「理事長が狙われたのか?」
「あぁ、理由は分からないけど、あのゾディアーツが言っていた言葉が、気になって」
あの戦いの最中、ゾディアーツが言った一言。
それが、どうしても、気になって仕方なかった。
これまで、学園しか現れなかったゾディアーツが現れなかった。
その理由は既にJK先輩から聞いている。
生徒の個性を伸ばし尊重する校風だが、個性毎にヒエラルキーが構成され、中には「トラッシュ」と差別され、迫害される生徒も現れるなど極端なスクールカーストが存在しており、ヒエラルキーの下位に立たされた生徒が、上位に立つ生徒などへの復讐や下克上を企てるという殺伐とした事も日常茶飯事である。
さらに、生徒の中には『個性』や『自由』の意味を履き違え、それらを後ろ盾にして歪んだ欲望や野心を抱いたり、周囲の迷惑を顧みずに好き勝手な行動をとる者が後を断たず、(生徒会や教師達でさえも生徒達の制御がとれていない状況にある。
「だから、理事長が狙われているのは、そんな状態を放っておいた奴だと思われたんじゃないのかなぁ?」
「そう、なのか」
疑問はあった。
だけど、本当にそれが理由なんだろうか?
「とにかく、怪しい奴がいないかどうか、調べないと」
「そういう事だったら、少し心当たりがあるんだよねぇ」
それと共にJK先輩は、既に調べている事を教えてくれた。
「実は、ゾディアーツの事に関しては、色々と話題にはなっているんだよ。
だけど、それが一体、なんで起きているのかまでは謎。だからこそ、調べる人は勿論いる。
だから、少し探りを入れてみたら」
「この人達という訳なんですね、少し行ってみます!」
「あっ、慌てすぎだね」
「いやぁ、これって、結構大変そうだなぁ」
俺達はすぐにJKさんが調べてくれた人物の元まで、真っ直ぐと走る。
向かった先、そこには、やはり目的の人物がいた。
「あなたですよね」
「……何の用かね?」
「聞きたい事があるんですよ、刑事さん」
そう言った刑事さんは、こちらを見る。
「聞きたい事だと、それに私に何を聞きたいんだ?」
「刑事さんが、ゾディアーツだからですよ」
その言葉に対して、刑事さんは笑う。
「なんだね、そのゾディアーツというのは?」
「じゃあ、ポケットの中に隠しているの、見せてくれませんか?」
俺は、そう刑事さんに問いかける。
それに対して、刑事さんはこちらを見つめたまま、警戒していた。
「君は、この学園で行われている事を知っているのか?」
「俺も、まだそこまでは。だけど、あなたが理事長を狙うんだったら」
「簡単だ、私の親友が、この学園に消された。学園の謎を迫る為に」
「なんだって?」
それには、驚きを隠せなかった。
「だからこそ、この学園での悪行を探った。
やがて、この学園で、何が行われていたのを知った。
だからこそ」
その言葉と共に、刑事さんは、ポケットの中から取りだしたスイッチを取り出し、押した。
それと同時に、その姿が変わる
「確か、サジッタ・ゾディアーツ」
事前に送っておいた情報を解析した結果、その正体が矢座のゾディアーツである事が分かる。
「だとしたら、もう一人は、どこにっ」
そう言っている間にも、油断はできない。
「やるしかないのかっ」『セイザーゴルビオン』
鳴り響く音声と共に、瞬時に、俺は、その身体を青く鮫を思わせる鎧と蠍座の力を纏った姿へと変わる。
同時に、その手に、武器である聖転鋸ブラスト・ソーを構える。
橘さん、出ちゃいますか?
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出る
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出ない
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ナズェミテルンディス!!