翌日の出来事だった。
それが、俺に気づくのは、あまりにも遅かった。
学園で、ヴァルゴ・ゾディアーツの襲撃があった。
それは、同じクラスであった弦太郎先輩と朔他先輩がすぐに対応してくれたお陰で城島先輩は無事だった。
だけど、それだけではなかった。
なんと、俺以外のライダー部、全員が、ヴァルゴ・ゾディアーツの襲撃を受けた。
だからこそ、自分達の命の危機もあり、彼らはライダー部を去って行った。
「どうも、納得できない」
「天馬、あまり皆の事を悪く思うな」
「いえ、ライダー部の皆さんが去ったのは、俺は悪いとは思っていません。
実際に、危険な戦いで、自分の命もそうですけど、周りの誰かの為に逃げるのは、悪くないと思っています」
「だったら、なんで、納得出来ないんだ?」
「なんで、全員、無事だったんですか」
それに対して、いち早く気づいたのは歌星先輩だった。
「・・・確かに、よく考えたら、可笑しい」
「どういう事なんだよ?」
「ヴァルゴ・ゾディアーツと直接戦ったならば、分かるはずだ。
奴は、間違いなく、これまで戦ったゾディアーツの中でもかなりの強さだ」
聞いた話だけでも、瞬間移動に小型のブラックホール。
俺達4人が力を合わせて、ようやく互角に戦えた強敵だ。
なのに、今回の1件は、脅すだけで、実際にライダー部全員は怪我一つしていない。
「その辺は、どうなんですか、タチバナさん」
「ほぅ、ここまでの接近に気づいていたのか」
それと同時に、まるで俺達の話に合わせるように、タチバナさんが、その姿を現した。
「タチバナさん、えっ、なんでここに」
「まさか、こうして直で会うなんて」
先輩達が驚く最中、俺は、睨んでいた。
「グランセイザー、まさかすぐにここまで明らかにされるとはね」
「それはっ」
同時に歌星先輩もまた、俺を見て、気づく。
そこには、乙女座の紋章が浮かび上がっていた。
それを意味するのは。
「タチバナさんが、ヴァルゴ・ゾディアーツっ」
「はぁ、どうなっているだよ!」
「あなたが、ヴァルゴ・ゾディアーツならば、色々と納得出来る。
だからこそ、なんで、そこまで」
「昨日も言ったはずだ、既に最終段階に入ったと」
「それを阻止する為にと言いたいのか?野座間さんを消しておいて!」
「彼女はまだ生きていると言ったら」
そう言ったタチバナさんは、冷酷だった。
「これは君達に対する人質だ。
それを解放したければ、私の特訓を受ける事だ」
それと共に、タチバナさんは、ヴァルゴ・ゾディアーツへと変身する。
同時に、俺達はそのままどこかに飛ばされる。
「っ」
「さて、始めるとしようか」
それと共に、その手に壺を持っていた。
「君達には、この壺を破壊してみろ。
ただし、命懸けだぞ」
それと共に、俺達もまた、構える。
橘さん、出ちゃいますか?
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出る
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出ない
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ナズェミテルンディス!!