俺が現在、入院している病院は、不気味な場所である。
普通に昼のはずだが、なぜか全体的に暗く、ホラーゲームの世界に迷い込んだのではないかと勘違いしてしまいそうな雰囲気である。
「いや、本当に、同じ学校の先輩がいて、少し、気が楽になりましたよ」
そう言いながら、俺はこの病院で知り合った先輩である壬生先輩と歩いていた。
どうやら、診察の時間という事で、移動したかった先輩という事で、俺も一緒についていった。
「そう、まさかこうして同じ学校の後輩と会うなんてね」
壬生先輩も少し驚いた様子ながらも、落ち着いていた。
この病院で最初に会った時は、かなり暗い雰囲気もあって、近づきにくかった。
だが、そこから徐々にだが、話す機会が多くなり、こうして時折雑談する程度までになった。
「それにしても、先輩はなんで入院したんですか?」
「……下らない事よ。
とにかく君は、学校に帰ったら、しっかりとルールを守りなさい」
そんな会話をしている時だった。
「おぉ、天馬! 丁度良かった」
そう、俺に話しかけている人物がいた。
けど、その人物に見覚えがなく、思わず首を傾げる。
「えっと、どちら様でしょうか?」
「俺だよ、俺! 如月弦太郎だよ!」
「……えぇぇ!!!」
そうして、入って来たのは、なんと弦太郎先輩だった。
「いや、なんで、そんな髪型になっているんですか!?」
「少し訳があってな、それよりも、今、杉浦が大変なんだ」
「杉浦先輩が?」
それに対して、俺は首を傾げる。
試験では一緒のチームだと言うこともあって、ある程度は知っている。
「あいつは会長代行になった途端、厳しい法度で生徒を縛り付け自由を奪ってるんだ」
「それのどこがいけないの?」
その言葉と共に、先輩が突然、笑い始める。
「学園は、本来ルールを教える場所。
彼は私の理念を引き継ぎ、実行しているだけよ。
それじゃ、先に帰らせて貰うわ」
そう、言って、先輩は、そのまま去って行った。
「弦太郎先輩、一体、何が起きたんですか?」
「実は、杉浦が、どうやらタウロスだったんだ」
「えっタウロス!?」
まさか、ここに来てホロスコープスという事に、俺は驚きを隠せなかった。
どうやら、学園で杉浦先輩は、学園法度と呼ばれるのを作り出したらしい。
それによって、自由が売りの学園を厳しい校則で、支配しようとしていた。
「だけど、俺が会った時の先輩は、そんな印象はなかったと思うけどな」
「他の奴らから聞いても、同じだった。
だから、もしかしたら何か知っていると思ったんだがな」
だから、この病院に先輩が来たのか。
「分かりました。
俺の方でも、説得してみます。
もしかしたら、何か分かるかもしれないので」
「おう、だったら、そっちは任せたぜ!」
先輩からの言葉を受けて、俺もまた、今の俺に出来る行動をする為に、動き始める。
橘さん、出ちゃいますか?
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出る
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出ない
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ナズェミテルンディス!!