ありふれない光は剣士達と共に最強の親友と歩む 作:匿名希望のK
兎人族を連れ樹海を目指すアラタ一向その道中魔物に襲われるもアラタと和人そして明日奈の3人の連携によりそれらは全て倒される。
3人は魔物を倒しているが今までのようにスムーズに倒せないでいた
「ようやくついたな樹海に」
アラタ達は目的地の樹海の森の入り口に立っていた。そしてアラタは馬車を止め後ろを開放すると、明日奈によって仕立てられた服をきた兎人族達が出てくる。
「何から何までありがとうございます。」
「良いって事さ、どうせ目的地は決まって無かったしな」
感謝を述べる兎人族にアラタはそう返す。兎人族達は樹海に向けて足を進める。アラタ達も踵を返し樹海から離れようとすると兎人族達の方向から話し声が聞こえてくる。
「貴様達何処の兎人族だ!族名を名乗れ!」
「わ、私達は.........」
「名乗らぬのであれば通すわけには行かない!即刻立ち去れ!」
雲行きが怪しくなってきたためアラタは和人と明日奈の方に視線を向ける。2人も理解したのか頷き3人は先ほどの兎人族達の方向へ駆け寄る。
視線の先には虎の亜人が兎人族に対して武器を構えそして威圧するような体勢でいた。故にアラタはウルトラデュアルソードを手に持つ、和人は剣を明日奈も細剣を携える。
「おい待てよ!なんで亜人が亜人の味方をしないんだよ!」
兎人族と虎の亜人の間に入りアラタは開口一番にそう叫ぶ。それをみた虎の亜人たちは一斉に警戒を強める。
「貴様ら人間を招き入れたのか!これは反逆罪だ今この場で即刻死刑にしてくれる!」
「なっ!?」
虎の亜人の言葉にアラタは自分達が介入した事で、余計に事態を悪化させた事に気づく。しかしもうこうなってしまってはどうにもならない、あちらは既に戦闘体勢こちらも戦えるが守りながらでは部が悪い。
「使うしか.........ないのか.........ッ!」
アラタは意を決して剣を地面に突き刺すと左手を出す。そして左手にウルトラDフラッシャーを持つと右腰に装着されたケースからウルトラマンデッカー フラッシュタイプのカードを装填しレバーを引く。
「輝け!・・・フラッシュ!デッカー!」
アラタはウルトラマンデッカーへと姿を変える。そしてファイティングポーズをとった時、虎の亜人達はまるで信じられないものを見るかのように驚いた顔をしていた。
「ッ!おいお前急ぎ長老達に報告してこい!
隊長と思われる虎の亜人は部下にそう指示をする。アラタは何が起こっているのかを理解できないでいたが、、後ろの戸人族の子供が目を輝かせ近づき行ってくる
「凄い!お兄ちゃんは伝説の
「え?」
その子供の言葉にアラタは訳がわからない、和人と明日奈も呆気に取られる気付けば武器を下ろしていた。
暫くすると虎の亜人が戻ってきて俺たち3人と兎人族は亜人の里へと招待される事となった。
アラタはいつ攻撃が来ても対処できるようにデッカーの姿は解かずに着いていく。道中さっきの子供から光の戦士について少し聞いた。
曰くその戦士囚われの亜人達を解放した者なり
曰くその戦士は3つの力を使い亜人達を救っていた者なり
差別の酷かった亜人が唯一信じ、信頼していた戦士であり神の様な存在だったと
ここまで聞くと亜人を助ける救世主の様だが、疑問に思うその昔の光の戦士は自分と同じ人間だったのか?もしくは俺と同じ様にあの空間で力を与えられた人間なのかと
そうこう考えているうちにどうやら目的地についたらしい。そこは唯一霧のかからない場所で村の様になっていた、様々な種族の亜人が住んでおり普通では考えられない光景だ。
俺たちは兎人族達と共に上にある大きな家の様な場所に向かって行く。そこへ入るや否や、俺の姿を見たその場所にいた亜人達は膝をつき心臓の位置に手を当て顔を下げる。
