アラタ達の後方には宇宙猫が3匹虚空を見つめていた。
店から出来た3人明日奈以外の2名はやつれた顔をしていた。
「だ、大丈夫?2人とも?」
「なんなんだよあの人.......あんなに強そうなのに服屋営んでるししかも店の商品の何個かは自作って.......」
「しかもオマケにセンスがいいわ、それぞれ似合う色や服を選んでくるわ.......もう考えたくねぇ」
「で、でも!いい人だったよ?」
明日奈はフォローを入れるが2人は疲れてた。そんな時3人の目の前に3人の男が立ちはだかった。
3人は明日奈に狙いを定めると90°のお辞儀の後に手を出し
『明日奈様!どうか俺と付き合って下さい!』
「ごめんなさい」
告白するも見事玉砕、お返しの返事1秒未満。
3人はガーンとなるも諦めない精神は高いらしく引き下がらない様子、流石の明日奈も困ったらしく和人に顔を向ける。和人はため息を吐き、明日奈の前に立つ。その事に3人は敵意をあらわにする
「おうおうおう!なんだテメェは!」
「俺たちは明日奈様に用があるんだよ!」
「さっさとそこからどきやがれモヤシ野郎!」
(あっアイツら終わったわ)
3人目の言葉にアラタはこれから起きる出来事を予測して心の中で合唱をする。
「和人君はモヤシじゃない!」
『ウベラッ!』
明日奈の見事な正拳突き(3連発)が炸裂し3人は口から泡を吹きながら道の真ん中で倒れた。
明日奈が何故此処まで起こるのか、それは和人の体格の問題である。和人は背はそこまで高いとは言えないが鍛えていないわけでは無い、つまり着痩せタイプであり服を着ていると細く見える。しかし明日奈は和人が鍛えて筋肉があるのを知っている、しかも鍛えた理由が「明日奈を護る」と言う事、その事に明日奈は完全に虜になり元の世界でも和人がモヤシと言われると正論で叩きのめすか・蹴りや正拳突きでのノックアウトを相手にしていた。
「あ、明日奈さん?流石にやり過ぎでは?」
「だって!だって和人君を!」
「お、落ち着け!大丈夫明日奈だけでもわかってくれたら嬉しいから」
和人はそう言って明日奈の髪を優しく撫でる。明日奈は顔を和人の胸に押し付けグリグリとしていた。アラタは少し離れて苦いコーヒーモドキ(明日奈作)を飲んでいた。
数分後
落ち着いた明日奈は和人と手を繋ぎアラタの元に近づいてきた。
「ようやく落ち着いたか?」
「今回は少し長かった........」
「・・・」プクー
(完全に落ち着いた訳じゃないか、......今日は俺隣の部屋を取ろう)
アラタ達はそのまま買い物や食材の調達を続けた。
そして宿に戻った後アラタは受付に隣の部屋に入る事を言いその日は隣で眠った。
翌日、艶々になった明日奈と疲労困憊で少しやつれた和人が部屋から出てきた時アラタは和人の肩を叩き数回頷いた。