無事に試験に合格する事が出来た。
未だにあの後、エリーヌ先輩の目的が分からず、困惑は続いた。
しかし、それもすぐに、その目的も弦太郎先輩が調べてくれた。
「歌星先輩の身体を治したのは、その資格があって、試験もゾディアーツの力ではなく、人間としての自分の力で戦うですか」
「あぁ、エリーヌは嘘をついていない。
俺は、そう確信している」
そう言った、弦太郎先輩は、確かに言った。
ゾディアーツになった事自体は、間違っていると思う所もある。
だが、同時にエリーヌ先輩が、本当に良い人である事も、理解出来る。
「あのアクエリアスの能力も、正直に言うとゾディアーツではなければ、本当に凄い力だと思いますから」
ゾディアーツは、使用者にどんな影響をもたらすか分からない危険な部分がある。
だが、アクエリアスは、自身だけではなく、他人の治療まで瞬時に可能とする能力を持っている。
「エリーヌは、本気で宇宙を目指して努力している。その夢も、俺は信じたい」
「・・・分かりました、俺も、先輩の言葉を信じます」
「あぁ、何よりも、あいつは俺との勝負を受けてくれたからな」
「城島先輩が、最後まで試験に勝ち残る事が出来れば、スイッチを捨てるという約束ですよね」
それと共に、俺達もやるべき事を理解し、試験に臨む事になった。
第二試験は、ロボット制作試験。
チーム分けでは、残念ながら、俺は別のチームとなってしまった。
「それにしても、よりにもよって、あの三人が同じチームだとはな」
「なんだか、不安になる内容ですが、信じるしかありませんね」
そう、歌星先輩もまた、別のチームになってしまった3人を見ながら、呟く。
それと共に、俺達Aチームへと入る事にした。
今回のロボット製作において、歌星先輩はある意味、心強い味方である。
そのまま、設計図通り、すぐに行おうとした。
だが。
「音声センサーがない」
「えっ!」
本来だったら、音を頼りに、物を取るはずのロボット。
だが、その肝心の音声センサーが、用意された箱の中にはなかった。
ロボット製作を行う際に必要な音声センサーがなければ、ロボットすら作れない。
「どうすれば」
「ならば、ボールを追いかけるロボットに変更しよう」
「どういう事なんですか?」
「音声がない代わりに、カメラで一定に物を追いかけるロボットだ。
とりあえず、これを基本に、製作を行っていこう」
そうした、杉浦先輩の言葉には、俺は驚きを隠せなかった。
それと共に、開発したのは。
「大文字君かぁ」
ボールを追いかけるロボットという事で、まさかの大文字先輩をモデルにしたロボットを作った。
そうして、説明をしている間にも、おそらくは誰かがくしゃみをしていた。
なんとか、Aチームのロボットの開発が無事に終えた。
そして、それはBチームも、また同じだった。
ただ。
「なんだか、エリーヌ先輩の様子が変だけど」
それは、まるで何か怒りを隠すように。
「エリーヌ先輩、どうしたんだろう?」
その様子に、俺はすぐに気になって向かった。
そこには、丁度、弦太郎先輩もいた。
「弦太郎先輩、もしかして」
「あぁ、なんだか、違和感を感じてな」
その言葉と共に、俺達はそのまま進むと、そこには、なんとアクエリアス・ゾディアーツに変身したエリーヌ先輩が城島先輩を襲う光景だった。
「なっ、おい、止めろ!」
「何をしているんですか!」
俺と弦太郎先輩はすぐに止め入る。
それと同時に、向こうでは、これまで話だけでは聞いた事のあるリブラ・ゾディアーツまで、その姿を現した。
幸い、それは既にメテオに変身した朔田が止めてくれた。
「今は止めなくては」
その言葉と共に、俺と弦太郎先輩は同時に頷くと共に、構える。
眼前には水瓶座と天秤座のゾディアーツがいる。
ならば、ここは。
「変身」『超星神ドルクルス』
その音声が鳴り響くと共に、俺はまるでカブトムシを思わせる装甲を身に纏ったアーマーを身に纏いながら、そのまま構える。
橘さん、出ちゃいますか?
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出る
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出ない
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ナズェミテルンディス!!