「い、いきなりなんなんだ!」
「申し訳ない、しかし我々亜人にとって貴方の様な光の戦士はそれだけ偉大な存在というわけだ。」
その中の1人であるエルフの亜人の人物が言ってくる。兎に角俺は膝突きをやめてもらい椅子に座る、どうやらこの場にいるのは各亜人の長老達の様だ。俺と和人は椅子に座り明日奈は兎人族達に付き添い話が始まる。
「さてそこの兎人族達だが、そなた達の族名は?」
エルフの亜人アルフレリックは俺たちが連れて来た兎人族達に質問する。その中で1番年上であろう女性の兎人は一歩前に出ると質問に答える
「我々は、ハウリアの一族の者です」
女性に答えにその場にいた長老たちはざわざわと言い始める。俺はアルフレリックに対して質問する
「なぁどうして族名を聞いてこんなに騒いでいるんだ?」
「・・・そうだな話そう。」
アルフレリックは話をして行く。
どうやらハウリア族に生まれた白髪の兎人族が問題の様で不吉と言われる髪の色に魔力を直接操れる魔力操作のスキルで魔物と同一視したらしい。そしてそれを長年によって匿ってきた一族は同罪として追放そして白髪の兎人は即刻死刑宣告を受けている様だ。聞いてて思ったが別に何か起こっていないのだから留めておいても良いじゃないか!
そう思っていた時熊の亜人の長が痺れを切らした
「もうよい!族長のカムやその厄災の子がいなくとも罪人は罪人だ!今この場で俺が刑を執行してやる!!」
「ふざけないでちょうだい!大体そんなの貴方たちの勝手な意見でしょう!生まれた子に罪はないわ!それに貴方の子供がもしその子と同じ様な様に生まれたら貴方はどうするの!」
「えぇい黙れ!余所者の人間族が!」
明日奈は熊の亜人の長に対して物言いをする。しかし熊の亜人は待ったなしで拳を振り上げる。
その行動に俺と和人はすぐさま動く、俺は熊の亜人の長と明日奈の間に入り、和人は明日奈を抱えると兎人族達の側まで駆け寄り剣を抜刀する。
俺は熊の亜人の攻撃を防御もせずに只々殴られ、壁に打ち付けられ地面に落下する。俺を殴った熊の亜人の長は驚愕に表情になっていた。
「ゲホッゲホッ!どうだ?気は晴れたか?」
俺の言葉に熊の亜人だけではなくその場にいた長の全員が驚いていた。俺は気にせず言葉を紡いでいく
「俺は亜人の救世主みたいなものなんだろ?だけどな俺は自分の役割をそんな事とは思ってない。俺は救いたい人達を救う、それは人間も亜人も魔族だって関係ない!お前達がこの兎人族達を処刑しようって言うなら俺はそれに意を唱える!」
俺の言い分を聞いた後長老たちは黙ってしまった。やがてアルフレリックは口を開く
「この村に置いて我々の意見は絶対だが、光の戦士に意見は我々よりも上である。」
「そうか、だったら兎人族の処刑は取り下げてくれ」
「それは出来ない、掟では罪人の処刑は覆らぬ」
俺の言葉を否定したのは鳥人族の長老だった。俺は思考をめぐらせる。どうすればこの状況を終わらせるのか。俺は一つだけ答えを見つける
「わかったけど確認を良いか?掟は絶対なんだな?」
「あぁそうだ」
「ならば兎人族は村を出てこの樹海の別の一角で住まわせる」
「なに!?」
俺の言葉に鳥人族の長老は驚いていた。
「兎人族は追放と死刑なんだろ?だけど一族は追放ってだけだ。それならこの樹海の別の一角で住むことくらい良いだろう」
「ッ..........」
俺の言葉に鳥人族の長老も黙った。俺が言ってるのはあくまで抵抗の一声しかし亜人の長老たちよりも俺の光の戦士の言葉が上である以上この決定を覆すことは出来ない。
やがてアルフレリックはため息を吐くと口を開く
「では光の戦士の決定により兎人族、ハウリアの者達はこのフェアベルゲンから追放する。」
