弦太郎先輩から、今の学園の様子を聞いた。
その様子は、一言で言えば、独裁者による支配だった。
以前のアリエス・ゾディアーツこと山田竜守が昴星高校で行った支配によく似ていた。
「・・・先輩は、本当にこのままで良いと思っていますか?」
「杉浦君は、私の正義を理解してくれた。だからこそ、今も活動している」
だが、俺はどうも、何か違う気がした。
杉浦先輩とは、僅かだが、同じ班で活動した。
そして、他の先輩達から、杉浦先輩の事に関して、色々と聞いた。
ゾディアーツになったから、そう簡単に、人は変わるのか?
そんな疑問にぶつかった際、先輩から電話が掛かってきた。
「弦太郎先輩」
『天馬、ようやく分かったぜ!杉浦が、あそこまで学園を変えようとした理由を」
それと共に弦太郎先輩からの言葉を聞いて、同時に俺は納得した。
「先輩、分かりましたよ、杉浦先輩が、なんであんな事をしたのか」
「何かしら?」
「先輩が好きだったから」
「はい?」
俺の言葉に、首を傾げた。
「杉浦先輩は自らの考えから、規律を順守すべきと考える先輩とは対立していた。
だけど、天高でも札付きの悪と名の高い不良達の行動によって負傷したのを知った事で悔恨と復讐の為ゾディアーツスイッチに手を出し、手始めに先輩を怪我を負わせた不良達の魂を抜き取り忠実な下部にさせた。
スイッチの影響からか次第に独善的な外道になり下がっていき、その矛先は成果を上げられない風紀委員達にも向けられました」
「あの杉浦君が」
それには、さすがの先輩も驚きを隠せなかった。
「このまま、杉浦先輩が怪物になっても、先輩は本当に良いんですか!!」
俺は、そのまま本音をぶつけた。
先輩は、僅かに迷った。
だが。
「すぐに学校に向かうわよ。
本当だったら、あまりしたくないけど」
「先輩!だったら、俺がすぐに送ります」
「送るって「変身!」えっ、きゃぁ!!」
俺はそのまま変身すると共に先輩を連れて、天高へと向かう。
空を飛ぶ事に驚いた様子の先輩だったが、それによって、空から見た天校を見た先輩は。
「これが、杉浦君が、止めなきゃ」
「でも、どうやって」
「少しね、試してみないといけないから」
そう言って、先輩に言われるがままに屋上へと辿り着く。
それと共に、到着すると共に、先輩は何かを取り出した。
「これは?」
「もしも、残っていたらと思ってね。案の定、残っていたわ」
それと共に、先輩は何やら準備をしていた。
そして、始めたのは、花火だった。
それを聞いたのか、すぐに屋上にやってきた杉浦先輩が来た。
「ここで何をしている!?」
「見れば分かるでしょ?花火、バーベキュー!」
「明らかな法度違反だ!処刑してやる!」
そう、杉浦先輩は、そのまま迫る。
「杉浦君…。あなたこそ、何をやっているの?」
「彩加君!?何で君がこんな愚かな事を!?」
さすがに、杉浦先輩も、驚きを隠せない様子だった。
「お前のためだ!」
その言葉と共に、事前に連絡していた弦太郎先輩も姿を現す。
「何!?」
「杉浦、お前はスイッチの力で暴走してる」
「違う!僕は自分の正義を信じて行動している!何も間違ったことなどしていない!」
「だったら彼女を処罰してみろ。お前の行動が本当に正義なら、迷わず出来るはずだ。お前の好きな彼女を処刑してみろ!」
先輩に杖向ける杉浦だが…躊躇する。
「無理だ…!」
タウラスは杖を叩き折り、がっくりとヒザをつき変身を解除
ほっとする先輩達。
「杉浦先輩、少し気を張りすぎですよ」
「天馬君、僕は」
それと同時だった。
「この状況は、さすがに早すぎたな」
聞こえた声、それと共に、俺達が振り向くと、そこにはなんとヴァルゴ・ゾディアーツがいた。
「ヴァルゴっ」
「タウラス、最後のチャンスをやる。ホロスコープの幹部として、そいつらを倒せ」
そう、ヴァルゴ・ゾディアーツが、こちらに言う。
それに対して、杉浦先輩は戸惑う。
だが、すぐにスイッチを押す。
「杉浦っ」
「僕はもう、お前たちの仲間なんかじゃない!」
その叫びと共に杉浦先輩はヴァルゴに戦いを挑む。
だが、既に力の源である杖が無くなっていた為、その勝負は、明らかに不利であった。
「使命に失敗した幹部は、私がこの闇に送る!」
その言葉と共に、杉浦先輩が上に開いた空間に吸い込まれそうになった。
「やらせるかよ!!」
同時に俺は叫んだ。
その次の瞬間だった。
「えっ」「なに?」
それは、その場にいた俺達、全員が予想外の出来事だった。
杉浦先輩の変身は解除された。
同時に、変身に使っていたゾディアーツスイッチは、そのままどこかへと飛んだ。
それと同時に、俺から飛び出たのは、牡牛座、乙女座、山羊座の3つの力が、杉浦先輩から闇の空間から守った。
「これは一体」
「もしかしたら、あのデータの意味はっ!」
それと同時に、上空から来たのは超星神ガンシーサー。
ガンシーサーは、そのまま、杉浦先輩へと装着されていった。
「この姿は」
「賢吾、これは」
「おそらくはホロスコープスの素質を持つ者は、同時にグランセイザーの素質も持っていた。
正しき心が認められたら、グランセイザーの力は、貸してくれる」
「それって、つまりは、杉浦君も、同じ!」
「おぉ!」
それには、さすがに驚きを隠せなかった。
「この力が、どういう意味か分からない。
けど、今度こそ、学園の皆の為に戦う!!」
「・・・これは、本当に想定外だ、だが、もしかしたら」
その様子に、ヴァルゴ・ゾディアーツは、何か考えていた。
「2人共、俺達も負けてられないぞ!」
「あぁ、ここで、奴を倒す!!」
その言葉に合わせるように、俺達もまたヴァルゴ・ゾディアーツに戦いを挑む為に向かった。
橘さん、出ちゃいますか?
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出る
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出ない
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ナズェミテルンディス!!