俺の意見は通り兎人族は死刑を免れた。俺は肩の力を抜き一息つく
そしてそれからはなにも起こる事をなく俺達と兎人族は樹海の村フェアベルゲンを後にする。
フェアベルゲンより離れた場所にて俺たちは足を止め腰を降ろす。
「ぶはぁ〜、超緊張した〜」
俺は緊張の糸が解け大の字になって寝転ぶ、兎人族達は未だ状況が呑み込めないのかまだ動揺している者が多かった。
「はぁ〜、なぁアラタなんで防御もせずに攻撃を受けたんだ?お前なら防御どころか反撃だっていけただろ?」
「そうよ!どうしてただ殴られたの!」
和人と明日奈は俺が殴られた事に対して問いただす。俺は2人に向き合い言葉を述べる
「一度冷静にさせる為だよ俺のこの姿は亜人にとっては恩人の様なもの、まぁ恩人に対して仇を返す行為をさせれば少しは頭が冷えるかなって思ってな」
俺はそう答え変身を解除する。立ち上がり背伸びをすると頬に痛みが走る。
「痛ッ!」
「アラタ大丈夫か?」
「ちょっと傷を見せて」
明日奈に傷を見せる。明日奈は呪文を唱え俺の傷の場所へと光を当てる。痛みが引いていき治ったのを確認する
「うんもう大丈夫ね」
「ありがとうな明日奈」
「ううん、私が突っかかって負わせちゃったみたいだし」
「気にすんなどうせ和人も同じ様な事したさ」
「うーん.......俺ならもうちょっと上手く出来たな」
「かーずーとーくーん?」
「冗談です」
俺は少し微笑むと兎人族達を見る。兎人族達は危機を脱したがまだ表情は暗いままだ。
するとその中からの女性の兎人族が1人前に出てくると感謝を述べる
「助けて頂いただけでなく我々の命を救って頂き感謝します。」
「気にしなくて良い、でもアンタ達はどうして表情は不安そうなんだ?」
「・・・死刑から逃れられたとは言え樹海の中でも我々兎人族は弱小種族、ここを逃れても樹海の魔物が.......」
俺は今になって気づく、兎人族は戦闘力の低い種族、しかしその見た目で愛玩用の奴隷として人気であると。フェアベルゲンによって守られた種族がそこから追放されればその先にはなにが待っているかは用意に想像できた。
(俺は今を救う事ばかりを考えて後の事を考えてなかった。なにが救世主と同じだ!結局は後先考えない奴じゃないか!)
俺が後悔をしていると和人は肩を叩き
「安心してくれ少しの間だけ俺たちがアンタらの身の安全は保証する。少し暮らせるくらいの設備にしたら俺たちは去るけどそれまでは安心してくれ」
和人の言葉に兎人族達の表情は明るくなった。俺は和人の方を見ると和人は親指を立てサムズアップする
和人に感謝しつつ俺たちは衣食住に必要な食と住の準備をする。
明日奈は食事の用意を数人の兎人族の女性たちと取り掛かり和人は簡単なハンモックを作り俺はミラクルタイプの念力を使い大きい木の中を空洞にすると一箇所をくり抜きテーブルや椅子を作り明かりとして光苔を取り出す。
この苔は水を垂らすと淡い光を放つ苔でそこまで眩しくないので光が漏れる様なこともない。しかも乾かせば何度でも使えると言う便利性がある。
「みんなー!ご飯出来たわよーー!」
明日奈の声でハンモックを作っていた和人達は一目散に走り出す。俺は最後にこの木に光を送り強度を上げる。
ミラクルのテレポートで移動すると既に和人達が食べていた。
「おうアラタ!遅かったな!」
「お前飯に対してすげぇ意地張ってるな」
「違うぞアラタ、明日奈の飯だから意地を張るんだ!」
「自慢そうに言うな!」
その言われた本人は顔を隠してる赤くしていた。
あぁ〜はいはいご馳走様ご馳走様、もうどうでも良いからさっさと食ってくれ、胃もたれしそうだ。
そうして俺たちは樹海で1週間程過ごした